なんで絶滅危惧種をクローンで増やしちゃ駄目なの? [無断転載禁止]©2ch.net (79レス)
1-

16: 2016/02/11(木)07:24 ID:??? AAS
テロメアは寿命に関わっているという考え方がある。
これは1965年Hayflickがヒト正常細胞の分裂回数は有限であると発表したことに始まる。
DNAは細胞分裂ごとにその末端にあるテロメア配列を約50〜100bpずつ短くし、ヒトではその長さが5〜6kbpの長さになると分裂出来なくる。
出生時には12〜17kbpの長さ個体特有の長さを持っている。
このことからテロメアは命の回数券とも呼ばれる。

クローン羊のドリーの血液のテロメアは、正常の繁殖で生まれた同年齢の羊よりは約20%短かった。
クローン動物は一つの細胞の核から個体に発生した動物で、生まれた子は核を提供した動物と全く同じ遺伝子を持っている。
ドリーは6歳の成羊体細胞の核から生まれた。
即ち、6歳の体細胞はテロメアが短縮していて、それから生まれたドリーはテロメアが6年分短いのではと予測され、実際測定したら短かった。
命の回数券が同年齢の正常繁殖で生まれた羊より約20%短く、ドリーは1歳で、正常繁殖の6歳程度の長さだった。

その後の加齢に伴うテロメア短縮は正常繁殖と同じ割合であるため、羊の寿命は約15年だが、1996年生まれのドリーは2006年頃に寿命を迎えると思われていた。
2003年ドリーは回復不能な進行性の肺疾患のため6歳の寿命で安楽死した。
他にも高齢羊に特徴的な関節炎を発症するなどしていた。
1-
あと 63 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.592s*