[過去ログ] なぜ英仏は近代をリードする存在になれたのか (996レス)
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(1): 2020/07/11(土)18:19 ID:0(1/993) AAS
ヨーロッパには数多くの国がありますが、その中で近代化に成功したのは
英仏、ベネルクス三国、北欧諸国ぐらいで、南欧・中東欧は近代化に失敗してしまった
その原因について考察するスレです
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(2): 2020/07/11(土)18:41 ID:0(2/993) AAS
答えは梅棹忠夫の「文明の生態史観」を読んだらわかるよ
第一地域(西欧と日本)はユーラシアステップに住む遊牧民から遠く離れていたことから中世以降安定した国家を築きあげることが出来たからだよ
中世における封建制の確立はその後の近代社会におけるブルジョア層が生まれる土台となった
3: 2020/07/11(土)19:06 ID:0(3/993) AAS
ベルギーの産業革命は、中世からの経済先進地域だったことに加え、
ワロン地域で石炭が産出したことも大きいのかな
4: 2020/07/11(土)19:10 ID:0(4/993) AAS
米ソの宇宙開発競争みたいに
英仏がいい意味で競い会えたから
ではないの?
5: 2020/07/11(土)19:12 ID:0(5/993) AAS
アメリカも一国だけでは
あそこまで宇宙開発ができたと
思えないし。
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(2): 2020/07/11(土)19:24 ID:0(6/993) AAS
17世紀まで、イギリスはヨーロッパの外れにある小さな島国だった
国土が狭いのは地図を見ればわかるが、人口も少なかった
やがて“世界の工場”といわれるようになる片鱗はまるでなく、
後進的存在でしかなかった

ヨーロッパの人々は17世紀半ばの清教徒革命に始まる内乱を見て、
野蛮な国だと思っていたことだろう
スペインとハプスブルクが疑いなき大国であり、フランスがそれに迫り、
追い越そうとしていた

そのイギリスが1713年にスペイン継承戦争が終わったときには
欧州の大国のひとつになっていたのである
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(2): 2020/07/11(土)20:41 ID:0(7/993) AAS
>>2
ブルジョア層の出現は、産業革命の結果だろ。それ以前だと貴族層しか生まれない。

近代化の成功は一にも二にも産業革命の成功。
8: 2020/07/11(土)20:56 ID:0(8/993) AAS
>>7
都市部においてブルジョア層が生まれたのは中世初期で、それが力を持ち、発言力を高めた結果としてユグノー戦争がある
フランス革命はブルジョア層がその主体を勤めた

フランスにおける産業革命はそれよりずっと後、ナポレオン3世の頃の話となる
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(1): 2020/07/11(土)20:57 ID:0(9/993) AAS
なお、イタリアやドイツにおける都市貴族、フランスにおける法服貴族は、ブルジョワジーから生まれたもの
10: 2020/07/11(土)21:46 ID:0(10/993) AAS
>>6
イングランドは国土が狭いといっても、国土の大半が平坦な平原で、日本やニュージーランド・インドネシアのような他の島国とは異なる大陸的な地形

広大な牧場に羊を放牧し、羊毛の大生産国
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(1): 2020/07/11(土)21:51 ID:0(11/993) AAS
フランドル地方では、イギリスから海路で羊毛を輸入し、毛織物をライン川の水運でドイツ・フランスに輸出する加工貿易をやってきた

原料の産地だったイギリスが自ら毛織物の生産に乗り出したため、フランドルはやむなく、イギリスから毛織物を輸入してドイツ・フランスに輸出する中継貿易に転換した
12: 2020/07/11(土)22:07 ID:0(12/993) AAS
日本は中国大陸とは千キロ、朝鮮半島からでも2百キロ離れた、非常に孤立した島国

イギリスは大陸とはたいして離れておらず、津軽海峡よりちょっと広い程度
13: 2020/07/11(土)22:08 ID:0(13/993) AAS
18世紀のイギリスは典型的な成金国家って感じ

どんな高名な芸術家でも外国からよびよせられる経済力と、
他国の文化に対する癒しがたい劣等感…
14: 2020/07/11(土)22:17 ID:0(14/993) AAS
>>11
フランドル伯領は羊毛の原産地であるイングランドに近いだけでなく、
その土壌は染料植物の栽培に適しており、さらに仕上げの段階で余分な
染料を洗い流すための洗浄剤に適した酸性白土も豊富だった
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(1): 2020/07/11(土)22:41 ID:0(15/993) AAS
>>7
封建制によって貴族層が蓄財出来たというのが大きい
彼らがイングランドではヨーマンリーやジェントリーを、ドイツではユンカーを形成しそれが後にブルジョアジーに発展した
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(1): 2020/07/11(土)22:56 ID:0(16/993) AAS
>>9
中世イタリアの北部・中部では、商業はその支配階層にとって不名誉な、
軽蔑すべきものではなくなり、商業利害は、国家財政のために
犠牲にされることなく、国家権力によって保護された

しかし近世以降のイタリアは近代化レースから脱落してしまう
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(1): 2020/07/11(土)22:57 ID:0(17/993) AAS
>>15
ジェントリーは正式には貴族ではないし封建制度によって蓄財したわけではない
彼らは下級貴族のバロン(男爵)の下で実際に土地を支配した在地地主
強いて日本に例えるなら庄屋階層

ユンカーは在地下級貴族で裁判権まで有する独立性の高かった存在だが、彼らも封建制度末期には困窮し、在地地主として
生活できなくなり官僚や軍人となるようになった
ドイツの産業革命は主として政府と都市資本が主体となって発展し、ユンカーはこの流れから置いていかれた
18: 2020/07/11(土)22:59 ID:0(18/993) AAS
そもそも、封建制度により在地貴族層が蓄財って、どんな本読んでそんな結論に至っているんだ
近世の戦争やら紛争、治安の悪化要因は中下級貴族層の経済的困窮と、大諸侯の財政難にその原因があるというのに
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(3): 2020/07/11(土)23:32 ID:0(19/993) AAS
>>16
イタリア統一後の北イタリア経済・産業の急発展はもっと注目してもいいと個人的には思う
まあ、南イタリアの犠牲あっての話でもあるのだが
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(1): 2020/07/11(土)23:40 ID:0(20/993) AAS
>>17
その下級貴族というものが第二地域(ロシア、中東、インド、中国、朝鮮半島など)には存在しなかったんだよ
というのも第二地域の国々はユーラシアステップに住む遊牧民によって度々侵略され国家統一形成がままならず、仮に唐やオスマン帝国、ロシア帝国、ムガル帝国のような強大な帝国を築き上げたとしてもそれらは君主に著しい権力が集中するというような
専制君主国家にならざるを得ず、そういった下級貴族層(のちのブルジョアジーになる階層)が育つことがなく、政治的にも経済的にも発展することはなく、近現代を迎えた時には着々と力をつけてきた第一地域(西欧と日本)の国々の植民地になっていたということなんだよね
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