森山高志 被害者の会 (576レス)
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291: 2019/03/20(水)21:52 ID:pel0Np/A(68/80) AAS
教団と祭祀[編集]

●教団と戒律[編集]

上述のように、人間は一方においては物質でありながら、アダムとエバの子孫としては大量
の光の本質を有するという矛盾した存在である[12]。マニは、そうした中にあって、人間は「真
理の道」に従って智慧を得て現世の救済に当たらなければならない、そして自分自身におけ
る救済されるべき本質を理解して自らを救済しなければならないと説いた[12]。このような考
えに立って、マニは生存中に自ら教団を組織した[3]。

マニ教の教団組織は仏教のそれに倣ったと考えられる[3]。マニは、12人の教師、72人の司教、
360人の長老からなる後継者を、2群の信者に分け、それぞれ、守るべき戒律も異なるものとし
た[3][13]。

仏教における出家信者ないし僧侶に相当するのが義者(エレクトゥス electus, 「選ばれた者」)
であり、聖職者として「真実」「非殺生・非暴力」「貞潔」「菜食」「清貧」の五戒を守り、厳しい修
道に励むことを期待された[3][7][13]。肉食は心と言葉の清浄さを保つために禁止され、飲酒
も禁じられた[12]。また、殺生に関しては、動物を殺すことばかりではなく、植物の根を抜くこと
も禁じられた[12]。そして、メロン、キュウリなどの透き通った野菜やブドウなどの果物は光の
要素を多く含んでおり、聖職者はこれらをできるだけ多く食べ、光の要素を開放しなければな
らないとされた[12]。最終的に、これらはマニ教で行われる唯一の秘蹟と定められた[2]。

俗人よりなる聴問者(聴聞者、アウディトゥス auditus )は、比較的緩やかな生活を許され、十
戒を守ることを期待された[3][7]。十戒はユダヤ教の「十戒」(モーセの十戒)に似ており、俗人
の場合はそれほど強く戒律を守ることは求められていなかった[12]。聴問者は結婚して子をも
うけることが許され、生産活動に従事して聖職者たちを支えることが期待された[12]。聴問者た
ちも、いずれは「選ばれた者」になることが期待されていたものと考えられる[12]。

以上のように、マニ教の教団は、清浄で道徳的な生活を送り、また、そのことによって壮大な宇
宙の戦いに参画しているという意識に支えられていた[12]。

●儀式・祭祀[編集]

マニ教においては、白い衣服を身につけ、五感を抑制することが求められており、通常は一日
一食の菜食主義で週に1度は断食をおこなった[12]。洗礼の儀式もおこなわれたが、そこでは
水は用いられなかった[12]。また、1日に4回から7回の祈祷を捧げ、信者相互では告白の儀式
がなされた[12]。

後述するマニの殉教はベーマ(英語版)の祭祀となったが、これはマニ教最大の祝祭で、ベー
マ(ベマ)とはギリシア語で「座」を意味している[13]。ベーマの祭礼においては、誰も座ることの
できない椅子が用意される[13]。この祭礼は年末(春分のころ)に執り行われ、祭りの最中にマ
ニが「座」(椅子)の上に降臨すると信じられていた[12]。

ベーマの祝祭に先立つ1ヶ月間には断食が要求され、これがイスラームにおけるラマダーン月
の先駆となったと考えられている[3]。
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