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109
:
闇夜の鮟鱇★
2012/03/30(金)11:44 ID:???0
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>>102
http://blogs.yahoo.co.jp/nosolu2003/archive/2011/10/14
http://www1.kcn.ne.jp/~uehiro08/contents/parts/36.htm
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109: 闇夜の鮟鱇★ [] ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(6/6) それから第45回では、大伴坂上郎女の724番歌の解釈が気になりました。 朝髪の 思ひ乱れて かくばかり 汝姉(なね)が恋ふれそ 夢に見えける (朝、髪がくしゃくしゃになるように、 心がちぢに乱れて、あなたが私のことを思うから、 私の夢にまで、あなたが出てきましたよ。) この講師の解釈は、もう一つ明確ではありませんでしたが、 『こんなにもあなたを恋しがるから、 あなたが私の夢に出てきた』とか言っていたと思います。 ということは『母親の郎女が娘の大嬢を恋しく思った結果、 母親の夢に娘が出てきた』ということになりますね。 ネットでは両様の解釈があるようですが、 例えば、このサイトの解釈も講師と同じになっています。 万葉集 水彩画 http://blogs.yahoo.co.jp/nosolu2003/archive/2011/10/14 でも、実を言うと、夢についての考え方は、 現代人と古代人とでは正反対である分けですね。 つまり、現代人は『自分があの人のことを思うから、 あの人が自分の夢に出てくる』と考えますが、 古代的な発想では『あの人が自分のことを思うから、 あの人が自分の夢に出てくる』となる分けです。 言わば、一種のテレパシーみたいなもので、 『相手の念力のようなものが空中を伝わってきて、 自分の夢の中に現れる』と考える分けですね。 その意味で、古代人の発想は現代人とは逆になるわけです。 ですから、ここで朝髪の乱れる如くに思い乱れているのは、 母ではなく、娘の方であると解釈する必要があると思います。 それから第44回では、例の赤人の歌を改めて取り上げていましたね。 朝雲に 鶴は乱れ 夕霧に 河蝦はさわく http://www1.kcn.ne.jp/~uehiro08/contents/parts/36.htm その場合『かむなびやま』がどの山かハッキリしないとか言っていましたが、 私の考えでは、ここは天香具山とするのが順当であるような気がします。 何と言っても明日香を代表する神聖な山と言えば香具山ですし、この場合、 飛鳥川との地理的関係に、余り捕らわれる必要はないのではないでしょうか。 ところで、最後にもうひとつ、気になっていることがあります。 万葉歌人の名で、黒人・赤人・旅人などはそれなりに意味が分かりますが、 山上憶良の『おくら』とは一体、何を意味するんでしょうか。 『さくら』や『まくら』からの連想で言うなら、ここでも、 『おく』という動詞が名詞化したものと考える手はありますが、 それにしても、具体的に何を意味するのか皆目、分かりませんよね。 これは、和語としては既に廃れてしまった言葉の一つで、 本来は何か意味があったのかもしれませんね。 その点では、大伴家持の『やかもち』と言う読みも不審ですね。 『やもち』とか『かもち』、或いは『いえもち』ならまだ分かりますが、 どうして『やかもち』なんでしょうか。(^^;) 因みに、黒人に関しては >>102 で凡ミスをやらかしました。 そこでは、うっかり『武市黒人』と書きましたが、 『たけちのくろひと』の『たけち』は、 高市皇子と同様に『高市』とするのが正解でしたね。 ですから、正しくは『高市黒人』です。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/3729/1069922074/109
書き言葉の衝撃と万葉人の責任感 それから第回では大伴坂上郎女の番歌の解釈が気になりました 朝髪の 思ひ乱れて かくばかり 汝姉なねが恋ふれそ 夢に見えける 朝髪がくしゃくしゃになるように 心がちぢに乱れてあなたが私のことを思うから 私の夢にまであなたが出てきましたよ この講師の解釈はもう一つ明確ではありませんでしたが こんなにもあなたを恋しがるから あなたが私の夢に出てきたとか言っていたと思います ということは母親の郎女が娘の大嬢を恋しく思った結果 母親の夢に娘が出てきたということになりますね ネットでは両様の解釈があるようですが 例えばこのサイトの解釈も講師と同じになっています 万葉集 水彩画 でも実を言うと夢についての考え方は 現代人と古代人とでは正反対である分けですね つまり現代人は自分があの人のことを思うから あの人が自分の夢に出てくると考えますが 古代的な発想ではあの人が自分のことを思うから あの人が自分の夢に出てくるとなる分けです 言わば一種のテレパシーみたいなもので 相手の念力のようなものが空中を伝わってきて 自分の夢の中に現れると考える分けですね その意味で古代人の発想は現代人とは逆になるわけです ですからここで朝髪の乱れる如くに思い乱れているのは 母ではなく娘の方であると解釈する必要があると思います それから第回では例の赤人の歌を改めて取り上げていましたね 朝雲に 鶴は乱れ 夕霧に 河蝦はさわく その場合かむなびやまがどの山かハッキリしないとか言っていましたが 私の考えではここは天香具山とするのが順当であるような気がします 何と言っても明日香を代表する神聖な山と言えば香具山ですしこの場合 飛鳥川との地理的関係に余り捕らわれる必要はないのではないでしょうか ところで最後にもうひとつ気になっていることがあります 万葉歌人の名で黒人赤人旅人などはそれなりに意味が分かりますが 山上憶良のおくらとは一体何を意味するんでしょうか さくらやまくらからの連想で言うならここでも おくという動詞が名詞化したものと考える手はありますが それにしても具体的に何を意味するのか皆目分かりませんよね これは和語としては既に廃れてしまった言葉の一つで 本来は何か意味があったのかもしれませんね その点では大伴家持のやかもちと言う読みも不審ですね やもちとかかもち或いはいえもちならまだ分かりますが どうしてやかもちなんでしょうか 因みに黒人に関しては で凡ミスをやらかしました そこではうっかり武市黒人と書きましたが たけちのくろひとのたけちは 高市皇子と同様に高市とするのが正解でしたね ですから正しくは高市黒人です
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