☆男装少女 ６人目のメンバー☆ (213ﾚｽ)
上下前次1-新
1: いちご 2011/10/25(火)18:47 ID:ntiwte053067.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(1/26) AAS
どうも、いちごです！
これで２作目になります、と言っても
まだ１作目は終わっていませんが(^_^;)
本当は、受験生なのでこんなことをしている場合じゃありません・・
なかなか書けないと思いますが、優しい目で見てください。
194: いちご 2012/07/15(日)21:12 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(42/61) AAS
「ハァ…」
休憩時間、ことりはため息をついた。
ダンスが難しすぎる。ことり以外のメンバーは確実に上達していく中、
一人だけ置いて行かれていた。
そんなことりを見かねた楓が、ため息交じりで近寄ってくる。
省3
195: いちご 2012/07/15(日)21:15 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(43/61) AAS
ドキ、
「うん...ごめん。」
楓は、汗で濡れている髪と
暑さで頬が赤くなっていることりを見て、心臓が高鳴った。
動揺を隠せない楓は、ばっと視線を逸らした。
省8
196: いちご 2012/07/15(日)21:23 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(44/61) AAS
「遅れてすいません。」
刹那、郁美が姿を現した。
「郁美、お前おせーって。」
お前がいないと全く練習になんねえ、と南は言う。
省5
197: いちご 2012/07/15(日)21:25 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(45/61) AAS
「陽…お前大丈夫か？」
「え？」
そんなことりを見た郁美が気づき、彼女に近寄る。
「顔色悪いぞ。」
「だ、大丈夫だよ。」
省6
198: いちご 2012/07/18(水)17:42 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(46/61) AAS
「森山。」
七瀬が低い声音で彼の名を呼んだ。
「今日は帰りなさい。」
「え、」
ことりは驚いて顔をあげた。
省12
199: いちご 2012/07/18(水)17:54 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(47/61) AAS
「...奥村ー。」
そんなことりを見かねてか、
七瀬は練習している楓に声をかけた。
「はい。」
省14
200: いちご 2012/07/18(水)18:01 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(48/61) AAS
゜.:。£+゜仲間゜£+゜.:。
「陽君。」
楓の視線が突き刺さる。ことりは焦った。
自分のせいで、たったの二日間しかない新曲のレッスンを最後まで
受けることができなかったのだ。
省4
201: いちご 2012/07/18(水)18:03 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(49/61) AAS
ことりの家の方向とは、別の方へ向けて歩き出す彼をみて
不思議に思った。どこかに行くのだろうか。
「ねえ、楓」
「何。」
「どこいくの？」
省6
202: いちご 2012/07/20(金)21:18 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(50/61) AAS
「楓の家に行ってもいいの？」
「仕方ないでしょ。場所がないんだから」
ことりは息を飲んだ。
男の子の家には行ったことがない。
いくらダンスレッスンのためと言えど、
省1
203: いちご 2012/07/20(金)21:20 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(51/61) AAS
―――
―――――…
「ここだよ」
「でっか...。」
省5
204: いちご 2012/07/20(金)21:21 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(52/61) AAS
お邪魔します、と告げて中に入る。
「お兄ちゃんお帰りー」
「ただいま」
妹の彩乃の声が聞こえて、思わず肩をビクつかせた。
省8
205: いちご 2012/07/21(土)12:07 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(53/61) AAS
とある部屋の前で立ち止る。
楓はそこに入る。ことりも続いて入り、中を見て目を見開いた。
「うわあ...」
「ここ、ダンスレッスン用の部屋」
省12
206: いちご 2012/07/21(土)12:17 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(54/61) AAS
ことりは楓の隣に立ち、始まるのを待つ。
足元がふらふらするが、休んでいる暇はない。
眠気と怠さと疲労が一気にことりに襲い掛かる。
「っ、」
唇を噛みしめて、なんとか堪えた。
省3
207: いちご 2012/07/21(土)12:29 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(55/61) AAS
「や、る、気、あ、ん、の？」
むぎゅう、とことりの両頬を引っ張る。
「いひゃい.…」
「いい加減にしてよね。
足手まとい、役立たず。時間は限られてんだよ、
省6
208: いちご 2012/07/21(土)12:33 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(56/61) AAS
「―――陽君は、僕の憧れなんだから」
「え？」
ぽつりとつぶやかれた言葉は、
ことりに届くことはなかった。
209: いちご 2012/07/27(金)19:20 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(57/61) AAS
それから２時間、心を入れ替えたからか、
ことりは急激に成長していた。
なんとか楓のダンスについていけるようにまでなる。
曲が終わった瞬間、ことりはその場に座り込んだ。
省6
210: いちご 2012/07/27(金)19:28 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(58/61) AAS
「よ、陽くん…」
何処か焦点があわない瞳をしていた。
楓は彼女の視線に合わせてしゃがみこみ、額に手を触れた。
「――ッ熱」
省8
211: いちご 2012/07/28(土)13:32 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(59/61) AAS
苦しそうな呼吸を繰り返している。
これにはさすがにヤバイと感じた楓が、慌てる。
とりあえず、ここから一番近いリビングのソファーに寝かそうと思い
ことりの体を横抱きにして持ち上げた。
男を横抱きにするなんて、と内心思ったが文句は言ってられない。
省2
212: いちご 2012/07/29(日)11:56 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(60/61) AAS
「彩乃！」
「どうしたのお兄ちゃんって、陽君！？」
リビングに入ってきた、楓に抱えられていることりを見て
彩乃は声をあげた。
「熱があるみたいなんだけど」
省2
213: いちご 2012/08/03(金)12:41 ID:ntiwte023008.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp(61/61) AAS
「…お兄ちゃんは陽君の洋服着替えさせてあげてて！
汗でべたべただから余計に風邪が悪化しちゃう！」
「う、うん」
「あたしは冷えピタと風邪薬とってくるから後はよろしくね！」
テキパキと動いている彩乃を見て、
省3
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