係争の異能力者(アビリター) (283レス)
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1: ライナー 2011/05/06(金)23:48 ID:222-151-086-008.jp.fiberbit.net(1/20) AAS
今回は名前を変えて新たな気持ちで投稿させて貰います。
今までは勉強不足であまり良い作品にならなかったので、これからの作品に力を入れていきたいと思います。

〜注意事項〜
・題名の通り異能力が出てくるファンタジーものです。こういうのが苦手な方はお勧めしません。
・少々グロテスク表現があります。最小限に控えますが、不快に感じられたらすみません。
・本作は人の作品を真似るような事はしておりません。もし似ていて、盗作されたと感じられたら、行って貰えればそれ以降なるべく離れた設定で進めさせて頂きます。
・本作を真似るのも止めていただきたいです。
・チェーンメール、アスキーアート等をやるのは一切控えて下さい。
・気をつけますが、誤字脱字等の可能性がありますのでご了承下さい。
・まだまだ未熟な部分がある駄作なので温かい目で見守って貰えると光栄です。
省1
264: ライナー 2012/01/01(日)17:13 ID:as02-ppp5.osaka.sannet.ne.jp(1) AAS
 34、神速=双子=再会

 啓助と麻衣は早朝の大通りを歩いていた。
 車も少なく、人も少なく、涼しい風が吹いて爽やかな気分になる―――のは、麻衣だけだった。
 先日、引っ手繰り事件の時にあった啓助火達磨事件(大したものではなかったが)では、消火のために起こしてもらった風であちこちに飛ばされ、啓助の全身にはかなりの痛みと筋肉痛が残っていたのだ。更には、泊まりにいった古ぼけた旅館で麻衣に食事の大半を食われるは、昨夜にタイミング悪く異獣が襲ってくるなど、諸々あって眠れないのも同様だった。
「ふ、不幸だー!!」
 叫びと共に、電柱に泊まっていた小鳥が、驚いて飛び立つ。
「おー、異獣じゃない鳥だー! いい事あるかも〜」
 麻衣は、そんな啓助の気も知らず、隣でハミングした。
 ちなみに、現在では異獣以外の動物は珍しく、過去より動物保護がだいぶ強化されたとか。簡単に言うとすれば、食物連鎖のピラミッドに異獣を置くという事だ。要するに、植物→草食動物→肉食動物→異獣となる。
 幸せそうな麻衣を横目で見つめながら、啓助は大きく溜め息を吐いた。
省34
265: 竜野翔太◆sz6.BeWto2 2012/01/03(火)23:39 ID:p4147-ipbfp1503osakakita.osaka.ocn.ne.jp(2/3) AAS
コメント失礼します!

メイドさんのあの性格はどうにもならんのですねw
ツジケ……。今度から僕も使おうかな((

さてさて、ちょっとだけ出てた白闇ちゃんと黒明君が登場か。
啓助く……ツジケとスーパーマイタンはどうなることやらw

続きも頑張ってください^^ノ
266: ライナー 2012/01/03(火)23:49 ID:222-151-086-012.jp.fiberbit.net(7/14) AAS
 モノクロコートを纏った双子は、何やら先の見えない会話を繰り広げている。双子だけあって、会話もそこそこ伝わりやすいのだろうか。
 何か自分達が忘れられている空気になりながら、啓助は無言で2人を見据えた。何故かというと、先攻対後攻では、大体、後攻の方が勝率が高いと何かの本で読んだ事があるからだ。中途半端で、それでいて弱い奴のレッテルを自分で背負っていると、こういった状態が生まれる事がある。
 そんなこんなで、麻衣を向こうで勝手にやらせておきながら、啓助は時を待つ。
 と言うか、麻衣が向こう側で遊び、2人の相手が喧嘩を始めてしまっては、もう戦闘するような展開を踏めるのだろうか、啓助はそう思った。
「……〜〜!!」
 双子の言い合いが終わり、やっと一段落したのかと思うと、今度は睨めっこが始まった。恐らく、互いに言い合う内容が無くなり、根拠のない威嚇合戦でも始まったのだろう。
 啓助は、自分がどうしたらいいのか分からなくなり、とりあえずその場でジッとしてみる。
「ツジケ〜、あの2人何してんの〜? ネバーランド式の睨めっこかな〜!」
 麻衣はクルクルと回り、歌うような口調で啓助に訊いた。
 そんな麻衣に、啓助は、
省39
267: ライナー 2012/01/04(水)00:04 ID:222-151-086-012.jp.fiberbit.net(8/14) AAS
竜野翔太さん≫
コメント有り難う御座います!!

そうですね、麻衣ちゃんは口癖がミーハーですねw
さらに超天然ですねw
でも僕は、こういう女性キャラがドストライクでs((殴

啓助のあだ名は最初、「けーくん」と迷いました。しかし、苗字もそこそこ意識を持って貰いたいなと言う親心ですw 麗華さんしか苗字で呼ばないですし……(アレ? だったら「つーくん」でも良かったような……)
コイツら、白闇ちゃんと黒明君はかなり手強いです。そして、たった一回だけの啓助と奴との合体技が見れるかもしれないです((
そして、早速展開ですが、麻衣ちゃんは来待の相手に(汗)

ハイ、頑張りますので、これからも宜しくお願いいたします!!
ではではwww
268: ライナー 2012/01/07(土)22:46 ID:222-151-086-019.jp.fiberbit.net(11/12) AAS
 この関西弁を聞くのは久々だった。と言っても、良い思い出があるわけではない。ユニオンに潜り込み、チームメンバーを騙すどころかメンバーの1人「城嶋 煉(じょうじま れん)」を殺した少年なのだ。
「熱也……お前……」
 啓助は、これ以上言葉が出なかった。こんな微妙な関係の人間にどう接すればいいのか、分かるはずもなかった。
「お互いお知り合いだしサー」
「どうせ来ちゃったんだからサー」
 双子は、1人の人間が喋るように軽やかに声を繋ぎ言った。
「「君達で組んで、僕(私)らと戦わない?」」
 その言葉は、恐怖に満ちていた。
「ゲーム感覚で戦闘語ってんじゃねーよ! 絶対にぶっ倒す!!」
 剣の柄を握り締め、気迫のある声で啓助は叫ぶ。
省50
269: ライナー 2012/01/08(日)00:48 ID:222-151-086-019.jp.fiberbit.net(12/12) AAS
35、機械は奇怪

 鈍い金属音が、鳴っては消え消えては鳴りの連続だった。
 扇と鉄腕のぶつかり合い。金属音が鳴り響く度に、両者は相手を探るような目をしていた。両者がしているため、それは互いに露顕(ろけん)されていた。
「貴女のデータは、以前雇ったときに調査済みデス。神宮寺麻衣、貴女に勝ち目はありまセン」
 機械が半分体を支配してるからか、来待は妙にトーンの高い男声を発する。
「それじゃー何で打ち合いの時に目をギュってしてるのー?」
 麻衣の口調は、啓助のように来待を苛つかせることはなかったが、調べている訳は持っている武器だろう。雇う前は炎を繰り出す箒、ファイアブロームを持っていたのだから。
「{白青光(ムーンライト)}」
 返事が攻撃で返ってくる。
 来待の左手が青白く光り、槍のように鋭く尖って麻衣を襲った。
省34
270: ライナー 2012/01/08(日)14:45 ID:222-151-086-012.jp.fiberbit.net(9/14) AAS
 気が付けば、そこら中に球体のロボット『リモートユニット』が中を浮いている。
 この時点で多対一、麻衣は圧倒的に不利な状況に立たされた。だが、麻衣の余裕の表情は消えていない。それが持ち前の性格ならなのか、絶対的に勝利を収める自身があるからなのか。来待には知る由もなかった。
 麻衣は機械に力負けして、その反動で後方へと飛ばされる。いや、むしろ麻衣が身を引くために取った行動に見えた。
 飛び退いて麻衣はある程度の距離を取るものの、すぐさま『リモートユニット』が麻衣の懐まで迫る。
 タイマーのような電子音が響き、直線上にレーザーが放たれた。
「ハウッ!」
 瀑声の如きレーザー音が麻衣の身を貫く。防弾に一等優れたスペクトラでも、レーザーは守り切れなかったらしく、白い煙を上げながら麻衣はさらに後方へ飛んだ。
 その間に来待は立ち上がり、地面を蹴り素早く麻衣に接近する。
「実力は少しは上がったようデスが、数が多ければ話にならないデショウ」
 来待の左手が青白く、右手が赤白く光を帯びていった。来待の様子からして、止めと言ったところだろう。
省42
271: ライナー 2012/01/08(日)15:05 ID:222-151-086-012.jp.fiberbit.net(10/14) AAS
 〜 作 者 通 信 〜
最近は更新率が高まっております、作者通信です(笑)
さて、麻衣さんが敵を倒したところで、次は熱也と啓助がタッグを組んで戦うのですが、もうだいぶラストのラストまで近付きました^^;ヤレヤレですね(汗)
そして、もうすぐ麗華さんの過去が登場しちゃいます。
お嬢様が何故その生活を抜け出したか、自分なりに描写を頑張りたいところです。
そして、キルブラックの次も手強い敵さんが……!!

ではではwww お楽しみに(してくれたら有り難いです;;)
272: ライナー 2012/01/08(日)17:13 ID:222-151-086-012.jp.fiberbit.net(11/14) AAS
 36、炎の両足 氷の両手

「明るい未来のために戦うなんてさー」
「僕達が悪いみたいじゃん」
 1人が喋るタイミングで、双子は言う。
「やってる事は、悪い事に違いねえだろ」
 言いながら、啓助は剣を構えた。
「んじゃ、一つ教えとこうか」
 白闇が懐から白い綱を取り出す。
「キルブラックなんて、ダサイ名前使ってるけど」
 黒明は、掴んでいた黒い綱を肩に担いだ。そして、二人は言った。
省44
273: 竜野翔太◆sz6.BeWto2 2012/01/08(日)18:09 ID:p4147-ipbfp1503osakakita.osaka.ocn.ne.jp(3/3) AAS
コメントさせてもらいますね^^

スーパーマイタン勝ちましたねw
しかしチョコバニラミックスとは何と贅沢な……。僕ならチョコにしまs((
そして来待さんがログアウt((
啓助&熱也VS白闇&黒明の戦いもいよいよ始まりましたねw
麗華の過去も楽しみにしております!
まあ最近では白闇ちゃんも気に入ってきたr(( いや、ロリコンではないです((

続きも頑張ってくださいね^^
274: ライナー 2012/01/09(月)13:27 ID:222-151-086-021.jp.fiberbit.net(2/3) AAS
コメントありがとうございます!

僕はチョコもバニラも好きですが、いつか食べた巨峰アイスが忘れられません(笑)
と言っても、僕もチョコ派ですが(巨峰アイスはいろんな意味で味薄かったですw)
今回は完全的なログアウトですね、来待さん。永遠の休暇をあげm((蹴

結構ダブルスは書きづらくて苦戦しております^^;
でも、何とか頑張りますw

麗華さんは自分でも話作りに苦労しました。ストーリーの資料はあまり使いませんでしたが^^;
白闇ちゃん、結構雑なような気がしたのですが、そう言って貰えると有り難いです!

ありがとうございます! 頑張らせていただきます!
275: ライナー 2012/01/09(月)16:21 ID:222-151-086-021.jp.fiberbit.net(3/3) AAS
「なーにぃ? そんなに驚いた? 私のこの紐『闇丁紐(あんちょうひも)』って言うの。アビリティの吸収及び放出が可能な訳。ちなみに黒明も『明丁紐(めいちょうひも)』って言う効果の同じ物を持ってるわ。ネーミングが違うだけだけどね」
 アビリティの出し入れが自在と言うことは、先程消された氷も必要な場面で放出されると言うことだろう。こうなると、【マッスル】や【ファスト】のような、人間の力を向上させるアビリティの方が有利と言うことだ。
 にしても、白闇は先程から余裕に満ち溢れ過ぎている。啓助の方を眼中にないと思っているのか、それ以前に遊び道具のような存在でしかないのか。
「なら、これならどうだ! {凍突冷波(とうとつりょうは)}!!」
 啓助は、剣の切っ先を前に向け、刀身を通じて冷気を放った。その冷気は、剣その物を延長したかのように白闇の方へ伸びる。
「だから効かないって」
 白闇は綱サイズの紐を撓らせ、タイミング良く冷気へと重ねた。
 紐と冷気が触れ合うと、吸い込まれるように『闇丁紐(あんちょうひも)』へ消えていく。
「ホラね。……!」
 瞬間、白闇は思わず息を呑む。啓助が倒立前転をしながら接近してきたのだ。
省36
276: ライナー 2012/01/14(土)12:00 ID:222-151-086-012.jp.fiberbit.net(12/14) AAS
 二人の体力は限界に達していた。相手が悪すぎるのだ。アビリティを吸収できてしまうなんて、あまりにも分が悪すぎる。
 啓助は、焼けただれた体を必死に動かしながら、熱也の方へと向かう。
「おい、大丈夫か……!」
 掠れた声が、熱也の身体を起こさせた。だが、傷だらけの体は、今にも倒れそうなくらいの雰囲気を出している。
「大丈夫や。こんなん、根性でどうにでもなるで」
 熱也はそう言うものの、声からしてやはり辛そうだった。
 そんな状況を余所に、白闇と黒明は余裕そうにこちらを見つめている。まるで、虫のようにすぐさま殺せると言っているかのように。
「クッ……!」
 啓助は、悔し紛れに拳を地面に叩き付ける。もう、打開策は無いのか。
 相手の武器は、アビリティ吸収可能な紐。こちらの攻撃パターンで許せる範囲は、啓助がアビリティを使用せずに剣で物理攻撃を繰り出すこと。そして、もう一つは熱也のアビリティ【ファスト】を使用した物理攻撃。どちらにせよ、物理攻撃でなければ効果がない。
省46
277: ライナー 2012/01/14(土)14:19 ID:222-151-086-012.jp.fiberbit.net(13/14) AAS
 〜お知らせ〜

いつも、本作「係争の異能力者(アビリター)」をご愛読の皆様、ありがとうございます。
二作目となった「赤瞳の不良」ですが、行き詰まってしまい、終了することとなりました。
この失敗を反省し、ノート一冊分のアイディアをまとめるまで新作は投稿しないよう心がけます。また、二作目をご愛読くださった皆様には本当に申し訳ありませんでした。
このような責任感の欠片もな自分でありますが、新作が出来た時には、読んで下さりますようお願い申し上げます。
278: 月峰 夜凪◆XkPVI3useA 2012/01/15(日)11:26 ID:softbank221085012009.bbtec.net(1) AAS
コメントさせて貰いますね。私の小説にコメントして貰ってたのに遅くなってしまい、申し訳ないです;

まず最初に、戦闘の場面がスピード感があって面白かったし、読みやすかったです!
最近戦闘描写が上手い人が沢山いて焦り気味です((

読み始めたばかりのころは、いわゆる乃恵琉くん推しだったのですが、過去編の影響で洋(ヒロシの方も)好きになりました!(勿論乃恵琉くん今でも好きですよ!w
以前にアドバイスを頂きましたが、やっぱりギャップがあるキャラって魅力的ですね^^
ちなみに女性陣だったらマイマイこと麻衣ちゃんが特に好きです!戦うメイドさんってかっこいい←

それにしても、最後の白闇ちゃんと黒明くんの言葉が印象的ですね!二人も好きなのですがやっぱりログアウトしちゃうのかn((

それではこの辺りでノ 続き楽しみにしてます^^
279: ライナー 2012/01/15(日)14:20 ID:222-151-086-008.jp.fiberbit.net(18/20) AAS
月峰 夜凪さん≫
コメントありがとうございます!! いえいえ、コメントいただけるだけで嬉しいですし、だいぶ長編なので読むのに時間が掛かりますよね^^;

戦闘シーンは、あまり諄過ぎてはいけないと思ったので、何度も読み直して自分なりに読みやすくしたつもりでした。ですので、面白いと言って貰えるのは本当に嬉しいです(涙)
僕もまだまだ半人前なので、上手いかどうか分かりませんが、戦闘描写も文章の一部。自分の納得のいくものが出来れば、それで良いと自分は考えたりしています(笑)

乃恵琉と洋ですか!? 僕もそのお二方は気に入っています^^
僕は、ギャップに関しては修行中でありますが、分かって頂けて嬉しいです!

双子さんですか。やはり、敵なのでどうしてもログアウトg((

ありがとうございました! 期待に添えるよう頑張っていきます!
280: ライナー 2012/01/15(日)17:00 ID:222-151-086-008.jp.fiberbit.net(19/20) AAS
 37、一難去ってまた一難

 熱也は、土煙の残る地面に颯爽と着地する。
「おい、辻ー! 大丈夫かー!」
 霧雲のように掛かった土煙に、当てずっぽうに声を上げた。
 すると、その土煙からは影が映し出され、啓助が姿を現す。
「大丈夫なわけねーだろ! コッチは体張って攻撃してんだ、死ぬかと思ったぜ……」
 辺りはゆっくりと土煙が消え、俯せになって倒れた白闇と黒明が現れる。
「クッ……!! 私達が」
「ま、負けるなんて……!」
 双子は、掠れた声を出しながら、息ピッタリで地面に拳を叩き付けていた。
省36
281: ライナー 2012/01/21(土)14:47 ID:222-151-086-008.jp.fiberbit.net(20/20) AAS
 やけに静まった大通りは、腕時計の秒針の音さえも大きく表現する沈黙だった。
 まるで、水中のような沈黙。
 暫くして、捜索から熱也が戻ってきた。何処まで走っていったのか、少し息が荒い様子だ。
 そして、戻ってきた後の答えはやはり―――
「居らんかった」
 まあ、そうだろうとしか返しようがない答えだった。だが、啓助は何か考えるように間を置いて、そうか、と静かに言う。自分の想定が少し外れたような言い方だ。
 その言葉の後に、熱也は付け足すように言葉を続けた。
「と言っても、直径1キロメートル位を隅々調べたんやけどな」
 確かに街一つと比べたら、直径1キロメートルは小さい範囲内かもしれない。しかし、熱也の捜索時間は約25分。隅々まで調べると言ったら充分過ぎるほどの時間だ。
「ああ、それもう一つ。道路に車が投げ出されるようにあったんやけど、やっぱ人が移動したって言うより消えたっちゅうのが本命らしいな」
省28
282: ライナー 2012/01/29(日)14:48 ID:222-151-086-012.jp.fiberbit.net(14/14) AAS
「いやー、白闇様と黒明様の技は凄いね」
 声が聞こえると同時に、啓助はカーブミラーの死角に寄り、耳を澄ませる。
「そうだなー。この周囲の人間を全て異空間に収納とか……俺らには意味不明だよ」
 やはり〈キルブラック〉の者の話らしい。それに、白闇と黒明がまだ動ける状態であったのが、啓助には酷く驚きを呼び起こした。
「ボスが異空間から人々を助け出すような演技をやって、今の時代に必要なアビリターをここに示す。そう言ったことで、会社を引き立てトップクラスの営業会社を作り出す。凄すぎて俺らには判断が付かないな」
 黒装束の話を頭の中で整理しながら、啓助はあの言葉を思い出す。

「「タダの会社だし」」

 白闇と黒明、あの双子が言った言葉だ。どうやら偽りではなかったらしい。
 しかし、会社と言うからには今までも敵も雇われた人間が多数を占めるだろう。すると、〈キルブラック〉のボス堂本はたった一つの会社を引き立てるためだけに、多くの人間を巻き込んでいる。そうだとしたら、一刻も早く堂本を止めなくてはならない。
「〈キルブラック〉の下っ端にしては随分オシャレ脱線した格好してるじゃない」
省32
283: 2012/02/19(日)16:33 ID:zaqdb739e54.zaq.ne.jp(1) AAS
コメしますねノシ

全体の4分の一を読み終わりました!!

いや〜ライナーさんの小説はハンパないですよね(*^_^*)

私の小説とは桁違いな上手さです!!

最終回まで読みますから、辞めないでくださいよ!!
省1
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スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.309s*