【遅れて来た】ここだけ魔術のある世界 置きレス進行スレ【本運用】 (257レス)
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230
(3): 2018/07/11(水)14:29 ID:ME/CueHs(8/13) AAS
消化液が『肉塊』の『穴』から迸る。
おびただしい量の噴出ではあったが、二人は横方向に回避することで直撃から免れた。
液体に浸された道、土、石、そして草が、刺激臭のある煙をブスブスと放ちながら急速に溶かされてゆく。
これを人間が浴びれば、衣服もろとも肉を焼かれるはめになるだろう。

エミヤは、干将・莫耶の投影を試みる。
それは問題なく成功したが、やはり余剰の剣が次々と生み出されてゆく。
初めてナイフを投影した時よりも、新たな剣の出現が速い。『肉塊』に接近しているためか、あるいはこの力の影響を受け続けているためか。
個々の投影による魔力消費が少ないため大きな問題ではないが、長く放置すれば魔力を失ってゆくことになるだろう。

新たに現れる干将・莫耶の形はやや歪で、それぞれ大きさや形状がどこかおかしい。
それは徐々にではあるが深刻化しており、おそらくその特性や能力も、本来のものとは異なってゆくことだろう。
省15
231
(1): エミヤ 2018/07/11(水)22:07 ID:??? AAS
>>229
「こっちは気にするな! まだ大丈夫だ!」

決して浅くない傷を受けつつも、それを感じさせない動きで肉塊との距離を取る様が見えるだろう。
また、エミヤの周辺には干将と莫耶が幾つも生み出されていくが、彼はそれを消滅させる事をしていない。
歪なそれらを用いて、反撃を仕掛けるつもりなのだろうか。

>>230
(下手に近づくとアレに直撃しかねない、となると接近攻撃は得策じゃない。
 ――なら勝手に出てくるコイツ等が使えるかどうか、試してみるか)

刹那の思案の末、投影した干将と莫耶を肉塊へと一直線に投擲。
間を置かず、続けて干将・莫耶が備える能力を発動させる。
省5
232
(1): 怪異 2018/07/12(木)01:04 ID:??? AAS
>>230-231
「血はどこだ……?それに干物の下半身も」

消化液の観察をしていたら思わぬ疑問が湧いた。
咄嗟に自分の身体を確認し、辺りも確認する。
下半身は消化液に溶かされたのだろうか。

エミヤも路地へと入ってきたようだ。
唯一の避難場所ということであれば、今は同じ路地にいるだろうか?
そうであればエミヤの傷の具合も確認する。
風音は遮蔽物があれば防げるだろうが、厄介な攻撃には変わりない。
遠近の攻撃手段を擁しているあれは一体どうやって生まれたのだろう。
237
(2): 2018/07/21(土)22:32 ID:ME/CueHs(10/13) AAS
>>234-236
大百足とエミヤは、異なる速度で路地を飛び出した。
それに数秒遅れ、風の刃が壁面に多少の破損を作り出す。
飛んだ軌道は前回と同様のものであり、特段差異は見られなかった。

               『ビッ』
           『ビッ』
                  『ビッ』
              『ビッ』

再び、風の音。
予想が的中したのだろうか、それらは全て大百足に狙いを定めていた。
省7
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