【遅れて来た】ここだけ魔術のある世界 置きレス進行スレ【本運用】 (257レス)
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215: 【邪竜グォルズルグ】 2018/06/08(金)18:08 ID:ME/CueHs(2/13) AAS
竜殺しの剣は邪竜の背中に浅からぬ傷を生み出しており、それを衝撃音波がズタズタに破壊している。
大口径の弾丸は、開いたその傷口を穿っていた。
ゆえに弾丸は、邪竜の体内奥深くにあった。

―――――弾丸が炸裂する。

固有結界は、ほぼ心臓部に近い位置より展開された。
空間干渉能力はすでに失われており、他者の世界を拒絶することは叶わなかった。

剣が具現化してゆく。
それらは初め、炎と闇によって破壊されていった。
しかし、増加してゆく剣が徐々に圧倒し、やがて邪竜の肉体を貫き始めた。
肉、骨、皮、そして臓物――――――ありとあらゆる身体器官が、その内奥より蹂躙される。
省14
216
(1): 【邪竜グォルズルグ】 2018/06/08(金)18:08 ID:ME/CueHs(3/13) AAS
失われていく己の命を感じながら、邪竜は零姫を迎え撃つ!

邪竜の検知能は高度である。
視力は失われ、鬼術によって認識が阻害され、高山病によって齎された酸欠が意識に靄をかけている。
しかし強大な神話存在が殺意を剥き出しにして迫り来るのであれば、それを察知することはまだできる!

零姫の位置はおぼろげにしか掴めないが、土壁の反射を利用したために彼女の軌道は直線的。
ゆえに土壁の方向に炎を撃てば、必ずや零姫に命中するだろう。

最早邪竜の体内には火も闇も残っていない。
だが零姫の反転前に発射準備を始めていた一発の炎だけは、いまだ口内で燃え続けていた。
それは絞りカスになるまで邪竜の生命を奪い取った強力な炎であり、死の概念もまた極度に強化されている!

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」
省2
217
(1): レノ 2018/06/08(金)19:09 ID:??? AAS
>>210
レノは邪竜へと一直線に跳ぶ零姫に、一瞬無言で微笑み返した。
その微笑みの意味は"Good Luck"。
レノなりに尽くせるだけ力を尽くし、また、名もなき戦士達も同様だろう。持てる全てを零姫に託し、後は純粋に邪竜と零姫、一対一の戦い。
闘いの行方に幸あれ。力を尽くした戦士・僧侶の無事は、自分が保証しよう。

>>212
「サンキューなっ、後はゆっくりしてくれ。地元のヒーローさん達」

いい加減、魔力切れにより土壁を土壁たらしめる"土"がひび割れ、中のエネルギーそのものが露出する。
これ以上、土壁を同規模のまま維持し続けるのは不可能。壁は少しずつ力を失って行く。
しかし、邪竜の力が尽きるその時まで、自らの貯蔵(タンク)がゼロになるその時まで、壁に向かって魔力を送り続ける。
218
(1): ウルスラ/ハーミア(0)/零姫 2018/06/09(土)19:15 ID:??? AAS
>>216
零姫
「妾の炎を耐えたことに敬意を表してやろう、竜よ!」

空中で黒い炎に転じる。
先ほど発動しかけていた闇色の、漆黒の炎に包まれた鬼へと変じる。

零姫
「臨界・・・・・無間地獄!妾は百鬼の終焉に立つ者ぞ!」

『恐怖』そのものとなり、その身の丈の数十倍と錯覚するほどの強烈な殺気を放ち突撃する。
もはや周囲への配慮はほぼ無い。
その異様な殺気を振りまく姿は直視すれば戦えぬ弱い者はそれだけで死を迎え、
省11
219
(5): 【邪竜グォルズルグ】 2018/06/09(土)22:32 ID:ME/CueHs(4/13) AAS
漆黒の炎が、紅蓮の炎を貫いた。

零姫の両毒爪が、邪竜の喉元を切り裂く。

火も闇も底を尽きた邪竜の傷口からは、ただ血だけが迸る。

『……………そうか』

巨体が大きな音を立てて倒れる。
省3
220
(1): アーチャー 2018/06/09(土)23:48 ID:??? AAS
>>219
「……終わったか。
 竜だけでも手に余ると言うのに鬼まで出てくるとは。今回は味方だったのが幸いしたな」

邪竜の最期を見届けると、ふう、と大きく息を吐いた。
戦闘の邪魔にならないようにとかき上げていた髪型が崩れ、すっかり下ろした状態になってしまっている。
尤も、アーチャー自身はそれに気づいていないようだ。

「全員無事――という訳では無いが、これだけの規模の戦闘と踏まえれば、よく生き残ったものだ」
221
(1): ニキータ 2018/06/10(日)20:53 ID:??? AAS
>>219
「終わったのか?」
「ああくそ、もう限界だ…」
仰向けにぶっ倒れて、空を仰ぐ。
222: 名もなき戦士 2018/06/10(日)20:53 ID:??? AAS
>>217-219
地方領主たちは零姫を見て気絶していたが、
全員勝利したことに笑みを浮かべていた。
223: レノ 2018/06/10(日)23:13 ID:??? AAS
>>219
自身や巫女、戦士、僧侶たちを守っていた土壁が、
静かに崩れ、元の地面に戻っていく。
レノが魔術の行使をやめた事を意味する。

「う…………」

激しい目眩と脱力感に、いくら気を強く持っていても
レノの意思とは無関係に膝が崩れ落ちる。

「やったのか……」
224
(1): ウルスラ/ハーミア(3)/零姫 2018/06/11(月)20:03 ID:??? AAS
>>219
ハーミア
「道を違えた旧き友よ、汝の眠りに祝福を。」

大地に突き立てた剣の柄に額を当て、八竜神の流儀で弔いの言葉を投げかける。

ハーミア
「次に生まれる時はディオーネにおいで。
 八竜の仔として生まれたなら私やメイがちゃんと面倒見てあげるから。」

==============================================
ウルスラ
「やれやれ、これで打ち止めだ。倒せてよかったよ。」
省40
225: ニキータ 2018/06/11(月)23:40 ID:??? AAS
>>224
「次は戦車にするさ…二度と撃ちたくない…」
寝返りをうってウルスラから顔をそむける。
が、零姫の大声で寝ころんだまま垂直に飛び上がる。

レーナ「あはは!器用!」
ヴェーラ「もっかいやってもっかい!」
ヴェロニカ「傑作!」
タマラ「見てた?見てた?」
226: 【邪竜グォルズルグ】 2018/06/12(火)21:20 ID:ME/CueHs(5/13) AAS
「はい、終わりです。邪竜は完全に滅びました」

邪竜の死体を検分し終わった巫女が言った。
彼女は神剣でその心臓を破壊し、蘇生の阻止まで行っている。

「邪竜が人々に与えていた死の概念もまた消散しています。死に瀕しつつあった周辺の方々の命は、これで救われました」

「また、山神が力を取り戻しているため、汚染された周辺の環境もそれほど時を経ずに復元する見込みです」

「兵士の方々に殉職者が出てしまったことは残念ではありますが、邪竜の脅威度を考慮すれば、この犠牲者数は最小限のものであると考えています」
省10
227
(1): 2018/07/08(日)02:40 ID:ME/CueHs(6/13) AAS
【試験】ここだけ魔術のある世界 置きレス進行スレ【運用】
jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/7220/1311437263/

>121 名前:名無しの魔術師[] 投稿日:2011/09/09(金) 05:32:44 ID:cULzU2fk
>>>110 >>119
>結果のみを以って言うならば、エミヤの行動の多くは良い結果を出さずに終わってしまった。
>そうなってしまったのは、彼の判断力不足というよりはヒントの少なさが原因と言える。
>手持ちのピースが少なすぎれば、自然と誤った完成図を想像してしまう確率も大きくなる――不運な事に、ここでそれが起きた。
>
>エミヤは『穴』に向かってナイフを投擲するが、『風音』が響くまでに3本も投擲する余裕はなく。
>ゆえに2本目を投げたところで次の行動に移らざるを得なかった。
省56
228
(1): 2018/07/08(日)02:41 ID:ME/CueHs(7/13) AAS
→再開
229
(1): 怪異 2018/07/09(月)00:58 ID:??? AAS
>>227-228
液体を噴射された大百足は、咄嗟に横に転がり回避を実行した。
或いは路地があればそこに逃げ込んだかもしれない。
しかし体に変化の生じている大百足なら回避しきれない可能性もある。

「ふぅ、どうしたものかね。
 坊やは無事かい!?」

ひとまずエミヤに声を掛け、液体が地面等に触れたらどうなるか観察してみる。

(そういえば、あの干物はどうしているんだ…
あいつは何か知っている素振りをしていたが)
230
(3): 2018/07/11(水)14:29 ID:ME/CueHs(8/13) AAS
消化液が『肉塊』の『穴』から迸る。
おびただしい量の噴出ではあったが、二人は横方向に回避することで直撃から免れた。
液体に浸された道、土、石、そして草が、刺激臭のある煙をブスブスと放ちながら急速に溶かされてゆく。
これを人間が浴びれば、衣服もろとも肉を焼かれるはめになるだろう。

エミヤは、干将・莫耶の投影を試みる。
それは問題なく成功したが、やはり余剰の剣が次々と生み出されてゆく。
初めてナイフを投影した時よりも、新たな剣の出現が速い。『肉塊』に接近しているためか、あるいはこの力の影響を受け続けているためか。
個々の投影による魔力消費が少ないため大きな問題ではないが、長く放置すれば魔力を失ってゆくことになるだろう。

新たに現れる干将・莫耶の形はやや歪で、それぞれ大きさや形状がどこかおかしい。
それは徐々にではあるが深刻化しており、おそらくその特性や能力も、本来のものとは異なってゆくことだろう。
省15
231
(1): エミヤ 2018/07/11(水)22:07 ID:??? AAS
>>229
「こっちは気にするな! まだ大丈夫だ!」

決して浅くない傷を受けつつも、それを感じさせない動きで肉塊との距離を取る様が見えるだろう。
また、エミヤの周辺には干将と莫耶が幾つも生み出されていくが、彼はそれを消滅させる事をしていない。
歪なそれらを用いて、反撃を仕掛けるつもりなのだろうか。

>>230
(下手に近づくとアレに直撃しかねない、となると接近攻撃は得策じゃない。
 ――なら勝手に出てくるコイツ等が使えるかどうか、試してみるか)

刹那の思案の末、投影した干将と莫耶を肉塊へと一直線に投擲。
間を置かず、続けて干将・莫耶が備える能力を発動させる。
省5
232
(1): 怪異 2018/07/12(木)01:04 ID:??? AAS
>>230-231
「血はどこだ……?それに干物の下半身も」

消化液の観察をしていたら思わぬ疑問が湧いた。
咄嗟に自分の身体を確認し、辺りも確認する。
下半身は消化液に溶かされたのだろうか。

エミヤも路地へと入ってきたようだ。
唯一の避難場所ということであれば、今は同じ路地にいるだろうか?
そうであればエミヤの傷の具合も確認する。
風音は遮蔽物があれば防げるだろうが、厄介な攻撃には変わりない。
遠近の攻撃手段を擁しているあれは一体どうやって生まれたのだろう。
233
(3): 2018/07/13(金)08:54 ID:ME/CueHs(9/13) AAS
エミヤは、干将と莫耶を肉塊に投擲する。
その速度は、彼の想定よりもかなり遅いものだった。
地面に転がる干将・莫耶のいくつかが、投擲された両剣を勝手に自らの方へと引き寄せてしまったのだ。
干将・莫耶の持つ性質が、歪んだ形で発現しているらしい。

それでも目標に到達することはでき、『肉塊』にやや浅く突き刺さる。
目論見通り、生成された干将と莫耶たちもまた、『肉塊』に飛来していった。
その速度にはばらつきがあり、本来の剣のように速やかに後を追うものもあれば、緩慢に飛ぶものもある。
しかし、それでも全ての干将と莫耶が『肉塊』に命中した。

それを見届ける前に、エミヤは大百足が隠れる路地に転がり込む。
ちょうどその瞬間に風の刃が迫り来たが、やはり遮られ、二人には届かなかった。
省20
234
(3): エミヤ 2018/07/16(月)03:01 ID:??? AAS
>>232-233
(“質”に差はあっても能力自体は変わってないみたいだな。
 “壊れた幻想”を使えば、威力や規模に差はあれど魔力の奔流によるダメージは与えられる……か?)

数多の干将・莫耶が命中した事で、追撃の準備は完了している。
“壊れた幻想”を発動させれば、おそらくは『肉塊』を内部から炸裂させる事が出来るだろうが――選択肢の一つに留めておく。

また、大百足がエミヤの負傷具合を観察したのならば、更に気が付く点が一つ。
負傷した部位の傷口が段々と塞がりつつある。それに伴い、出血も治まりつつあるようだ、と。
魔術には『自己再生(リカバリー)』の能力を付与させる物があるが、その類だろうか。

「今の風音、変だな」

ふと、エミヤが口を開く。
省8
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