【恋と魔法と】魔法検定試験【ちょっとのげじげじ】 (1000レス)
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910(1): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)20:52 ID:vJKCHe3g0(1/16) AAS
>>903
「実際にやっている身としては必死なんだろうが、傍から見てると・・・面白いな」
ハーフベストにスラックスという出で立ちの男が、好奇の視線でぼやいた。
「どれくらいかかりそうだ?」
912(2): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)21:03 ID:vJKCHe3g0(2/16) AAS
>>911
「ちょっと不味くないか、あれは」
木行竜の挙動を追いつつも、その場から動く気は無いらしい。
そも、この魔物だらけの場所にあって男は一切の余裕を持っている。
“男のいる場所がまるで安全地帯だとでも言うかのように”
「随分と賑やかになってきたが、他の連中は・・・どうかな」
相変わらず竜に気を向けたまま、周囲を見渡す。
914(1): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)21:18 ID:vJKCHe3g0(3/16) AAS
>>913
「祝詞を基にした、複節魔術・・・叫喚と限定も入ってるのか?」
無論、男にはその魔術の根源は解らない。
だが、おおよそ“そうであろう”という推測がそう言葉にさせたのだ。
「相手は“蚊”・・・なんだよな」
男曰く、どこかの大戦で軍隊規模の詠唱でぶっ放されているのなら納得できた。らしい。
917(1): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)21:25 ID:vJKCHe3g0(4/16) AAS
>>915
「竜か・・・通じるかな」
物は試し、とばかりに男は息を吸い込んだ。
“竜言語”これは確立された訳ではない。ソランが独自の研究で、未だ至ることのない言語。
それは机上の空論だけでは決して成し得ない。
それを今、試そう。
「orgbuffffffffffffffffffffffff(キコエルカ)」
「ogaww rooooooooooor(ツタワルカ)」
それはおおよそ人には発し得ない聲だった。
918(1): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)21:31 ID:vJKCHe3g0(5/16) AAS
>>916
四方に獣を統べ、我が身を“応(りゅう)”とした。
男の足元には、チョークのようなもので円が書かれている。
ただそれだけ。
だがそれに意味がある。その結果が、結果。
だだそれだけ。
ジェスチャーでタバコを吸う振り。
921(1): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)21:35 ID:vJKCHe3g0(6/16) AAS
>>919
「護法が無かったら、確実に逃げてる。いや、今直ぐ逃げたい」
男は円の中から出られないらしい。
出ることは可能なのだろうが、完全にタイミングを逃した。
「収まるまで、見物だなこれは」
男はポケットからタバコを取り出すと口に咥え、慣れた手つきで火をつける。
924(2): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)21:52 ID:vJKCHe3g0(7/16) AAS
>>922
反応はあった。しかし。
しかし、ソランの耳にはそれは何かの反響としか聞こえなかった。
“理解できなかったのだ”
しかしそれでも、繋がった。
【聞こえているんならいいんだが、人を襲う気がないのだったら隅で避けてろ】
【狙われるぞ】
「ほんとに通じてるのか・・・これ」
ここまで来たのだから、後には引けない悲しさである。
>>923
省5
926(1): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)21:56 ID:vJKCHe3g0(8/16) AAS
>>925
男からブロックサインが来た。
“アレ(フィリスのこと)” “なんとか” “しろ”
「下手すると暴発しかねんぞ」
928(1): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)22:04 ID:vJKCHe3g0(9/16) AAS
>>927
「む、今のは若干分かったような気がするが・・・」
男は顎に手を当てて思案した。
「隣国の宰相のズラ疑惑の話題が何故ここで出る?」
分かってなかった。
「まあ、言いたいことは言ったし。貴重な経験をさせて貰った」
省1
930(1): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)22:09 ID:vJKCHe3g0(10/16) AAS
>>929
「それ、ア○ルブレイカーってメニューじゃないよね?ね?」
蘇る記憶。封印されし過去。
「安心しろ、今爆弾処理班(ソロ)を送った」
「存分にやってくれ」
訳:こっちに飛んできませんように
934(2): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)22:20 ID:vJKCHe3g0(11/16) AAS
>>931
「全然、大人しくしてる気がないな」
そもそも、アレは何なのだろうか。
思考ルーチンが魔物のそれとはかけ離れている気がするし、何より視えてる。
「ギミックか?それともイレギュラーか?」
静観する。
【逃げろ、と言ったんだが】
省5
936(1): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)22:25 ID:vJKCHe3g0(12/16) AAS
>>935
「ッ!」
思わず身構えた。
「爆弾処理班ッ(ソロ)!?今、なんか凄いのがそっちに・・・」
940(2): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)22:43 ID:vJKCHe3g0(13/16) AAS
>>937
「やめられない?とまらない?」
どこの菓子のキャッチフレーズだ。
「なんだ、ただのドMか」
妙に納得。
「ていうか、普通に人の言葉通じるんじゃないのか?」
省6
945(3): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)23:10 ID:vJKCHe3g0(14/16) AAS
>>941
「いっそ使おうとも思ったが・・・」
男の手には逆さ鍵が握られている。
「この決着を見届けずしてどうする」
男は笑った。なんとくだらない。
しかし、これは御伽か英雄譚か。
「最高にくだらない、最強の鬩ぎ合いだ!」
省11
950(1): ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/22(土)23:34 ID:vJKCHe3g0(15/16) AAS
>>946
「それは頼もしいいことで」
男は、靴裏で自ら敷いた陣を消す。
外と内の乖離。四聖獣の由来を冠した護法が解ける。
これで外の脅威にさらされる事となった、が。
同時に内なる脅威を吐き出す準備も整った。
裏で詠唱する時間はたっぷりとあった。
『世に始まりの言葉在りき』
『言葉は力 我は言葉 我は力成り』
『我が言の葉 言紡ぎ 万事に於いて相違無し』
省12
953: ソラン◆IPt1ZCOljQ 2015/08/23(日)00:27 ID:vJKCHe3g0(16/16) AAS
>>952
「まあ、こんなところか」
眼鏡を取り出して、右手で押さえるようにしてつけた。
「・・・ああ」
本当に。
“使わなくて良かった”
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