酒の勢いで俺が適当にSS書いてみるスレ (905レス)
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876: 2012/06/28(木)04:13 AAS
1年の教室。

「てめえ、よくものこのこと顔を出せたもんだな」
「・・・どうどう」
「落ち着きなさい梅軒」
「これが落ち着いていられるかってんだ。それで、何しにきたんだ」
「授業だ」

他に何がある。

「ミリアは黙ってるけどな、俺はあんたを許さないね」
「あなたが口を出すことじゃないわよ梅軒」
「ああ!?ダチをやられて黙ってろってのかい!」
「・・・まあまあ」

まだ、具体的な出来事は話していないのか。
当然だな。ミリア自身、どう解釈されるかわかっている。
自分がそんな台詞を言ったということも、他人に言いたいことではないだろう。

「ソルさん!ウチはソルさんを信じています!!」

このままでは授業にもならない。
先にどうにかするか。

「ミリア」
「・・・なにかしら」
「結婚してくれ」
「・・・は?」

求婚する。

「ちょおおおおっと待ってくださいソルさん!!!」
「黙れブリジット」
「いやこれは黙れませ」
「ふざけてんじゃないよ!!」
「黙れ。全員静かにしろ」

ざわめく教室を静かにさせる。

「どうだ」
「いえ・・・あの、それは・・・えっと・・・・・・急にそんなことを言われても・・・」
「そうか。では。授業を始める。教科書を開け」
「ちょっと?どういうつもりなのかぐらい」
「授業中だ。静かにしろ」

授業を始める。
察しのいい連中なら、俺の意図を理解するだろう。
ディズィーとエイプリルだけでもいい。それでどうにかなる。

その後は問題もなく、授業を終える。

「あんた!最初のあれは一体なんだったんだい!?」
「・・・梅軒・・・そこまで」
「あん?」
「この話は終わり。さ、次の授業の準備しましょ。宿題は終わってるの?」

教材を片付ける。

「なんなのよ、一体」
「ミリアちゃん、わからない?」
「理解できないわね」
「お兄さんが本気であんなこと言ったわけじゃないのは、わかるよね?」
「ええ、まあ。そうでしょうね」
「だとすると、あれはミリちゃんのためにソル先輩が言ったんだよ」
「ソルさんがそんな奇行に走るぐらい、ミリアが困ってるってこと。ごめんね、色々無神経だったかも」
「あ、そういうことだったんだ」
「メーイ。わかってなかったの?」

片付けも終わり、自室に向かう。

「ソルさんソルさん」
「なんだ」
「もし、ミリアさんがプロポーズを受けてたら、どうしてたんですか?」
「それはない」

今のミリアが俺の求婚を受けることはない。
だからこの手を使った。

「万が一の話です」

その時は、後でミリアの意思を確認し、本気ならそのまま婚約関係となる。

「・・・・・・ウチなんて相手にもされないのに」
「落ち込むなんてブリジットさんらしくないと思います」
「わっ、ディズィーさん?」
「私はいつでも前向きなブリジットさんの方が素敵だと思いますよ?」
「そうですか?・・・そうですね!ウチにできることはミリアさんに負けないように頑張るだけですよね!!」

うるさい。

「あ、噂に関しては私とジェリーフィッシュの皆さんで後はどうにかしますから、任せてください」
「ああ」

ディズィーがそう言うなら、問題ないだろう。
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