【場】『汎用場所スレッド ―ストーン―』 (283レス)
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257
(1): 鳳来山 鳳華『クラウド・ナイン』 2016/05/22(日)00:09 AAS
>>256
「そりゃーもう!
 ここがどんなところだったのかを探るのは
 スリルがある冒険だと思わない!?」

そう言って楽しげに笑いかける。
彼女がどれだけ退屈な生き方をしてきたかが伺える…かも知れない。
思いがけないこと、わからないこと、危険なこと
彼女はそんなことに惹かれるのだ。

「もちろん!
 街の秘密を暴きだして、
省2
258
(1): 道星有香『ペット・ネームズ』 2016/05/22(日)00:15 AAS
>>257
拳を打ち合わせる。
ニヤリッ。

「とりあえず、そうですね」
「『役場』が怪しいです……あそこだけ曖昧じゃあないです」

 スッ
 鳳来山の手を引いて、公園を出る。
 当面、こちらの話は終わったということだ。
 今日は、こちらの話に付きあわせて悪かったかも知れない。
 次は、少しぐらいは彼女に付き合う番だ。
省2
259
(1): 鳳来山 鳳華『クラウド・ナイン』 2016/05/22(日)00:34 AAS
>>258
「あそこの住所はよく覚えてるんだよねー。
 普段よりは行かない場所なのに…
 何かあるかもね。」
と言って同意する。
興味津々な顔をしながらも彼女は

「はいはいっと」
道星に手を引かれて、同じペースでついていく

「この時間帯ならまだ開いてると思うよ?
 …買い食い!?」
省4
260
(1): 道星有香『ペット・ネームズ』 [〆という事で。お付き合い有難うございました。] 2016/05/22(日)00:41 AAS
>>259
「ん……。いえ、この時間帯ですね。
 お店開いてるの、おじいさんだから
 けっこう早くに閉めることがありまして」

 言いながら夕闇に差し掛かる空を見上げる。

「ダッシュで駆け抜けましょうか?」 
(運動は得意じゃないですが)

 鳳来山の手を強く握りしめて、走りだす。
 来たときと同じように裏道に入っていく。
 こっちは近道。大丈夫。迷わない。
省1
261: 鳳来山 鳳華『クラウド・ナイン』 [ありがとうございましたー] 2016/05/22(日)00:48 AAS
>>260
「今日は運よく手に入るかもしれないし、
 行ってみようか」
そう言って微笑みかける。

「おっと、ダッシュ?
 私はいいよ!
 足には自信があるからね!」
そう言って凰華は釣られて走りだす。

彼女のおかげで迷わずすすめる。
曖昧な街ではあるが
省3
262
(1): 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 2016/07/24(日)22:57 AAS
「…………暇っ!!」

 『駅前』だ。
 バイト先の中華飯店にて、愚痴をこぼしながら大鍋を振るっている。
 しかし、客席には人っ子一人いない。

「平日のこんな時間帯にお店を開ける意味なんてあるのかァ~~……?
 昼ごはんにしては遅いし、夕飯にしてはまだ日も沈んじゃあいない」

「厨房にいるのもアタシ一人だし……
 『まかない』だけ食べてさっさと帰っちゃお」

 黒光りする鉄の鍋肌に踊るのは、大蒜、生姜、ごま油。
省2
263
(1): A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 2016/07/25(月)00:01 AAS
>>262

              スーッ

「…………」

口が半開きな小学生が、幽霊のように静かに入店してきた。
手にはスマホ。意識は完全に画面に向けられている。歩きスマホだ。
264
(1): 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 2016/07/25(月)20:53 AAS
>>263

「らっしゃーあせーっ」

 厨房から愛想よく声をかける。
 昼時なら客席担当のホールスタッフが対応するところだが、今は自分一人だ。
 オーダーから調理まで、一人で担当しなければならない。

(ちっちゃい子だ。)

 グラスにスタッフ用の麦茶を入れて持ってくるぞ。
 キンッキンに冷えてやがる。
省1
265
(1): A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 2016/07/25(月)22:37 AAS
>>264

「ファッ!?」

女の子はスマホから顔を上げ、キョロキョロと周囲を見回す。

「……!!」

そう、今話題の、現実世界をうろついてなにか架空の生物を捕まえる的なゲーム……
それに夢中になって周囲をよく見ていなかったため、つい店に入ってしまったのだ!
省2
266
(1): 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 2016/07/25(月)23:05 AAS
>>265

「?? メニューこちらになりますゥ」

 大衆食堂特有の、表面が油でぺっとり……としたファイルを机に置く。

 店内には架空の生物は見受けられない。
 レジで退屈そうに新聞を読んでいる、ベロリンガ似の店主がいるのみだ……。

「それか、麻婆豆腐ならすぐに出せますよォ」「ちょっと辛いけど」
267
(1): A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 2016/07/25(月)23:13 AAS
>>266

「しらべる→めにゅー
 めにゅーはべたべたしている」

とりあえず麦茶を飲む。
生き返るわ~。

「まぼーどーふ……
 じゃあそれで」

店主居るのか……
店主居るのに暇とか言ってたのか……いや、A子ちゃんはそんなセリフは知りませんよ時系列的に。
268
(1): 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 2016/07/25(月)23:32 AAS
>>267

「ハイお待ちー!」

 マジにすぐ出てきた。

 注文を受けてから作るとか、作り置きしていたとか、そういう話ではなく
 すでに皿に盛られていたものをただ持ってきた……そういうレベルの早さだ。

「張さーん、アタシも『まかない』食べていいですかぁー」
                                         「アイヨー」
省3
269
(1): A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 2016/07/25(月)23:38 AAS
>>268

「早い! もう来たのか! これで勝つる!
 大歓迎状態だった」

と棒読みで言いつつ、麻婆豆腐をつつく。
パクー。

「……」

麦茶を飲む。
麦茶を飲む。
麦茶を飲む。
そしてカラになったコップを悲しそうにみつめた。
省2
270
(1): 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 2016/07/25(月)23:58 AAS
>>269

「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!!」

 そこにはプリ旨と言わんばかりに激辛の麻婆豆腐をがっつく店員の姿が!
 辛さを感じていないワケではないらしく、顔が真っ赤で額も汗だくだ。

    グビ グビ   グビィーッ

 風呂上りのビールのように色の濃い麦茶を飲み干すと、
 デン、とテーブルに置かれたピッチャーから新たに注いでいる。
省6
271
(1): A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 2016/07/26(火)00:06 AAS
>>270

「お母さんが作るのとぜんぜん違う……」

絶望した猫みたいな表情をする女児。
普段家で食べているのは辛さ控えめの麻婆なのだろう。

「ありがとう。
 なるほど白米。なるほど」

麦茶を注いでもらったお礼を言い、米を見た。
かくして少女の絶望的な戦いが始まった……
272
(1): 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 [TOBE希望です] 2016/07/26(火)00:16 AAS
>>271

「お、美味しくなかったら残していいからねェ」 アセアセ
「アタシ食べるから」

 客が残したもの食うって衛生法とかそういうの不味いんじゃという話ではあるが、
 少女の反応にさすがに気づいたのか、店主に聞こえないように小声で伝える。

 さても地獄の窯のように赤黒い、炎Pokémonもびっくりのアツアツの餡がA子に襲い掛かる……

 豆腐や肉のぷりっとした触感も、この分では味わえたものではないだろう。
 あるいは慣れてくれば、脂のうま味や山椒の香りがクセになる……のかもしれない。
省1
273
(1): A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 [tobe了解です] 2016/07/26(火)00:24 AAS
>>272

「うっうっ辛いよぉ」

少女は泣きながら食べていた。
しかし親の教育のせいなのか、単にもったいないと思っているのか、食べ続ける。

少女の着るシャツに書かれた『殺伐』の文字がこぼれた麻婆によって赤くデコレーションされる。
274
(1): 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 2016/07/26(火)20:20 AAS
>>273

「がんばれがんばれできるできる!!!」

 泣きながらも食べることをやめないA子をひたすら応援する。
 ちなみにこちらは既に大皿三杯、大盛ライス二杯を完食済みだ。

 掬っても掬ってもどこから湧いてくるのか、一向に減らない麻婆豆腐。
 しかしA子の頑張りで、少しずつ皿の底が見えてきた麻婆豆腐。
 ゴールはそう遠くはないだろう。

 やせ幼女 負けるな上緒 これにあり
275
(1): A子『マイ・リトル・クッケンハッケン』 2016/07/27(水)00:19 AAS
>>274

暑苦しい応援をする店員さん……

しかしこの現実世界には……限界というものが存在する。
ズタボロになったヒーローが限界を超えて立ち上がる。それは漫画の中だけの話だ。
限界というのは超えられないから限界なのである。
物理的に足が折れていれば如何に根性があろうと立ち上がることはできない。

「……けぷ」

少女が食べるのをストップした。
そう、辛さをごまかすため少量の麻婆に対し、大量の白米を消費する
その戦法は、未だ幼い小学生の胃の容量という物理限界を考えれば悪手であった。
省6
276
(1): 葦原 上緒『ゴー・マザファッカゴー』 2016/07/27(水)21:30 AAS
>>275

「よく頑張った、感動した!」

 少女の健闘を称える、引き続き暑苦しい店員……

 あるいは、お腹いっぱいになったことで「それ以上食べなくてもいい」という
 免罪符を得たということは、少女にとっては僥倖だったのかもしれない……

          ズギュン
省6
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