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SS練習スレ2

18シンの嫁774人目:2011/02/20(日) 13:21:44 ID:54.WVSO6
……私は、死んだのかな……

私は、ある目的の実験に協力する際に自分の肉体と魔力を強化されていた
そして、その実験の際に私の魔力が暴走したのだ
強化された力は私が制御できるものじゃなかった
溢れ出した魔力が全てを無へと掻き消していく……
人が、紅い砂へと……血のように紅い砂へと却っていく……
悲鳴と呻きが飛び交う中、私は紅い砂に飲み込まれ、意識を失った

私は、空だった……心には何も無かった
家族も無く、愛するものも無い私に
ただ、人の役に立てるのならと協力したのに……
結局、私のしたことは死を振り撒いただけなのだろう

……私は、本当に何ができたのかな……

その時、視界に光が溢れ出し、私の意識をまた失った



俺は、家を出た後、さまざまな思い出が詰まっている緑公園にきていた

「……雨、止まないな……」

雨が体に降り注ぎ、コートは濡れ体も冷え切っていたが傘を差す気分にはなれなかった

「……俺は、俺は……」

先程の楓の言葉がいつまでも頭に過ぎる……
俺は、結局あの時から何も変わってない、後悔し、その現実から逃げ続けている
雨が俺を濡らす、罪を思い出させるように降り続ける

「……ん、何だ?光が溢れ、っ!?」

急に目の前に光が溢れ出し、俺の視界は白に塗り潰されていった


「くっ……収まったか、一体何が、ぇ?」

塗り潰された視界が元に戻り、俺の目の前には先程までいなかった少女がいた
淡いブロンドに白い肌、こんな雨の中で薄い病院服のような服
そして、人間とは違う長い耳が……

「魔族?でも、なんで……」

気を失っている少女をこのままにしておけないが楓がいる家には連れて行けない

「……仕方が無い、あそこに行くか」

俺はコートを脱ぎ、まだ濡れきっていないシャツを少女に羽織らせ
少女を背負いながら、目立つ耳が見えないように傘を差し、目的地を目指し走り出した



うん、中二病全開ですねw
こんな文章ですが今後とも頑張って書いていけるようにしますw


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