[過去ログ] 【もしも】種・種死の世界に○○が来たら13【統合】 (545レス)
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496: 923 ◆cehD7uPtpU 2015/09/15(火)13:28 ID:ucSJjY3e0(14/18) AAS
#14
しかし現状はエゥーゴへの追撃よりもティターンズサイドとしては
新たな拠点を作る為にグリプスでの基地化に精力を注いでいるのである。
本隊クラスの部隊をティターンズ側としても失う訳には行かず、
かといってエゥーゴを野放しに出来ない状態。
そこで白羽の矢が立ったのが彼等だった。
上層部からは「相手戦力と拠点を探り、仮に戦闘となった場合は
ジャマイカンやチャン、ダグザの部隊に任せれば良い。」と言う事だった。

この作戦自体にそこまで本気にはなれない為
ペデルセンも本音は深追いはしたくはない。
だが何も知らないジャマイカンはその気になっており、
指揮官としての器は小物のジャマイカンは別としても
何も知らない彼に続く若い兵士達を危険に晒す事は出来ない為、
共に任務を続行するというなんとも武人然とした決断を下していた。
実験部隊の長とはいえ、一年戦争時からの百戦錬磨であるペデルセンだった。

「いたいた。」
食堂でドリンクを飲むエリアルドとカールを見つけると
オードリーは二人に声をかける。

「おっ、戻って来たか。お勤めご苦労さん。」
駆け寄って来たオードリーにカールがコーラを片手に茶化す。
そんなオードリーの視線に入ったのはテーブルに既に空になったであろうコーラの空容器だ。
「カール、またそんなに飲んでるの?
沢山飲んでたら体悪くするわよ。」
「仕事で汗をかいたらコイツが恋しくなっちまうんだ。しょうがないだろ。」
カールはオードリーの言葉を右から左へ流すように、
幸せそうな表情でコーラをごくごくと飲み始める。

「ほんっとガキねえ…」
オードリーはカールにほとほと呆れていると、
カールは思い出したかのように再び口を開いてオードリーに聞く。
「そんなことより、隊長と艦長は何だって?」
「このまま作戦行動は続行だってさ。
だからそんなもの飲んでないで一休みして来たら?」
オードリーはエリアルドとカールの纏め役のような存在だった。
隊長のマーフィーは勿論この3人を纏める隊長だが、
事、作戦時以外はお節介好きの感があるオードリーにマーフィーは任せていた。
当然のように次の作戦行動の有無の確認等はオードリーを通して
エリアルド、カールの二人に伝達されるようになっていた。
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