[過去ログ] 【もしも】種・種死の世界に○○が来たら13【統合】 (545レス)
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495: 923 ◆cehD7uPtpU 2015/09/15(火)09:48 ID:ucSJjY3e0(13/18) AAS
#13
「本艦はサイド4の空域に入った。
居住区を収容。総員ノーマルスーツを着用し監視体制に入れ。」
「いつ敵と遭遇するか分からん。
《mk-?》のチェックを早く済ませておくんだな。」
艦内の放送を確認するとクワトロは地面を軽く蹴って、
デッキにあるランチの方へと体を泳がせた。
「え?どこへ行くんです?」
カミーユは大きな声で目の前から遠ざかるクワトロへ聞く。
「《トルネード》へ顔を出しに行く。
あそこには古い友人達がいるのでな。」
とカミーユへ軽く視線を送って言うと、
既に発艦の準備が出来ていたランチへと乗り込んだ。

「目的…か。俺は何をしたいんだろう。」
クワトロを見送ったカミーユは
クワトロの言葉が妙に胸に刺さる感覚があった。
しかし、やはり色々と聞いてみて良かったとすら思っていた。

※※※

《アスワン》ブリッジ内

「…《アレキサンドリア》がザフトと交戦した時に同じにエゥーゴはその場には居なかった…」
ペデルセンは前の戦闘においてキラと名乗った少年の言葉に対して思案していた。

「…ではエゥーゴとザフトが手を組んでいる線は消える…という事でしょうか?」と、
深く考えるペデルセンにマーフィーがすっと彼のその先に考えていた言葉を口に出す。

「そうなるな。
だが、それは大きな問題ではないだろう。
上層部からの勅命である以上はこのまま作戦行動を続ける事になる。
相手はエゥーゴである事に変わりはない。」
ペデルセンにとってもエゥーゴにいるコーディネイターの存在は気にはなるものの、
彼の質実剛健かつ沈着な思考はそこまで混乱する程ではなかった。
遂行するは己に課せられた任務のみ。
彼の愚直なまでの軍人気質は他の見本であり、学ぶべき事は数多くあるのだ。

「しかし我々の本来の任務とは少しかけ離れて来ていますね。
あまり長居をして損害も出るようになれば艦の士気にも…」
「仕方あるまい。本部側は別件で人員を割かれているのだ。」
「《アーガマ》を含めたあの部隊は相当に強いと見ました。
このまま作戦行動を続ければ被害はこの程度では済まないとは思いますが。」
「ああ、だが途中で投げ出す訳にもいかんだろう。
とにかくここが踏ん張り所だ。」
マーフィーの言わんとしている事はペデルセンも承知していた。
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