[過去ログ] 【もしも】種・種死の世界に○○が来たら13【統合】 (545レス)
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492: 923 ◆cehD7uPtpU 2015/09/15(火)08:33 ID:ucSJjY3e0(10/18) AAS
#10
レコアを地球への降下に成功したエゥーゴ艦隊は
サイド1を脱出するために迂回ルートを辿りサイド4の魔の宙域へと突入しようとしていた。
次の目的地である30バンチはサイド1にあるが、
サイド4にはティターンズを撒く為に入るのだった。

丁度その時《アーガマ》のブリッジにカミーユが呼び出されていた。

「僕を正式なパイロットにですか?」
カミーユは少々驚いた。
正式にエゥーゴの一員として認められるのはもう少し先かと思っていたからだ。

「君の働きを見れば当然だろう。」
ブレックスは終始穏やかな表情でカミーユへ言う。
先程の戦闘でしっかりと自分の役割を果たしてみせたカミーユを認める決断をしたのだ。

「勝手に出撃したんで独房入りかと思ってました。」
「嘘を言え、お前がクワトロ大尉に懇願して出撃したのは知っているよ。」
カミーユの言葉は本心だった。しばらく監視された上に、
モビルスーツに近づくことすら許されないのではと思っていた。

「現在の《アーガマ》は、母艦を失った《モンブラン》の《ジム》のパイロットもいる。
今すぐに君が必要ではない状況でもあるわけだが…
私は君の素質がどこまで伸びるのか見てみたいのだ。」
「実験台…ですか?ニュータイプの…」
「そんなものはどこかの研究所に任せればいい。
私は君のこの船での立場を心配しているのだ。
これでもエゥーゴは軍隊だ、ただのゲリラ屋ではないのだよ。」

「軍人ですか…この歳で。」
カミーユは《アーガマ》に乗せてもらった時こそエゥーゴに参加するつもりでいた。
だが、今はいざエゥーゴの正式パイロットだと言われると
どうにも釈然としない感覚に襲われてしまっていた。
この感覚は自分から望んだ事なのにカミーユ自身にも理解出来ていなかった。
「前大戦の《ホワイトベース》のクルーには君と同年齢の者が大勢いたし、
キラ君達は志願兵だが月に到着すれは彼らは立派な兵士になるんだ。
それに地球圏は中老年齢者が極度に少なくもなっている。
若い兵士は我々にとっても貴重なのだよ。」
「それは僕も知ってます。すみませんが少し考えさせてください。」
カミーユはそう言ってブリッジを後にしていった。
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