他板に投稿された、興味深い格言の転載スレ 16 (310レス)
1-

255: 2019/06/03(月)18:23 ID:jQxX6wbN(83/130) AAS

どんなに激しく悩んでも、どんなに真剣に思索しても、
どんなに大量の本を読んでも、哲学の扉が開かれるわけではない。
その扉は、厳密で抽象的な概念によってのみ世界を知りうる、
と心の底から確信した人にのみ開かれる。そして、こうした人は驚くほど少ない。
中島義道『人生、しょせん気晴らし』


私の場合、死に対する恐怖とは、
まったくの無になるのが恐ろしいというストレートな感じというより、
ずっと無であったのに、一瞬間だけ存在して、また永遠に無になる、という
途方もなく残酷な「あり方」に対する虚しさです。
中島義道『「死」を哲学する』


私が道徳的に善いとされていることに従うのは、
大多数が善いと思っていることに自分の行為を合わせたほうが、
生きるのに便利だから、社会から排斥されないから、
つまり快だからであり、それ以上の意味はない。
中島義道『生きるのも死ぬのもイヤなきみへ』


私は彼の痛みを和らげようと努力する。
それは、彼の痛みが「わかる」からだが、私が「わかる」のは彼の痛み自体ではない。
私はいかに努力しても彼の痛み自体を知りえない。
だが、知りえないというかたちで、彼の痛み自体の存在を認めているのである。
中島義道『カントの自我論』


人間が存在している意味はまったくないこと、
同じように、私が生まれた意味もまったくないこと。
だから、私の人生にも何の意味もないこと。
真正のニヒリズムとは、こうした事実を誤魔化さずにひたすら直視することである。
中島義道『観念的生活』


よくよく考えてみると、自分の考えより
他人の考えや他人の欲望に影響されているのではないでしょうか。
他人の欲望から自由になることは重要なことで、
そのためには本当の自分の欲望を知らないといけません。
中島義道『生きてるだけでなぜ悪い?』


哲学的センスのある人は、難解な哲学書をはじめて読んでも比較的スッと頭に入る。
一字一句の意味が明晰にわかるというより、
何がそこで問題になっているのかが痛いようによくわかる。
なぜなら、そこに書かれていることは、
いつかどこかで自分がすでに考えたことばかりだから
中島義道『哲学の道場』
1-
あと 55 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.004s