NIID|国立感染症研究所 (54レス)
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(2): ^@kj7^@kj7 ◆BNoqZXDE65ln 2015/04/09(木)23:10 AAS
 
 『続・悪魔の飽食−「関東軍細菌戦部隊」謎の戦後史』
 (光文社カッパ・ノベルス、昭和57年(1082年)7月30日初版1刷発行・昭和57年(1982年)9月20日初版10刷発行:森村誠一)
 −147頁〜149頁−
 共食(ともぐ)い的血清
 731部隊が「丸太」を対象に生体実験を開始した1930年代と言えば、世界の医学者達は、
まだ腸チフスの血清療法開発に成功していなかった。破傷風の有効な血清療法が確定したときは
1945年以降である。況(いわん)や、ペスト血清など、どの国の医学者も開発していなかったと言う。
 だが、驚くべし。731部隊では「丸太」に生菌を注射し、或(ある)いは飲ませての感染・発病実験を
下敷きに、チフス、コレラ、破傷風、ペスト等の血清開発に成功していた。
省9
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(1): ^@kj7^@kj7 ◆BNoqZXDE65ln 2015/04/09(木)23:16 AAS
 
>>18の続き
 
 −−患者Iの診察に当たった人物は、永山診療部長(当時軍医中佐)であった。病室に現れた永山部長は、
頭から防疫マスクで覆(おお)い、白衣に長靴(ちょうか)を着用し、物々(ものもの)しい姿であった。
肺ペストは、クランケの吐息から空気感染する。防疫マスクは伝染予防のためである。永山部長の後方から、
三名の看護婦が、恐々(こわごわ)と続いた。
 −−Iの容態を一目(ひとめ)見るなり永山部長は別室へ引き揚げた。そして担当の看護婦3名にこう言い渡した。
 「おい、いいか。看護中に、あのクランケから目を離すな。看護作業中に、もしもクランケが
喀血(かっけつ)するようなことがあれば、何をしていようが、直(ただ)ちに作業を中止し、
省14
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