[過去ログ] 【話題】『人生の値打ち』は死んだ後に定まる 死後に周りから「せいせいした」と言われないために考えるべきこと[09/23] [無断転載禁止]©bbspink.com (16レス)
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2: 逢いみての… ★ [sage ] 2019/09/23(月)00:45 ID:CAP_USER(2/2) AAS
こう語るのは都内に住むサラリーマンの三浦智樹氏(56歳・仮名)だ。がん宣告から3ヵ月後、自宅療養に限界が来たと感じた三浦氏は、父親を入院させることに決めた。

「面会に行くたびに、『家に帰せ』と怒る父に、『ならお母さんにあたらないでくれよ……』と心の中で叫びました」

結局、三浦氏の父親はそれから2ヵ月後、病室で一人、誰にも看取られることなく亡くなった。

介護ぷらす代表で在宅介護に携わってきた山川仁氏が語る。

「ある92歳の女性の例です。女性の子どもたちは病院から車で1時間離れたところに住んでいましたが、週に1回は面会に来ていた。なのに、女性は『息子たちが面会に来ない!

私が死ぬのを待っているんだ』と不満たらたら。せっかく来てくれた子どもたちに対して、ガミガミと文句を言うんです。しかも、頻繁にナースコールを押しては、スタッフを呼びつける。死期が近いということで精神的に不安定になることは承知していても、あまりに行き過ぎでした」

誰でも死ぬのは一回きり。そして生きているうちには絶対に経験ができない。だから、怖い。しかし、同時にあなたという大切な人を喪うことも、家族にとって一度きりの体験だ。お互いが不安と戸惑いを抱えているのに、自分だけが不幸だと言わんばかりにジタバタするのは、大人の別れにふさわしい態度とは言い難い。

3年前に友人を亡くした堀口牧江氏(74歳・仮名)が語る。

「友人は末期がんで余命幾ばくもなかった。でもいざ面会に行くと本人の表情は明るい。訳を聞くと、『西洋医学では治らないけど、自然療法なら治る可能性がある』と言うんです。棚の上には、怪しげなサプリメントや発酵食品が山のように積まれていました」

堀口氏は、それで本人の気持ちがラクになるのならば、それもいいのかもしれないと思い、放っておいた。しかし、問題はその後だった。

「次にお見舞いに行ったら、突然、100万円ほど貸してくれないかと言うんです。食事療法やマッサージを受ける施設に入るに当たって寄付金名目で500万円ほどを渡さないといけないと。でもさすがにそんな大金を貸すわけにはいかない。断ったら、それからギクシャクしてしまいました」

結局、友人はおカネを工面し、施設に入所した。しかし、入って1日で、飲食の際の誤嚥が原因で肺炎となり、ひと月後には帰らぬ人となった。

「しっかり者だった彼女が『このサプリはうんぬんかんぬん』と言っているのを見て、後ずさりしてしまう自分がいました。私は、死を宣告されたとしても、こうはならないようにしようと思っています」(堀口氏)

みっともない最期だったと嘲笑されないためには、人は必ず死ぬという当然の事実を受け止めなければならないのだ。

終わり
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