【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part8 (49レス)
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26: 19/10/28(月)05:59 ID:uEs(1) AAS
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 186) ---
This also means THE FOOL, and Uranus, to which the white rose is related.
これはまた、それに白い薔薇が関連することで、「愚者」、および「ウラヌス神(天王星)」
も意味している。
--- ここまで ---

「白い薔薇」と「愚者」と「骸骨の黒騎士」に関連があることは、既に述べた通りです。
なお、「白い薔薇」と「ウラヌス神(天王星)」には、若干のゴニョゴニョした関連性が
あるのですが、「天王星」の存在は、ゴールデン・ドーンの体系からは除外されています
ので、ここでは、ローマ神話の「ウラヌス神」、そしてギリシア神話の「ウラノス神」を
指しているものと思われます。
この「ウラノス神」は、この全宇宙を司る、原初の巨大なる創造神の一人であり、それゆえ、
「ティファレト」の「太陽」を、はるかに上回る地位にあります。
ちなみに、「天王星」を「生命の木」に配属すると「コクマー」の位置に相当しますので、
ここにも「愚者」との繋がりがあるわけですよね。

ということで、伝統的な「13:死」のデザインに、ゴールデン・ドーンにより、こっそりと
追加された2つの象徴たち、すなわち右上にある「鷲と蛇」と、左上にある「暗い太陽」
ですが、これらの秘密の教義は、一般向けには公開されない、「ティファレト」へと至る
「アデプタス・マイナー」の参入儀式の中でのみ、最大限に活用されていました。

その後、身内受けするシンプルなカードデザインは、それぞれ独自に、その派生版である
トート版とウェイト版で、それぞれ派手に拡張されたということになるわけです。
つまり、トート版では、「鷲と蛇」が、下段の「蠍」から中段の「蛇と魚」そして上段の
「鷲」という霊的進化と、それに伴う新しい生命体の誕生の過程として論理拡張され、
その一方で、ウェイト版においては、「暗い太陽」が、「イエス・キリスト」の復活と、
その後の伝道師としての活動の過程として論理拡張されているわけです。

まあ、ちんちん向けか、なむなむ向けかという、どちら向きに論理拡張するかは、その人の
趣味によるものなのですが、いずれにしても、ゴールデン・ドーン系のカードは、従来の
「13:死」の解釈とは、大きく異なることに留意しておいてもらいたいと思うのでした。
つまり、ゴールデン・ドーン系のカードを使う占い師が、「13:死」を、どう解釈している
かによって、その人のレベルが分かるということでもあるわけですよね。
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