【ポタ赤】ポータブル赤道儀【星野撮影】 (18レス)
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(1): 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/03/31(火)07:35 ID:ct9(1/2) AAS
「しかしいくら P-motion が高精度でも、極望が外付けでは精度が出ず、台無しでは?」

という疑問をぶつけてみた。
JILVA には内蔵極望は無さそうだし、私自身、TOAST 極望とポラリエ極望の2つの外付け極望を使った極軸設定のいい加減さに辟易し、極望の使用を諦めて、PHD2 を使ったドリフト法での設定に転向しているから。
PHD2を使うなら、当然そのままオートガイドするに決まってる。
JILVA にもオートガイド端子はあるようだけど、ここまで聞いたコンセプトからすれば、オートガイドを必要としない運用ができないと JILVA の価値が成り立たないと思う。

社長によれば、多くのユーザーは「極望の対物レンズの光軸が赤経軸に平行であれば良い」と考えているが、これは当たらずとも遠からずであり、正解とは言えないそうな。

極望で重要なことは以下2点。

@極望の対物レンズの焦点に、星導入パターンの中心が位置していること
A極望の対物レンズの中心と、星導入パターンの中心を結ぶ線が、赤経軸と平行であること

@は、測定治具としての極軸望遠鏡という機具そのものの品質であり、赤道儀への取り付け方とは無関係。
@が合っていれば、アイピースに対してどこに瞳を置いても、星導入パターンと北極星の位置関係は動かない。
ところが@が狂っていると、瞳の置き場によってパターンと北極星の位置が大きくズレてしまう。
最大で、@の対物焦点-パターン中心のズレ量×極望の倍率だけ、星導入パターンと北極星の目に見える像の位置がズレてしまう。
ユーザーが接眼部を覗く位置を固定できない以上、Aがどれだけ正確に合っていても、極軸を正しく合わせることはできない。

Aは、@がOKな極望を、赤道儀に正しく取り付ける、ということ。
我々が直感的に気にしているのは、こっちのほう。
赤経軸の作り込み方によっては、実は外付け極望でもAを実現することは難しくないそうだ。

極望には、極望内部のパターンと対物レンズ光軸を調整するための基準面がある。
内蔵ではこの基準面を極軸パイプに押しつけることで、極望光軸と赤経軸の平行が出る。
外付けでは、同じくこの基準面をポタ赤筐体の南北の面に押しつけることで平行を出す。

問題は、ポタ赤筐体の南北の面と、赤経軸の直交性がちゃんと出ているか、なんだけど、
SWAT-300/350 ではアルミブロックの筐体をフライス加工して、筐体を基準に赤経軸を組み立てているから、直交性は保証できる。
SWAT-200/PanHead EQ はダイキャストの筐体でやや精度が劣るけれど、塗装の前にフライスで赤経軸と筐体の直交性を矯正してるから概ね問題無い。
JILVA-170 では、旋盤加工した筐体がそのままベアリングホルダーになっているから、筐体と赤経軸の直交性の信頼性は最も高く、極望内蔵の赤道儀と同レベルの精度になるらしい。
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