母の話をする。 (8レス)
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1: 2015/04/17(金)01:52 ID:pAq(1/7) AAS
前置きすると、今は落着している話だし、落着してから数年経っている。
ただ、こういう人がいた、というだけの話。もちろんフェイク込み。
あまり人に言う話ではないから。

母は、18の時、一回り上の男性と恋愛していた。
母と彼は、交際を両方の親から反対されていた。
二人は国内とはいえ遠い距離で文通し合っていた。時々中間地点で逢瀬を重ねた。
2: 2015/04/17(金)01:53 ID:pAq(2/7) AAS
知り合ったきっかけは、母が学校、彼が仕事で、お互いに地元を離れた時。あまり詳しくは教えてくれなかった。
母はその後事情で地元に戻り、彼も少しして彼の地元に戻ってしまった。連絡は取り合っていた。
お互い惹かれ合い、しかし距離から一歩踏み出すことができずにいたが、とうとうダメもとで付き合ってみようとなる。
付き合いさえすれば、二人にとって距離は大した問題ではなかった。
彼は母の地元に行ってもいいと言ったし、母も彼についていくつもりでいた。知らぬ土地でも二人ならやっていけると思った。
しかし二人は互いの両親から反対されることになる。大して変わらない(一般家庭)家柄の違いや、何よりも距離だった。
二人は互いの親に「どうせ今だけだから」と騙しだまし、いつか二人で一緒になろうと誓っていた。
3: 2015/04/17(金)01:54 ID:pAq(3/7) AAS
そのうち母は妊娠した。20歳の時である。
ここらへんは生々しい話になるのかあまり話しては貰えなかった。
母は子供を産んだ。男の子だった。彼の母親は、最初母とその子を迎え入れた。
母の母親は、そんなに遠くに行くならばもう戻らない覚悟で行きなさいとなぜか言ったらしい。
母はもとよりその気持ちだと、単身見知らぬ土地へと引っ越した。
しかし彼母は母を受け入れることができなかった。結婚もさせてもらえなかったようだった。
彼は実家では無力だった。子供と三人で暮らそう、と言ってみても、あやふやにされるようになった。
母曰く、彼の母は最初、嫌な人ではなかったらしい。ただ、可愛い息子をてばなせなかっただけだったと。
彼母は体も弱く(話を聞いていてそんな感じはしなかったが)、彼も彼母を労わるあまり母に味方できなかったのだと。
しかし男の子が少し大きくなり、彼母は男の子に執着するようになった。
省4
4: 2015/04/17(金)01:55 ID:pAq(4/7) AAS
母の母親は所謂毒親で、母のなすこと全て否定し、文句を言わなければ気がすまない。
母は今でも母のご機嫌をとっては神経をすり減らしている。諸々の事情で、相当頑張らねば絶縁はできなさそうだ。
ときは戻り、21歳の母は実家へ戻った。実家では家事をさせられ、いびられ、外でも働かされていた。
子供をとられ、悲しみに暮れた母への追い打ちだった。
母は「あの時母(母の母親のこと)が優しくしてくれるとどうして思ったのかわからない。正常な判断ができなかった」と振り返っている。
母は仕事が入っていると嘘をつき、遊びに出るようになった。
(母はぼかしたが、察するに男遊びだと思う。円光みたいなことをしていたのではと思う)
母はいろいろな知り合いができ、見聞を広めることができた。その期間に父と出会うが、今は割愛。
母は手紙を再三彼の実家へ送っていた。返事はないようなものだった。
5: 2015/04/17(金)01:55 ID:pAq(5/7) AAS
書き溜めてあるけど「母は」「母は」って、推敲してないとひどい文だなw

ちょっと休憩
6: 2015/04/17(金)02:50 ID:pAq(6/7) AAS
再開

ある日、彼実家から母に連絡が来る。彼実家に着くと、子供を返された。
子供は実父である彼を恋しがって少し泣いたが、実母のことも忘れてはおらず、すぐに落ち着いたらしい。
彼実家の行動の理由は、彼姉の出産と、彼の縁談があったから。
彼姉の子供は内孫で更に可愛く見え、彼の縁談の成功に子供は邪魔だった。
彼は母に対して何も言わなかったようだった。
母の愛はそこで終わってしまった。母はその後ずっと彼をひきずっていくことになる。

母は、今度こそ自分の子供を誰にもとられてたまるかと(母の母親のことを指していると思われる)家出のように引っ越

した。
母の母親には、転勤だとか友人が家事ができずに困っているとか言って、友人のところに引っ越した。
省4
7: 2015/04/17(金)03:29 ID:pAq(7/7) AAS
母の友人は学生時代から母の家庭環境を知っており、全面的に協力してくれたようだった。
といいつつも、母は子供を育てながら、まだ男漁り(多分)をしていた。
仕事の話的にそんなに稼いでいないようだったから、やっぱりそういうことだと思う。
だが、そこで父と再会した。
父は母より一回りちょい上で、学生時代恋人だった女性を引きずっていた。病で亡くなってしまったのだという。
父と母は、お互い忘れられない相手が居る者同士で気が合った。
父は母に、結婚を申し込んだ。父はその時から母のことはちょっと好きだったと言っていたが、母はそれを否定していた


父は母に、悔いの残らないよう、『彼』に一度だけ逢うよう勧めた。それでヨリが戻るのなら戻せばいいと。
母は友人に俺をあずけ、ひとり彼のもとへ行った。だが母はそこでまた衝撃の事実を知る。
8: 2015/04/24(金)15:06 ID:pwQ(1) AAS
続きはよ
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