[過去ログ] 【旧制松山中】愛媛県立松山東高等学校【其の肆】 (671レス)
1-

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
656: 2023/03/30(木)02:19 ID:Hq6OTD5R0(1) AAS
旧安保条約の第1条には次のように書かれています。
「平和条約および安保条約の効力が発生すると同時に、
米軍を日本国内およびその周辺に配備する権利を、日本は認め、アメリカは受け入れる」
日本が独立を回復するにあたって結ばれた平和条約(サンフランシスコ講和条約)と旧安保条約は、
どちらも一九五一年九月に調印され、翌一九五二年四月に発効しました。
そのときから日本はアメリカに対して、非常に大きな軍事上の特権を与えることになったわけですが、
ここで注目していただきたいのは、日本が旧安保条約のなかの、もっとも重要な
「第1条」で認めたその特権とは、アメリカが米軍を、「日本国内およびその周辺に」
「配備する権利」だったということです。それはいったい、どういう意味なのか。
この条約で日本が認めたのは、アメリカが日本に「基地を置く権利」ではなく、「米軍を配備する権利」
だと書かれています。しかし、これは普通の条約では、絶対ありえないはずの言葉なのです。
日本人はそのあたりの感覚がほとんど麻痺してしまっているのですが、世界の常識からいえば、
そもそも自国のなかに外国軍が駐留しているということ自体が完全に異常な状態であって、
本来ならそれだけでもう独立国とはいえません。万一やむをえず駐留させるときでも、
ギリギリまで外国軍の権利を条文でしばっておかなければ、国家としての主権が侵害されかねない。
そうした非常に危険な状態だということを、そもそもよく認識しておく必要があります。
そのことは、第二次大戦以前はアメリカの本当の植民地だったフィリピンが、
戦後、アメリカとどのような取り決めにもとづいて基地を提供していたかを見れば、
すぐにわかるのです。一九四七年に結ばれた「米比軍事基地協定」(一九九一年に失効)には、
米軍がフィリピン国内に基地を置いていいのは次の二三ヵ所であると、
その場所がすべて具体的に明記されているからです。ところが日本の場合は、
特定の場所を基地として提供する取り決めではなく、どこにでも米軍を「配備」できることになっている。
これを「全土基地方式」といいます。いま初めてこの言葉を聞いた方は信じられないかもしれませんが、
これはすでに沖縄を中心とした長い研究の積み重ねによって証明されている、紛れもない事実なのです。
1-
あと 15 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.054s