[過去ログ] 【PBW】Lost Arcadia -Last Code Daybreak-【ロスアカ】 (1002レス)
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965: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:44 ID:apHWnw+I0(70/103) AAS
その後色々と話し合いをした結果
チビママンネは大型の青果用木箱、ベビンネたちは特大の発泡スチロール箱に纏めて入れられる事に決まった
「ミ゙ーッ!ミ゙ーッ!ンビビーッ!」
「オラッ!暴れんなよコラ!」
兄貴分と弟分によってまだ泣いているベビンネから引き剥がされるチビママンネ
必死に暴れて抵抗したが手足を縛り上げられ、いつもの麻袋に首だけ出して入れられてから箱詰めにされた
『ヂビィィィィィィィ!!ムビィィィィィィィ!!』
「はいはい、ベビちゃんのおうちはこっちですよー」
一方、ベビンネたちは泣きながらも必死にハイハイして引き離された母親に必死に追いすがろうとする
しかし、チビママンネに近づくそばから次々と社長に捕まり、小型の洗濯ネット一網に一匹ずつ入れられていく
省12
966: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:45 ID:apHWnw+I0(71/103) AAS
そんな中、あの13匹のベビンネ達は小さな耳と触角で叫喚の中から近くにいるチビママンネの存在を必死に聞き分け、辛うじてその幼く弱々しい精神を正気に保たせていた
その道のりもやがて終わり、トラックはデパートに到着してバッグで荷台を搬入口に向けて停まった
トラックの荷台が開かれてタラップが下ろされると、待ち構えていたデパートの社員達が子タブンネが入ったケージを次々と荷台の中から運び出していく
そして用意してあった台車に数箱ずつむとめて乗せて保管部屋へと運んでいった
「フィィ… フィィ… ミッ… ミッ…」
「チィチ… チィチ…」
台車の上のキャリーからは子タブンネたちの弱々しい声が聞こえてくる
地獄の長旅でだいぶ憔悴してはいるがしっかりと生きている
トラックから少し遅れて、ざんす男も車でデパートに到着した
「ふぃー、遅れてすまんざんすよ
省15
967: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:45 ID:apHWnw+I0(72/103) AAS
ざんす男の部下が言う前の業者と言うのは、このイベントをやるに当たって事前に子タブンネを発注していた業者で
ざんす男は安さに惹かれてそこに決めたのだがそれは大きな失敗で、とてつもなくいいかげんな業者に当たってしまったのだ
その業者は野生からかき集めた300匹近くの子タブンネやベビンネを空気穴も空けていない貨物用の小型のコンテナに一度に詰め込み、
それを屋外に半日放置したあと中身を確認せずデパートにそのまま送って来たのだ
ざんす男とデパートの平社員はそのコンテナを開けた時の事を忘れることは出来ないだろう
異様に重いコンテナの扉を開けた瞬間、沢山の子タブンネやチビンネの死体が悪臭と共にドドッと雪崩落ちてきたのだ
半日以上放置されたコンテナの中は酸欠状態になり、
中の子タブンネたちは息苦しくなって外に出ようと扉に殺到したものの
結局出られずにそのまま窒息死、もしくは他の子タブンネに押し潰されて圧死してしまったというわけだ
奇跡的に的に生き残っていた子タブンネも数匹はいた。しかしイベントを開催するにはどう考えても足りない
省15
968: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:47 ID:apHWnw+I0(73/103) AAS
「眠っていただけだったみたいざんすね。安心安心
ネットから出して品質を確認したら…
えー、子タブンネとは別にしておいた方がいいざんすねぇ…」
ざんす男がベビをどこに置いていくかか少し迷っていると、男性社員が部屋の一角の柵で囲ってある所を指差した
「自分もそう思ってベビーサークルで赤ちゃんタブンネ用のスペースを用意しておきました」
「おほ、気が利くざんすね〜
では、品質に問題が無かったらそこのサークルに入れておくざんすよ」
「はい」
そうして女子社員は洗濯ネットのチャックを開けて中からベビンネをそっと取り出すと、掌の上に寝せるように両手で優しく抱いてどこかおかしな所が無いか観察した
「チィィ… チィ…」
省12
969: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:48 ID:apHWnw+I0(74/103) AAS
その後作業が順調に進む中、体格がいい社員が木箱を台車に乗せて会議室の前にやって来た
チビママンネが入っている木箱だ
「チーフ!この箱だけやたら重いんですけどこれも子タブンネなんですか?!」
「おお、マーマさんも来たざんすね〜
早速出してあげるざんす」
「あっ、はい」
体格がいい社員はネイルガンで閉じられていた木箱の蓋をベリリと剥がすと、チビママンネがムクリと起き上がってパチパチと数回まばたきをした
その後、何が何だかわからないという感じでキョロキョロと見回していたが、突然驚いたように目を丸くして部屋の中のある一点を見つめた
その一点とはベビンネを抱っこしながら検品している女子社員だ
作業を急いで扱いが荒くなっていたのか、ベビンネは泣きそうな顔をしている
省13
970(1): ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:48 ID:apHWnw+I0(75/103) AAS
「チィ!」「チィィ〜」「ミッミィ〜」
自分の置かれてる状況がよく分かってないチビママンネだったが
泣きそうになってるベビ達を見るとすぐに一匹を抱き寄せてあやしだした
ベビたちの方もチビママンネの側に集まり、チィチィと甘え声を出して我先に構ってもらおうとする
「はい、この子が最後だよ。優しくお世話してね」
「チィィ… チィィ…」
「ミィ?」
ベビ達の検品が終わり、女子社員はチビママンネに最後のベビンネを手渡した
チビママンネは女子社員をベビを虐める悪いやつだ思い込んでいたので何故自分に返してくれるのかがよく分からなかったが
ここは素直に受け取って一刻も早くベビを慰めてあげる事にした
省10
971: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:49 ID:apHWnw+I0(76/103) AAS
「チィ…」
社員の男によってサークルの中に置かれた大きいベビンネ
その目に飛び込んできたのは、すぐ目の前で母親とじゃれたり抱っこされたりしてチッチと笑うベビンネたち
子タブンネの呻き声と叫び声しか聞こえない部屋、糞尿で汚れきった衣装ケースの中
そこで何の楽しみも無く孤独に暮らしていた大ベビンネにとって、正視に耐えぬほど羨ましい光景だった
そして辛い暮らしの中で絶望し、心の奥に無理矢理しまい込んでいた
「ママに甘えたい」という感情が再びムクムクと顔を出し始めていた
「チィ… チィ… チィ…!」
震えながら立ち上がり、おぼつかない足取りでチビママンネの所へと向かっていく大ベビンネ
その目からは止めどなく涙が流れていた
省15
972: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:49 ID:apHWnw+I0(77/103) AAS
「大丈夫みたいです」
「ふむ、他のベビィも入れるざんすよ」
その後五匹の大ベビンネがサークル内に入れられ、チビママンネ一家は19匹の大所帯となった
その後19匹を相手に大わらわのチビママンネを尻目に作業は順調に進み、子タブンネたちの検品は終わりを迎えた
「ふぃ〜、これで終わりざんすね。みんなお疲れさんざんすよ」
「うーむ、これだけの数がいて商品にならないのが居ないとは
運がいいのかタブンネ屋さんがすごいのか…」
検品した結果、死んでいたり怪我をした子タブンネは一匹も見つからなかった
輸送中に漏らした糞尿で汚れた子タブンネは十数匹いたが、ウェットティッシュで拭いてあげると問題無く綺麗になった
検品が終わった会議室はキャリーから出された243匹の子タブンネ達で大変なことになっている
省13
973: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:49 ID:apHWnw+I0(78/103) AAS
「ミッ!」「ミミッ!?」
袋に切れ目を入れると、その回りにドライフルーツのような香りがぷぅんと漂う
その香りに子タブンネ達は即座に反応し、とたとたと早足で開いたフーズの袋へと殺到して
ピンク色の小山の如く群がり息を荒げながら我先にと口の中にフーズを詰め込んでいった
『ミフッ!ミフッ!ミィーッ!!ミッ!ミッ!ミッ!ミミーッ!!!』
「おー、すごい食いっぷり」
「こりゃ元旦の初売りより凄まじいざんすねぇ」
「あわわ…そんなに慌てて食べると詰まらせちゃいますよ」
子タブンネとはいえなかなか迫力ある光景に呆気に取られていた社員たち
そんな中、ピンクの団子の中からフーズを口一杯に詰め込んだ数匹の子タブンネ達がよろよろと出てきた
省14
974: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:52 ID:apHWnw+I0(79/103) AAS
「うう… どうしよう… どうしよう…」
「そうだお水!お水を飲ませてあげるざんすよ!」
「飲み水はヤマジさん(体格のいい社員)が今持ってきますよ」
気が利く社員がそう言う間もなく体格のいい社員が片手に水の入った大きなポリタンクを持って戻ってきた
もう片方の手には水桶代わりの平べったい発泡スチロールの空き箱を持っている
「えーと、どの辺に置くかな?」
「どこでもいいから早く飲ませてあげてください!」
いまいち状況が飲み込めてない体格のいい社員だったが、
急かされるままに適当な場所にスチロール箱を置いてそこに水を注いでいく
「フッフゥーッ! フゥゥ-ッ! フゥーッ!!!」
省10
975: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:53 ID:apHWnw+I0(80/103) AAS
「うう… どうしよう… どうしよう…」
「そうだお水!お水を飲ませてあげるざんすよ!」
「飲み水はヤマジさん(体格のいい社員)が今持ってきますよ」
気が利く社員がそう言う間もなく体格のいい社員が片手に水の入った大きなポリタンクを持って戻ってきた
もう片方の手には水桶代わりの平べったい発泡スチロールの空き箱を持っている
「えーと、どの辺に置くかな?」
「どこでもいいから早く飲ませてあげてください!」
いまいち状況が飲み込めてない体格のいい社員だったが、
急かされるままに適当な場所にスチロール箱を置いてそこに水を注いでいく
「フッフゥーッ! フゥゥ-ッ! フゥーッ!!!」
省10
976: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:53 ID:apHWnw+I0(81/103) AAS
ざんす男に言われて体格のいい社員は水を取り替えようとしたがそれは出来なかった
フーズを口に詰め込み過ぎたバカ以外の子タブンネ達も水を飲みに続々と集まってきたからだ
フーズを食べていない子タブもキャリーに閉じ込められてる間中ずっと給水無しだったので全ての子タブンネが死ぬほど喉が乾いていたのである
ほんの十秒足らずでそんな子タブンネ達が箱が見えなくなるほど群がってしまい、水箱を回収するのは不可能になってしまった
『ミッ!ミィッ!ミーッ!フーッ!フーッ!ミッミ!』
乾きは飢え以上に切実である。子タブンネ達の必死さもさっきの餌の時以上だ
周りの子タブンネを掻き分け、押し退け、順番を争って取っ組み合いの喧嘩を始め、他の子タブンネを踏み越えて水に頭から飛び込み…
発泡スチロールに入った15リットルの水だけで会議室はピンクの戦場と化してしまっていた
その勢いにとうとうスチロールが耐えきれなくなり、角の所からパキパキと音が鳴り…
『ミッ!ミッ!ミィィーッ!!ミヒーッ!!』
省12
977: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:53 ID:apHWnw+I0(82/103) AAS
社員たちは「はい」と一声返事をすると子タブンネを蹴らぬよう気を付けながら指示された仕事に向かっていく
床に敷いてあった新聞紙がいくらか水を吸ってくれて、幸いにも溢れた水が部屋中に広がることは無かった
体格のいい社員は代わりの水の用意を急いではいたが、子タブンネたちはそれを待ちきれなかった
床に溢れた水をズルズルとすすったり、水が染み込んだ新聞紙を千切って口に入れてチュパチュパとしゃぶったり、
水に濡れた他の子タブンネの毛皮をペロペロと嘗めたりと必死に水分を口に入れようとしていた
十数時間給水なし+超乾燥パサパサフーズ+急激な運動で喉の乾きはさらに凄絶なものとなっていたのである
一旦口に入れて溶けたフーズや唾液、
新聞のインクや新聞紙の上に漏らしていた子タブンネの尿も混ざっている口に入れるには余りにも汚すぎる水である
だが今の子タブンネ達にはそんな事は頭に入らない、ただただ喉を潤す事に必死なのだ
「ヒェ〜ッ! そのお水ちゃんはバッチイから飲んじゃダメざんすよ〜!」
省11
978: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:54 ID:apHWnw+I0(83/103) AAS
「ううう… もうダメです…」
しかしそれもベビーサークルへあと4mと言うところで限界に達した
体重3kgから5kgの子タブンネが片足に4匹ずつしがみついてるのだから歩けなくなるのも当然だ
まるでピンク色の足枷である
しかもまとわりつく子タブの中によじよじとズボンを上ってくる腕力の強いやつらもいて、女子社員はベルトに捕まられ上着の中に頭を突っ込まれたりボタンをむしり取られたりとやられ放題であった
「ああっ!早くそのミルクをこっちに渡すざんす」
「ひぃぃ、お願いします〜!」
汚水を飲んでいる子タブを必死に止めていたざんす男も女子社員の窮状に気づき、急いで助け船を出した
ビールケースを手渡そうにも女子社員の周りで犇めき合う子タブンネ達に遮られて中々手が届かない
そうしている間にも女子社員に登る子タブはどんどん増え、あれよあれよという間に胸の下辺りまで埋め尽くされてしまった
省15
979: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:54 ID:apHWnw+I0(84/103) AAS
「ええい!こうなりゃ力ずくざんす!」
意を決したざんす男は犇めく子タブンネの中に足を踏み入れ、女子社員からビールケースを奪うように素早く受け取った
その際に何匹かの子タブンネの足を踏んでしまっていて「ミィッ!」「ビーッ!」と悲鳴が響く
ざんす男は大事なイベント商品である子タブンネを傷つけたく無かったのだが、この際仕方ないと判断したのである
ついでにビールケースにぶら下がってた子タブンネ達は渡す際に振り落とされてしまった
群がっていた子タブンネ達は女子社員から離れていき、今度はざんす男へぞろぞろと集っていく
「ケェーッ!!! こっちゃ来るなざんすーっ!!」
ざんす男が怪鳥音で一喝すると向かってくる子タブンネ達がビクッと驚いて足を止めた
女子社員とチビママンネまでビクッと驚いたのはご愛敬
その隙にざんす男はスタコラとベビーサークルの側まで近づき、その中にビールケースをがちゃんと置いた
省13
980: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:55 ID:apHWnw+I0(85/103) AAS
「ううう、どうしよう…」
「ヂィィィィ!!ヂィィィィ!!」
火が付いたように泣き叫ぶベビンネたちに、女子社員は迂闊に触ることもできないでいた
事態が膠着する中、チビママンネは子タブンネ達をなだめるのを諦める事にした
そして子タブンネ達に背を向け、ベビンネ達の中から三匹を優しく抱き寄せる
「ミィミィ、ミィィ…」
「チィィ…」「チ… チ…」
チビママンネが自分の胸にベビの触覚を押し当てながらそっと抱き締めると、二匹のベビはピタリと泣き止んだ
これはチビママンネが盾になって怖い物(子タブンネの大群)をベビ達の目に入らない様にし、
意識を自分の心音に集中させ安心させるというチビママンネなりの育児テクニックである
省15
981: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:55 ID:apHWnw+I0(86/103) AAS
「ヂヂ!ヂヂ!」「チィチィ!チィチィ!」
「え…? 皆もミルクが欲しくなったんですか?」
ミルクを飲ませていると他のベビンネ達も女子社員とチビママンネの回りに目に涙を溜めたまま続々と集まってきた
ミルクが喉を通っていく音を聞いたのがスイッチになって恐怖より空腹の方が勝ったのだ
そして女子社員とチビママンネは下半身をベビンネに埋め尽くされながら次から次へとミルクを飲ませていく
チビママンネも女子社員もかなり焦燥はしていたが、ベビ達のお腹は順調に満たされていった
『ミ゙ーッ!!ミ゙ミ゙ミ゙ーッ!!ヴビーッ!!!』
だが、それを目の前にして気が気ではないのが喉がカラカラの子タブンネ達である
液体が喉を通る音で喉の乾きが更に煽り立てられ、その行動も更に必死で浅ましい物となっていた
歯をむき出しながらギーギーと鳴きながらベビーサークルの格子をガタガタ揺らしてベビ達を威嚇したり
省13
982: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:56 ID:apHWnw+I0(87/103) AAS
『ミィィィィィィィィ!!!ミィィィィィィィ
!!!』
「うわ、待て!待てって!」
水を飲みに行くと言うよりかはプールに飛び込む様な勢いで殺到する子タブンネ達
まだ水を注いでいる途中だというのに大きなタライの中は子タブンネでぎゅうぎゅう詰めになった
当然上から容赦無く水がぶっかかるが、乾ききった子タブンネ達はそれすらも嬉しそうだ
水が流れ出るポリタンクの真下で上を向きながら口を開けて直飲みを試みて溺れかける奴や
全身ビショビショのままタライから出てきてまだ水を飲めてない子タブンネ達に身体中をチュウチュウとしゃぶられて悶絶する奴など
水入れタライの周辺は混迷を極めている
そして子タブンネ達がタライの水に気を取られているうちに、床の汚水を掃除している気が効く社員だが、
省15
983: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:56 ID:apHWnw+I0(88/103) AAS
「ヂィ!ヂィ!ヂー!!」
「ミィ!」
小ベビンネが一際大きな声で泣き叫ぶと、チビママンネは授乳を中断して女子社員の側へ駆け寄った
ミルクを飲んでいる途中で突然放り出されたベビはキョトンとしている
「ミィミ! ミッミ!ミィ!」
「ヂィ!ヂィィ! 」
チビママンネは少し威嚇する様な感じで女子社員に鳴き声を浴びせたが
タブンネ特有の怖くなさでその怒りは理解して貰えなかった
しかし、ベビンネを返して欲しいという事は辛うじて伝わった
「… 大丈夫かな?」
省13
984: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:56 ID:apHWnw+I0(89/103) AAS
その後、夜10時の閉店時間となりデパートの看板の照明が消され、店内からお客さんの姿が消えた
この時間になると子タブンネ達はおねむの時間である
蛍光灯が点いていて明るいままだったが床の上で数匹から十数匹ずつで身を寄せあってぐっすりと眠りに落ちていた
人間から見ると子タブンネは皆同じ顔にしか見えないがタブンネ同士ではちゃんと個体の区別がついていて
兄弟や友達など仲良し同士で身を寄せあって団子のように一塊になり
お互いに相手の体温とふわふわの毛皮で暖まり合って気持ち良く眠っているのだ
ベビンネ達も眠るチビママンネを中心にして塊になって眠っていた
疲れていたのもあってその眠りは深く、体格のいい社員がすぐ側をドタドタと歩いても全く起きる気配がない程だ
社員達が頑張って遅くまで働いてるのにいい気分で眠っているとはけしからんと思う人もいるだろうが
これから子タブンネたちを移動させる社員達にとっては非常に都合が良いのであった
省16
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