[過去ログ] 【PBW】Lost Arcadia -Last Code Daybreak-【ロスアカ】 (1002レス)
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949: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:22 ID:apHWnw+I0(54/103) AAS
「あっ、ルカリオちゃん駄目だよ、その光るやつ引っ込めてね」
「ガルッ!?」「ミィ?」

社長の一声でハッと我に帰るルカリオ
同時に青いオーラと波動弾は蝋燭の火が吹き消されたようにしゅんと消えてしまった
チビママンネもまた呆気に取られて攻撃の手が止まりキョトンとしている

「いい子いい子〜、…そうだ、そのタブンネちゃんを後ろから捕まえといてくれないかな?」
「ワゥ!」「ミィッ?!」

社長のお願いに即座に反応し、ルカリオはチビママンネの後ろに素早く回り込んでがっちりと羽交い締めにした
身長に差があったのでチビママンネの身体は持ち上がって宙に浮いてしまう
ビービーと声を荒げ足をバタバタさせて抵抗したが、力の差は歴然である
省9
950
(1): ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:23 ID:apHWnw+I0(55/103) AAS
社長はペンチに力を込めて乳首を思いっきり鋏むと、周りの肉ごと乳首をブチリとむしり取った

「ヂビャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

その瞬間、鋭い痛みがママタブンネの乳首から脳天へ、そして全身へと駆け巡る
目から涙が洪水のように溢れ、首も腰も足も、動くところは全部めちゃくちゃに動かしてバタバタと大暴れだ
乳首は神経や毛細血管が集中している場所、その痛みは想像しただけでも寒気がする程だ
乳首が取れた痕からは血液と白い母乳がタラタラと流れだし、クリーム色のお腹を濁ったピンクで汚した
ルカリオもあまりの所行に青い顔をさらに青くしてドン引きしていたが、拘束の手を緩めることは無かった

「うぇぇ〜、自分でやっといて何だけどすっごい痛そー…」
「ヒィッ… ヒィッ… ヒィィィッ…」
「でもがんばって、はい、次いってみよー」
省13
951: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:24 ID:apHWnw+I0(56/103) AAS
「ミッ!ミッ!ミッ!ミッフィフィィィーン!!!」

だがそんな覚悟も乳首をもぎ取られる毎に薄れていき、三つ目をむしられた時には跡形もなく吹き飛んでしまった
こうなるともはやベビ達の姿は目に入らなくなり、痛みから逃れるために情けなくミィミィと泣きながら社長に命乞いをするのであった
だが社長にそんなものは通用しない
六つ目の乳首も容赦なく千切り取られ、部屋中に悲鳴を響かせるのであった

「最後は二つ同時にやっちゃうよ〜♪」

右手にペンチ、左手にラジオペンチを持ってカチカチと鳴らす社長
言葉は分からずともやろうとしてることを察したチビママンネは震え上がり、ふるふると首を横に振った
もちろん許されるはずもなく、お腹に最後に残った二つの乳首にペンチが襲いかかる

「ヂビガァァァァァァァーーーッッ!!!!」
省13
952: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:26 ID:apHWnw+I0(57/103) AAS
「あ、ミルク暖めて持ってこなくちゃ
 ルカリオちゃん、タブンネちゃんたちが変なことしないように見張っててね」

社長はルカリオとタブンネたちを残してまた部屋から出ていった
「たかが赤ん坊と気絶してるタブンネがどんな悪さをするというのだ」
そんな事を思いながらルカリオはダルそうにタブンネたちを見下ろす
そんな中床にうつ伏せに倒れたチビママンネにベビンネたちが弱々しいハイハイでよろよろと集まっていく
もちろんすぐ傍で怖いルカリオが睨んでいるのはベビたちにも分かる
しかし、恐怖よりも耐え難い空腹の方が勝っているのだ

「チィィ… 」「チィチィ… 」「チィチ、チィチ…」
「ミィ… ミィ!!」
省13
953: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:26 ID:apHWnw+I0(58/103) AAS
「ミピィ!!」「ヂボェッ!!」

急な激痛に驚き、ママンネは叫んで横になった状態から飛び起きてしまう
処置をしてあるとはいえ出来立てホヤホヤの敏感な傷口に食い付かれるのはかなり痛い
一方、吸い付いたベビンネの方は涎を大量に垂らしながらオエオエと嗚咽している
何故かというとポケモン用の傷を覆い隠すタイプの傷薬はポケモンが付けた薬を舐め取ってしまわないようにかなり苦い味がつけてあるのだ
その苦味はカンポー薬の数倍とも言われている
ルカリオは舐めてしまったベビンネを苦い顔つきで見つめていた
実はルカリオもリオル時代に自分に塗られた傷薬を舐めて苦い思いをしたことがあるのである
一生の思い出に残る、それほどの苦味だ
それをただでさえ敏感な赤ちゃんの舌で思いきり味わってしまったのだからもうたまらない
省13
954: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:26 ID:apHWnw+I0(59/103) AAS
「ミッ… ミグッ… ヒグッ…」

チビママンネはガクガク震えだし、瞳から絶望の涙が止めどなく流れた
目の前にいるまだ乳離れしてない8匹の我が子と5匹の大切な友達の子供たち
何よりも大切で愛しいベビたちが飢えて苦しみ、そして死んで行く…
想像しただけでも胸が張り裂けそうな未来が、確実に訪れようとしている
なぜ、ここからベビたちを連れてすぐに逃げ出さなかったのか
なぜ、ルカリオと戦おうと思ってしまったのか…
なぜ、8匹もベビを作ってしまったのか…
様々な絶望と後悔がチビママンネの心の中で膨らんでギチギチと胸を締め付ける

「ヂッ… ヂビッ…」「ビィィ… ビッ…」
省13
955: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:27 ID:apHWnw+I0(60/103) AAS
社長は箱を床に置き、一本の哺乳瓶を取りだして飲み口をベビンネに近づける
しかし向けられたベビンネは口を固く閉じて後ろに引いてしまう
さっきと同じように哺乳瓶からミルクが出てくると理解できないのだ

「うーん、やっぱり飲まないなぁ… これならどうかな?」

今度は自分の手の甲にミルクを数滴垂らし、そっとベビンネたちの前に差し出してみる
すると匂いに惹かれた一匹のベビンネが社長の手の甲に近づいてきた
少し怖がって恐る恐るなゆっくりとしたハイハイだったが、社長の手に辿り着き手の甲のミルクをペロリと舐めた

「…!!」

ベビンネは目を見開いて静かに驚いた
母親のとは少し違うが、確かに待ち焦がれていたお乳の味だ
省13
956: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:28 ID:apHWnw+I0(61/103) AAS
「ベビちゃんのは、こっち!」
「チグッ?!」

社長は手の甲を吸おうとする横から哺乳瓶の吸い口をベビンネの口に無理矢理突っ込んだ
もちろんベビンネは嫌がって押し退けようとする
しかし、押し込んだ拍子に吸い口から飛び出したミルクが数滴舌の上に落ちると態度は一変
素早く哺乳瓶を掴んでゴクゴクとすごい勢いで飲みだした

「チィィ…?」「チイ?」「ミ?」

他のベビンネたちとママンネはミルクを飲んで喉を鳴らす音に反応し、視線を社長とミルクを飲むベビに集める
世の事は何も知らないベビ達にもその音がミルクが喉を通る音だという事は分かる
兄弟たちの喉で鳴るその音をすぐ隣で聞いているからだ
省15
957: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:28 ID:apHWnw+I0(62/103) AAS
「そうだ、ルカリオちゃんも手伝って!そこの箱に哺乳瓶入ってるからベビちゃんにあげてね」
「ワフ?」

ルカリオは指示に戸惑いながらも箱から哺乳瓶を取り出して両手に1本ずつ持ち
そして膝をついて吸い口をベビンネ達に向けた
オスなのでこういう事には慣れてないのだ

「チィ?」「チィィ?」
「クゥ〜ン…」

哺乳瓶に気づいたベビンネ2匹がそろそろとしたハイハイでルカリオに近づき、持っている哺乳瓶から恐る恐るミルクを飲み始めた
やはり社長よりか見た目が怖いので若干警戒しているのだ
ルカリオも慣れない猫なで声など出して頑張ってはいるのだが
省11
958: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:28 ID:apHWnw+I0(63/103) AAS
「ルカリオちゃん、そのタブンネちゃんにも手伝わせて!」
「ワウ」

ルカリオは一端授乳を中断して、哺乳瓶を箱から取り出してチビママンネに手渡す
哺乳瓶を小脇に挟み、なぜ敵のルカリオが自分に哺乳瓶を渡すのか状況が掴めずに困惑するチビママンネ
小ベビンネは抱っこされたまま頑張って体を伸ばし、哺乳瓶の吸い口をチュウチュウと吸った
しかし、ビンが上を向いていたのでいくら吸ってもミルクを飲むことができなかった

「ワウ、ワウ、」
「ミィ?」

チビママンネに、ルカリオは瓶を下に向けるとお乳が出ることを教える
理解は出来たがチビママンネの手は小さく片手では哺乳瓶を持てかった
省13
959: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:29 ID:apHWnw+I0(64/103) AAS
「ミッ… ミミッ」

次々と眠りに落ちていくベビンネたちを目の前にして、「暖かいベッドに連れてってあげなくちゃ」とチビママンネは思った
しかし、この場所にはベビを安全に寝かせられるような隠れ場所も、気持ち良く眠れるような柔かな草のベッドもない
それらが備わっている自分の巣は遥か遠く、ついでにこの場には何を考えてるのか分からない人間とポケモンがいる
ベビ達にお乳を与えた安心感から忘れかけてはいたが、今はかなり危機的な状況なのだ
経験と判断力が圧倒的に不足していたチビママンネは困りながらただウロウロとベビ達の回りを歩き回ることしか出来なかった

「あっ、もうおねむなんだね〜 今ベッドを用意してあげるから出荷の時間までゆっくりおねんねしててね」

そんなチビママンネとは対照的に、おねむのベビンネ達にも落ち着いた様子で対処する社長
ベビを3匹まとめて抱っこして、先程の段ボールの寝床にそっと寝かせていく

「ンミッ?ミーッ…!」
省8
960: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:30 ID:apHWnw+I0(65/103) AAS
「んー? もしかしてベビちゃん達と一緒に眠りたいの?」

社長はチビママンネが入っているのも関係なしに次々と段ボールの中へベビンネを寝かせていく
やがて13匹全てのベビンネが入れられると、段ボールの寝床はぎゅうぎゅう詰めになった
タオルの上に置ききれなかったベビはチビママンネの上に乗せられ、まるでベビンネのかけ布団という状態だ
ベビの布団はけっこう重かったが、温もりと今朝からいろいろあった疲れに負けチビママンネはゆっくりと眠りに落ちていく

「うふふ、もう少しで出荷だから今のうちにゆっくり休んでてね」

眠りに落ちていく中で、チビママンネは部屋に積まれた箱から子タブンネの静かにすすり泣く声が聞こえてくることに気づいた
「どうしてあんな所からに子どもの声が聞こえるんだろう?」
気にはなったが、頭が悪いので睡眠欲に負けて眠りの中に消えていった
961: (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:38 ID:apHWnw+I0(66/103) AAS
それから何事もなく時間は過ぎて午後三時になり、中形のトラックが会社へとやってきた
子タブンネたちをデパートへ出荷する時間がやってきたのだ

「お疲れさまです、もう出荷の準備は整っていますよ」
「こんちはこんちは、それでは早速持っていかせてもらうざんす
 ホレ、荷物は家の中ざんす、中身はポケモンざんすから気をつけて運ぶざんすよ〜」
「あっ、玄関でうちの社員が2人待ってるから詳しい場所はその人に聞いてね」

デパートのざんす男の指示で、運送屋の2人の男が家の中に入っていき、子タブンネの入ったキャリーケースを次々と運び出し、トラックへ積み込んでいく

『ミィッ!ミィッ!ミィッ!ミィッ!ミィーッ!!』

棺桶のような狭いケースの中では眠るしかないので眠っていた子タブンネたちだが
早足で運ばれる激しい振動で目を覚まし、何が起こっているのかわからず寝ぼけながらミィミィと騒ぎだした
省14
962: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:40 ID:apHWnw+I0(67/103) AAS
一方、社長もまた自分の失敗に気づいていた

「あっ、ベビちゃん達をケージに入れるの忘れてた!」
「ほう、先程連絡があったベビィちゃんざんすな
 運ぶ前にちょいと見せて貰っても構わないざんすかね?」
「はい、大丈夫ですよー、家の中にあるので私についてきてくださいね」
「それではまたお邪魔するざんすよ」

そうして家の中へ入っていった社長とざんす男
そして子タブンネが入ったキャリーとチビママンネ親子が置かれている部屋に入ると、男2人と運送屋の男が段ボールを囲み怪訝な顔で中を覗きこんでいた
その中のチビママンネはベビを庇いながらも敵に囲まれた恐怖でプルプルと震え、
その恐怖はベビ達にも伝わってベビたちも同じように震えていた
省17
963: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:43 ID:apHWnw+I0(68/103) AAS
「チピィィーー!!」「チーッ!!チー!!」「ビィィィ!!!」

しかし、その声も空しく箱の中に残されたベビたちは一斉に泣き叫んだ
母親と触れあっていることで押さえられていた恐怖と不安が無理矢理離された事で一気に爆発したのだ
興味が勝るのか、ざんす男は13匹のベビンネが一斉に泣き叫ぶ爆音にも怯む様子もなく段ボールの中を覗きこんだ

「ほほ〜、昨日見せてもらったベビィちゃんよりもっと小っちゃいくて可愛いざんすねぇ〜
 でも、ちょっとマーマさんにべったりすぎるじゃないざんすか?
 お客さんに触らせていいものかちぃと不安ざんすよ」
「うーん、その点は大丈夫だと思いますよ。
 さっきは私の手からミルクを飲みましたし、抱っこしても泣きませんでしたし
 今泣いているのは寝てるときにドタドタした足音で起こされてご機嫌斜めなのかもです」
省14
964: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:43 ID:apHWnw+I0(69/103) AAS
ざんす男はベビたちの泣き顔を眺めながら少し考え、ある事を決断した

「このマーマさん、イベントの間レンタルさせて頂けないざんすかね?
 買ってからのベビィちゃんの管理はこちらとしても不安があったんざんすよ」
「あー、大丈夫ですよ。沢山買ってくれたからサービスでお付けしちゃいます!」
「サービス! いや〜器量もきっぷもいい社長さんで良かったざんすよ〜」
「へぇ〜、こいつもイベントに出すんですかい?」
「いえ、裏方としてベビィちゃんのお世話をして頂くざんす
 ベビィちゃんは売り物でもあるざんすから
お売りするときにお客さんの目の前で母親と引き離すなんて事したらマイナスイメージざんすよ」
「あー、言われてみたらその通りですなぁ
省9
965: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:44 ID:apHWnw+I0(70/103) AAS
その後色々と話し合いをした結果
チビママンネは大型の青果用木箱、ベビンネたちは特大の発泡スチロール箱に纏めて入れられる事に決まった

「ミ゙ーッ!ミ゙ーッ!ンビビーッ!」
「オラッ!暴れんなよコラ!」

兄貴分と弟分によってまだ泣いているベビンネから引き剥がされるチビママンネ
必死に暴れて抵抗したが手足を縛り上げられ、いつもの麻袋に首だけ出して入れられてから箱詰めにされた

『ヂビィィィィィィィ!!ムビィィィィィィィ!!』
「はいはい、ベビちゃんのおうちはこっちですよー」

一方、ベビンネたちは泣きながらも必死にハイハイして引き離された母親に必死に追いすがろうとする
しかし、チビママンネに近づくそばから次々と社長に捕まり、小型の洗濯ネット一網に一匹ずつ入れられていく
省12
966: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:45 ID:apHWnw+I0(71/103) AAS
そんな中、あの13匹のベビンネ達は小さな耳と触角で叫喚の中から近くにいるチビママンネの存在を必死に聞き分け、辛うじてその幼く弱々しい精神を正気に保たせていた
その道のりもやがて終わり、トラックはデパートに到着してバッグで荷台を搬入口に向けて停まった

トラックの荷台が開かれてタラップが下ろされると、待ち構えていたデパートの社員達が子タブンネが入ったケージを次々と荷台の中から運び出していく
そして用意してあった台車に数箱ずつむとめて乗せて保管部屋へと運んでいった

「フィィ… フィィ… ミッ… ミッ…」
「チィチ… チィチ…」

台車の上のキャリーからは子タブンネたちの弱々しい声が聞こえてくる
地獄の長旅でだいぶ憔悴してはいるがしっかりと生きている

トラックから少し遅れて、ざんす男も車でデパートに到着した
「ふぃー、遅れてすまんざんすよ
省15
967: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:45 ID:apHWnw+I0(72/103) AAS
ざんす男の部下が言う前の業者と言うのは、このイベントをやるに当たって事前に子タブンネを発注していた業者で
ざんす男は安さに惹かれてそこに決めたのだがそれは大きな失敗で、とてつもなくいいかげんな業者に当たってしまったのだ
その業者は野生からかき集めた300匹近くの子タブンネやベビンネを空気穴も空けていない貨物用の小型のコンテナに一度に詰め込み、
それを屋外に半日放置したあと中身を確認せずデパートにそのまま送って来たのだ
ざんす男とデパートの平社員はそのコンテナを開けた時の事を忘れることは出来ないだろう
異様に重いコンテナの扉を開けた瞬間、沢山の子タブンネやチビンネの死体が悪臭と共にドドッと雪崩落ちてきたのだ
半日以上放置されたコンテナの中は酸欠状態になり、
中の子タブンネたちは息苦しくなって外に出ようと扉に殺到したものの
結局出られずにそのまま窒息死、もしくは他の子タブンネに押し潰されて圧死してしまったというわけだ
奇跡的に的に生き残っていた子タブンネも数匹はいた。しかしイベントを開催するにはどう考えても足りない
省15
968: ショーケースの裏側で (ワッチョイ 83c3-8HZ0) 05/14(火)11:47 ID:apHWnw+I0(73/103) AAS
「眠っていただけだったみたいざんすね。安心安心
 ネットから出して品質を確認したら…
  えー、子タブンネとは別にしておいた方がいいざんすねぇ…」

ざんす男がベビをどこに置いていくかか少し迷っていると、男性社員が部屋の一角の柵で囲ってある所を指差した
「自分もそう思ってベビーサークルで赤ちゃんタブンネ用のスペースを用意しておきました」
「おほ、気が利くざんすね〜
 では、品質に問題が無かったらそこのサークルに入れておくざんすよ」
「はい」

そうして女子社員は洗濯ネットのチャックを開けて中からベビンネをそっと取り出すと、掌の上に寝せるように両手で優しく抱いてどこかおかしな所が無いか観察した

「チィィ… チィ…」
省12
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