スティブナイト アンチモナイト【Sb2S3】 (73レス)
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3: 2019/11/24(日)15:35 AAS
一般的な輝安鉱は、10センチ以下の結晶が塊状になって産出します。
県内でも細かい針状結晶が亀山市、松阪市、度会郡南伊勢町などで見つかっています。

しかし、市ノ川鉱山では、三波川(さんばがわ)結晶片岩とそれを覆う新第三紀の礫岩を切る輝安鉱−石英の晶洞(しょうどう)から、
10センチを超える巨大結晶が多数産出します。明治時代には、1メートル近い美しい長柱状結晶が産出したという記録も残っています。
その姿と鈍く輝く光沢は、まるで武士の持つ日本刀のようにすら感じられます。

 県立博物館の市ノ川鉱山産の輝安鉱標本は、先端部がはっきりせず、美品とは言い難いものですが、
長さ32センチで、ずっしりと重い手応えは、巨大結晶としての価値を十分にもっています。

世界的に有名なものであるがゆえに、早い時期からほとんどのものが海外に流出して、
日本に残っている鉱物標本が少ないことから貴重なものといえます。(M)

※1
 ■には金偏に葛の1字が入ります。
※2
 読み下し文は、新日本古典文学大系12『続日本紀 一』 1989年 岩波書店 によった。
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