[過去ログ] アパレルからの転職 (1002レス)
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904: 2020/09/18(金)20:52 ID:q27A0I7y0(1/22) AAS
楚の人で、盾と矛を売る者がいた。
盾を誉めて言う、我が盾の堅いこと、これを突き通すことができるものはない、と。
また、矛を誉めて言う、我が矛の鋭いこと、突き通せないものはない、と。
ある人が言った。
君の矛で君の盾を突けばどうなるのかね、と。
その商人は答えることができなかった。
何物も突き通せない盾と、突き通せないものはない矛とは、世に同時に存在することはできない。
906: 2020/09/18(金)22:46 ID:q27A0I7y0(2/22) AAS
堯も匹夫であったなら、三人を治めることすらできないであろうし、桀も天子であったからこそ、天下を掻き回して乱したのである。
私はこれによって勢位こそ恃むべきものであり、徳や智恵などは慕うに値しないのだと知るのである。
907: 2020/09/18(金)22:54 ID:q27A0I7y0(3/22) AAS
ああ、人間はクズなのだから、人間のクズは、クズのクズになってしまう
908: 2020/09/18(金)22:57 ID:q27A0I7y0(4/22) AAS
出世すると給料が下がる結果が、良くなっていると言えるのだろうか
909: 2020/09/18(金)23:05 ID:q27A0I7y0(5/22) AAS
政治を行うに、自分の職分を超えず、知っていても言わない、と。
自分の職分を超えず、とは、職分を忠実に守ると言うこともできる。
知っていても言わない、とは、過ちがあっても言わないということになる。
910: 2020/09/18(金)23:07 ID:q27A0I7y0(6/22) AAS
政治を行うに、自分の職分を超えず、知っていても言わない、と。
自分の職分を超えず、とは、職分を忠実に守ると言うこともできる。
知っていても言わない、とは、過ちがあっても言わないということになる。
912: 2020/09/18(金)23:13 ID:q27A0I7y0(7/22) AAS
かの斉の田恒、宋の子罕、魯の季孫意如、晋の僑如、衛の子南勁、鄭の太宰欣、楚の白公、周の単荼、燕の子之など、この九人の臣たる様は、皆、仲間を集め徒党を組んで君主に仕え、正しい道を覆い隠して私利私欲をなし、上は君主を脅かし、下は治安を乱し、外国の勢力を借りて国内の政治を乱し、民を害して君主を騙し、姦悪をなすのを憚らないのである。
このような臣は、聖王賢主だけがこれを禁じさせられる。
もしこれが明察でない君主であるなら、どうしてこれを見抜くことができようか。
913: 2020/09/18(金)23:18 ID:q27A0I7y0(8/22) AAS
しかし今、利が無いわけではないのに、民がお上についてこない。
威が無いわけではないのに、下は命令を聴き従わない。
朝廷に法が無いわけではないのに、法による政治が名誉と一致しない。
これら三つが無いわけではないのに、世が治まったり乱れたりするのは何故であろうか。
914: 2020/09/18(金)23:19 ID:q27A0I7y0(9/22) AAS
常に世が乱れるやり方を貴び、治まるやり方を蔑む。
915: 2020/09/18(金)23:29 ID:q27A0I7y0(10/22) AAS
およそ人が重罰を受けるような罪を犯すのは、もともと生活に不足ない状態になって後のことである。
財産が足りて、これを深く愛するとしても、刑罰を軽くすれば、なお世は乱れるだろう。
916: 2020/09/18(金)23:33 ID:q27A0I7y0(11/22) AAS
韓非子も他の諸子百家も人間を絶滅させたいという気持ちは分からないだろう
917: 2020/09/18(金)23:51 ID:q27A0I7y0(12/22) AAS
魯の哀公は君主としては下級である。それが南面して国の主となれば、国中の民で臣下として仕えない者はいない。
人はもともと権勢に服すものである。権勢とは実にたやすく人を服従させる。
ゆえに仲尼が臣下となり、哀公は君主となったのだ。仲尼は哀公の仁義に服したのではなく、その権勢に服したのである。だから仁義をもってして仲尼は哀公に服すことはなく、権勢をもってすれば哀公は仲尼を臣下とすることができるのだ。
918: 2020/09/18(金)23:54 ID:q27A0I7y0(13/22) AAS
このような賢能とされる者たちの行動がまかり通れば、兵は弱く、土地は荒れ果てる。
にもかかわらず君主は賢能の者の行動を褒めそやし、弱兵や荒れた土地による禍を忘れてしまう。
だから私事の行動が幅を利かせ、公の利益は無くなってしまうのである。
919: 2020/09/18(金)23:54 ID:q27A0I7y0(14/22) AAS
儒家は学問で法を乱し、侠客は武勇で禁を犯す。
しかし、君主はこれら二者を礼遇する。
これが世の乱れる原因である。
法に背いた者は罪せらるが、儒家の先生方は学問をもって任用される。禁を犯せば罰せられるが、侠客は私事の武勇をもって養われる。
ゆえに法が認めない者を君主は採用しているのであり、役人が取り締まるべき者を貴族は養っているのである。このように法と民の意趣、朝廷の上下、これら四者が相反し、定まらない。
これではたとえ黄帝が十人いたとしても、国を治めることなどできないであろう。
ゆえに仁義の道を行う者は誉めるべき者ではなく、これを誉めることは功を害することになる。学問を習う者が採用されるべきでなく、これを用いることは法を乱すことになる。
920: 2020/09/18(金)23:55 ID:q27A0I7y0(15/22) AAS
楚の人で直躬という者がいた。
彼の父が羊を盗んできたので、役人に告げた。宰相が、その子を殺せと命じた。君主に対しては正しいが、父に対しては正しくないと思ったからだ。だからこれを罰した。
これを見るに、君主の忠臣は父にとっては親不幸者である。
921: 2020/09/18(金)23:55 ID:q27A0I7y0(16/22) AAS
魯の人で君主に従って戦に出た。三度出陣し、三度とも逃げ出した。
仲尼が理由を問うた。
答えて言うには「私には老いた父がいて、私が死んでしまったら、父を養う者がいなくなります」と。
仲尼はこれを聞いて孝行者だとし、推挙した。
これを見るに、父にとっての孝行者は、君主にとっては不忠者である。ゆえに宰相が直躬を罰してからは楚の民は悪事を知らせなくなり、仲尼が逃亡者を賞してからは魯の民は敵に降伏し逃亡することを軽んじるようになった。
922: 2020/09/18(金)23:55 ID:q27A0I7y0(17/22) AAS
君主の利益と民の利益はこのように相反するのだ。
しかも君主は公に功績のあった者も私事で善行のあった者も一緒くたに賞賛し、国家の福を招こうと望んでいる。これでは望みがかなうはずもない。
923: 2020/09/18(金)23:56 ID:q27A0I7y0(18/22) AAS
古の蒼頡が文字を作ったとき、自分で囲ったものを私(厶)とし、私(厶)に背く(八)ものを公とした。公私が相反することは蒼頡の時代から既に知られていることである。
しかし今は公私の利益が同じであるとするのは洞察力の欠如による誤りである。
それが個人の利益を計るならば、仁義の徳を修め、学問を学ぶのに越したことはない。
徳が身につけば信頼され、信頼されれば取り立てられる。
学問を習えば賢明な師となる。賢明な師となれば地位も名誉も得られる。これが個人の利益である。
であるなら、功績もないのに召し出され、官爵がなくても地位や名声が得られる。政治をするにあたり、このようなことがまかり通るならば、国は必ず乱れ、君主は必ず危ういものとなるだろう。
924: 2020/09/18(金)23:56 ID:q27A0I7y0(19/22) AAS
ゆえに互いに相容れないものは並び立つことはできない。
敵を斬る者が賞を受けるのに、慈恵の行いも尊ばれる。城を攻め落とす者が釈録を受けるのに、兼愛の教えも信奉される。武装した兵士が危難に備えるのに、学者などの優雅な服飾も讃えられる。
国を富ますには農業が重要であり、敵を防ぐには兵卒が恃みであるのに、学術の士が尊ばれる。お上を敬い法を畏れる民を捨ておき、遊侠の徒が貴族に採用される。
挙動かくの如きでは富国強兵は望めない。
925: 2020/09/18(金)23:56 ID:q27A0I7y0(20/22) AAS
国が平穏なときは学者や遊侠の徒を養っていながら、いざ危難が迫ると兵卒を用いる。
常に利益を与えている者たちは、いざという時に役には立たず、いざという時に役に立つ者は常に利益を与えられることはない。
こういうわけで、農業や軍事に従う者は、その仕事を疎かにするようになり、侠客や学者が日増しに増える。
これが世の中が乱れる原因である。
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