AI+DX 未来予測 (113レス)
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108: 03/14(木)13:10 AAS
解析には数年前に約100万円で購入したスペックの高いデスクトップパソコンを使用し、限られた時間の中でより精度の高い研究を行っていく。最近はCPU(中央演算処理装置)を主に使用するAIとGPU(画像処理半導体)を主に使用する将棋AIの実力が拮抗しているため、CPU・GPUともにハイスペックなものを用意する必要があり、棋士の研究にもお金が掛かる時代になっている。自動解析には時間が掛かるため、就寝時間に併せて解析を始め、朝起きたときに結果をチェックできるようにしておく。

具体的な作戦の選択、相手の修正案も視野に

翌朝、起床と同時に早速前日の自動解析の結果をチェックし、具体的な戦法の策定に入る。対局当日は振り駒で先手・後手が決まるため、両方のパターンを用意しておく必要があり、事前に先手・後手が決まっている棋戦と比較して準備する戦法の幅が広くなる。

対局相手Yの得意戦法である「相掛かり」(序盤で飛車先の歩を交換する急戦)の過去1年の採用割合は全体の43%、勝率は0.760と非常に高い。当日、後手番になったときにこの戦法を深く研究して対峙するか、あるいは別の戦法で迎え撃つかは戦略上の大きな分岐点となる。

対局前日は将棋AIとループ式で実戦

総手数約2000手となる変化ツリーを作成したところでこの作業を一段落させ、対局前日は将棋AIとの実戦練習に入る。現在のAIに実戦で勝てることはまずないが、想定局面でしっかりと考えて指し、急所の感覚をつかんでいくことが大事だ。局面が明確に不利になった時点で対局を止め、AIの評価値や読み筋を振り返って改善策を決め、再度AIと実戦を行うというループに入る。

形勢がなかなか良くならないために苦しさを感じることもあるが、こうした「壁打ち」で、想定局面からさらに先に進んだ局面の景色が少しずつ見えてくる。新しい景色が見られることは将棋の楽しさの1つだし、また局面の理解度が高まってくると自信もついてくる。これでようやく技術的な準備はほぼ終了となる。

チャットGPTの冷静な助言でマインドセット

対局当日のマインドセットとして(1)集中力と冷静さを保つ(2)自信を持つ(3)ポジティブな思考を保つ(4)フレキシブルな思考(5)結果を恐れずにプレーする、といった項目を指し示されると、改めて対局中において集中力と冷静さを維持することが大事だと肝に銘じる。タスクの整理だけでなく、生成AIは棋士をメンタル面でもケアしてくれるようになっている。
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