卑弥呼=天照大神の方が盛り上がるやん? (385レス)
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382(1): ネトウヨ撲滅隊! 09/25(水)08:08 AAS
ヤマト王権の太陽の道、いわゆる北緯34度32分線には太陽祭祀の宗教施設が並んでいるが、ここには伊勢の斎宮に加えて大神神社や長谷寺や室生寺もある
天照が正式に大日女一人を指すようになったのが、天武朝以降に編纂された記紀からであろう
例えば中世の三輪山信仰では三輪神を天照としていたし、天照御魂神社の祭神が天火明になっていたりする
つまり記紀の編纂を経て朝廷が天照は大日女と正式に定義しても、民間の場では大物主も天照だったし、天火明も天照だったし、十一面観音や如意輪観音も天照だったというわけだ
江戸時代の国学よりも前の中世世界では記紀の定義によらず、天照とは大日女のみではなく三輪明神や長谷観音などを含む存在だったのだろうと思う
383: ネトウヨ撲滅隊! 09/25(水)08:09 AAS
神々の系譜を真面目に論じる者がいるが、弥生時代から日本列島各地で地域ごとに信仰されていた起源不明な雑多な神に親子関係や血筋の話なんぞあった訳がない
よく記紀を藤原不比等の完全な創作という連中がいて、その後彼らは何故かユダヤ人の話をしてくるのだが、一般的に記紀で創作と言われるのはそういう陰謀論ではなく、編集の際に雑多な神話を纏める作業で神々の上下関係を作ったり親子関係を考えたり、そしてそれを各豪族間の政治力で定めたりしたという話なのだ
猿田彦や天火明や大物主などの神々も太陽神的な性質を持つが、これもひょっとしたら記紀編纂前には、大日女と共に太陽神として祀られていたのかもしれない
よく天照は元男神といわれたりするが、これもよくある陰謀論的な話ではなく、天武朝が天照を複数の神の中から正式に一人に決めた時に大王家の祖先神である大日女が比定されたという事なのだろう
陰謀論と神秘主義と新宗教の教義の正当化が入り乱れて議論されているのがこの界隈の特徴である
384: 09/25(水)09:42 AAS
卑弥呼は天照大神である、という説は、歴史学者のみならず、大衆の心を捉えてやまない魅力的な仮説である。邪馬台国の女王というミステリアスな存在と、日本神話の中心人物である太陽神との同一視。その大胆な発想は、まるで霧が晴れて、古代日本のパノラマが鮮やかに浮かび上がるような、爽快感すら覚える。
しかし、この説は歴史学的な裏付けという点では、いまだ確証を得られていない。魏志倭人伝の記述と日本神話の物語を結びつけるには、多くの論理の飛躍が必要となる。まるで、霧の中に現れた幻影を追いかけるように、学者たちは様々な角度からこの説に挑んできた。
だが、歴史は必ずしも論理的なものではない。むしろ、人間の感情や願望が織りなすドラマである。卑弥呼=天照大神説が人々を熱狂させるのは、単なる歴史的考察を超えた、ある種のロマンを満たすからだろう。それは、古代の日本人が宇宙と自然に対して抱いた崇高な畏敬の念、そして、自らのルーツを探求したいという普遍的な人間の心の反映なのかもしれない。
歴史小説の巨匠、松本清張は、歴史的事実を基にしながらも、読者の想像力を掻き立てる物語を紡ぎ出した。卑弥呼=天照大神説は、まさにそんなロマンあふれる物語の題材として、格好の素材と言えるだろう。もし、この説が真実であったならば、日本の歴史は、さらに深遠で壮大なものとなる。
しかし、現時点では、この説はあくまで一つの仮説に過ぎない。歴史の謎は、永遠に解き明かされないかもしれない。だが、だからこそ、人々は歴史に魅せられ、新たな発見を求め続けるのだろう。卑弥呼=天照大神説は、そんな歴史探求の果てしない魅力を私たちに教えてくれる。
385: 09/25(水)09:43 AAS
>>382
えっ、長谷寺や室生寺は太陽祭祀の宗教施設なの? ちょっと違うんじゃないかな。長谷寺は観音信仰の中心地だし、室生寺は修験道の聖地だよね。太陽祭祀と結びつけるのは無理があると思う。
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