宇宙が広がっていってる理由 (223レス)
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168: ド文系おじさん 05/11(土)14:01 ID:ynLfzs9y(4/5) AAS
単なるスレチで終わらせないために、宇宙全体を圧縮した場合についても考えておきましょうか。

観測可能な宇宙の範囲内にある銀河の総数をおよそ一千億、それらが全て天の川銀河と同等の質量を持つと仮に見積もった上でのある試算によると、

総質量は約2.5x10^34京トン、その場合のシュヴァルツシルト半径は約3.7x10^26m

一方で、現在推定されている、宇宙マイクロ波背景放射の発生源までの距離がおよそ450億光年で、これを換算すると約4.3x10^26m。

つまり、今の観測可能宇宙がブラックホールでないのはわりかしギリだったみたいな計算になります。ふぃ〜(汗)あっぶねぇ〜w

裏を返せば、宇宙膨張説を受け入れた上で時間を巻き戻して考えてみるなら、まぁまぁ早い?段階で観測可能宇宙全体はシュヴァルツシルト半径を下回ってしまうという事でもあります。
実際、今は450億光年先にある宇宙マイクロ波背景放射の発生源は、137億年前(推定ビッグバン時期の直後)には我々から約3.9x10^23m(4100万光年)しか離れていない位置にあったとされ、
これは上のシュヴァルツシルト半径を三桁も下回ってます。

少なくとも、現在の観測可能宇宙がこの若い時代に占めていた狭い領域に関してなら、「ブラックホール状態だった」と表現してもあながち間違いとは言えないように思われます。
(厳密にはいくつかの点で違うんだろうとも思いますが)
なお、膨張によってシュヴァルツシルト半径越えて以降はまた話が変わりますからね。念のため。

光速でも脱出出来ないほど強く歪んでいた領域を、今の観測可能宇宙のサイズにまで膨張させるには、そりゃぁもうとんでもない力が必要になるわけで、だからこそビッグバン説になっちゃうんですね。
何しろちんたらやっていたんではこの、あり得ないほどの超重力に必ず負けちゃうから。まず最初に思い切りドカーンと行っとく必要があるという訳なのでした。
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