[過去ﾛｸﾞ] 18禁版シスタープリンセス妄想スレッド26 (390ﾚｽ)
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375: 2019/06/12(水)20:06 ID:VtcAYTuB(7/14) AAS
校長室の前は一度通っていたが、その時はいなかった二人
入れ違いになったと思うが、いつ二人はここへ来たのだろうか
可憐ちゃんと千影ちゃんが、青臭い匂いのする校長室の前で会話をしていた
私はミカエルにそっと命じながら、気付かれないように離れる
少しずつ後ずさり、曲がり角の向こうの二人から距離を取っていく
「千影ちゃん、今ならまだ間に合います。可憐と一緒に保健室へ来て下さい」
「そこに何があるんだい？」
「白雪ちゃんが解毒剤を作ってて、もう完成している頃です」
「ほう、解毒剤とは驚いたね。白雪ちゃんがそんなものを作っているとは」
「残った妹全員で、お兄ちゃんを説得しましょう。きっと考えを」
「よく分からないことを言うね、可憐くん。これは兄くんの試練なんだよ」
「試練…？」
「君には決して理解できないことだけど、私には長い約束があるんだ…兄くんとのね。
今回の催しも、それを果たすために乗り越えるべき障害だと考えているよ。残念だが、
君の考えには賛同できないんだ。諦めてもらうよ」
「なら、どうする気ですか？」
「そこに隠れているもう一人の妹諸共、ここで落ちてもらおうか。出ておいで、鞠絵くん」
「え…！？鞠絵ちゃん！？」
「ボディガードのために彼を同行させたのが仇になったね」
「…そ、そうか…ミカエルが…鞠絵ちゃん、逃げて！！」
「可憐くんの前に鞠絵くんを……む！？」
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