[過去ログ] さいたま市|しらさぎ幼稚園|O157 (545レス)
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(5): 2012/03/10(土)00:30 ID:4ZhMukKa(1) AAS
一九九〇年、埼玉県浦和市の「しらさぎ幼稚園」で、飲料水に使っていた井戸水がO157に汚染され、
それがもとで三一九人の患者が出て園児二人が死亡するという事件が起こりました。
ちなみに、この事件では園児の遺族らが幼稚園や県を相手どり、
約二億円の損害賠償を求める訴えを起こしましたが、一九九六年七月三十日、
浦和地裁は、「保健所から飲用不適とされた井戸水をそのまま園児らに飲ませていれば、
被害が出ることが十分予見できた」にもかかわらず井戸水をそのまま使用しつづけたとして、
園長に対し、業務上過失致死罪で有罪判決を言い渡しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
浦和市の「しらさぎ幼稚園」で1990年10月に園内の井戸水を飲んだ園児2人が
O157に感染して死亡した事件で業務上過失致死罪に問われた当時の園長で現在理事長の
省1
2: 2012/03/10(土)01:27 ID:dYzZr1vO(1) AAS
集団感染が発生したことは誠に遺憾で、亡くなられた方とご家族には心からおわび申し上げる
3: さいたま市−しらさぎ幼稚園 2012/03/10(土)09:40 ID:0Ftk+3JN(1) AAS
>>1さいたま市ーしらさぎ幼稚園の本当の話?
関連情報教えろ!
4: 2012/03/10(土)12:44 ID:y4pcAUMg(1/2) AAS
O157などの病原性大腸菌について - 埼玉県ホームページ
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/factor-ecoli.html
5: 2012/03/10(土)12:53 ID:y4pcAUMg(2/2) AAS
さいたま市|しらさぎ幼稚園|O157
2chスレ:archives
6: 2012/03/11(日)22:26 ID:zrZV9sZB(1) AAS
現在高校三年で幼稚園教諭を目指そうと思っています
そこで質問なんですが、男性で幼稚園への就職は不利だと聞いたのですがその話は事実なのでしょうか?

また、通信教育での免許修得も考えているのですが通信教育の制度がいまいち分かりません

よろしければどなたかご教授願います
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(1): 2012/03/12(月)02:36 ID:SwjAkmN2(1) AAS
http://tsushin.keikotomanabu.net/tk-gen-koza-list_TGK020013_TCK030110
8: 2012/03/12(月)10:20 ID:PxJVQnyd(1) AAS
>>7 どうもありがとうございます。
9: 2012/03/12(月)16:17 ID:Q2dGs/U3(1/12) AAS
<診断のポイント>
小児と高齢者、基礎疾患保有者がハイリスクである。

飲食物等で生菌を経口摂取することにより感染し、数日の潜伏期をおいて発症する。
その一般的臨床像は、発症初期には血性下痢は少なく、頻回の水様性下痢が一両日続き、
その後、大量の新鮮血を伴う血性下痢と激しい腹痛が起こる。
このほかの症状としては、嘔気、嘔吐、風邪に類似した悪寒や上気道症状なども患者の20%程度に認められる。

ただし、本症では他の多くの感染性腸炎と異なり、38℃以上の高熱を呈する例は十数パーセントとまれである。 
10: 2012/03/12(月)16:18 ID:Q2dGs/U3(2/12) AAS
<治療のポイント>
確定診断には便培養による菌の同定が重要である。これは抗生剤使用前でなければ意味がない。
抗生剤使用後や血性下痢の段階では菌の検出ができないことが多い。
その際の抗体検査については後述する。

止痢剤の投与は細菌の増殖を助長する可能性があるので行わない。

抗菌剤に関しては厚生省ではFOM(ホスホマイシン)を考えうる選択肢として提示している。
FOMは大腸菌・ビブリオ・サルモネラなど夏期に感染の多い菌種に有効なため、
病名確定していない早期治療には多用される。しかしO-157感染症に関しては抗菌剤の投与が有効である証拠はない。
出血性の腸炎にまで進行した場合はプライマリケアの限界を越えたと判断して専門医に紹介して欲しい。
省5
11: 2012/03/12(月)16:20 ID:Q2dGs/U3(3/12) AAS
<高度治療の基準>
BUN< 30だがLDH高め、血小板減少、白血球増加、CRP陽性、Bil増加、尿異常(蛋白尿、血尿)がみられる場合は入院管理とする。

中枢神経症状(痙攣、意識障害)がある場合や、BUN> 30, Plt < 50,000, LDH > 1000 であったり、
検査データの変化が急激ならば、HUSを発症している可能性が高く、透析(できれば腹膜透析)を
含めた集中管理の可能な病院へ三次搬送をおこなう。

 
12: 2012/03/12(月)16:22 ID:Q2dGs/U3(4/12) AAS
<HUSとは>
溶血性貧血・血小板減少・急性腎不全を三主徴とする症候群で、小児の急性腎不全の原因として主要なものの一つである。

現在までのところ、兵庫県内での発症例はほとんど散発例である。神戸大学小児科で経験した過去の症例
 男子15例、女子14例の計29例について全て散発例であったが、兄弟の同時発生が二組認められた。
平均年齢は4.3歳で、下痢などの消化器症状出現からHUS発症までは平均5.4日であった。

発症は夏期に多いが、一年中いつでも発症しうることに留意する必要がある。

 
13: 2012/03/12(月)16:23 ID:Q2dGs/U3(5/12) AAS
<HUSの病態生理の仮説>
ベロ毒素が血管内皮細胞にダメージを与える。レセプターを介して内皮細胞に蛋白合成障害を起こす。
腎血管の内皮細胞・脳血管の内皮細胞にレセプターが多く、この領域に感受性が高い。

内皮細胞が剥がれてそこに血栓を形成して血小板を消費、さらに血管狭窄により赤血球が物理的溶血を起こす。
このようなmicro angiopathyにより、急性腎不全や意識障害や痙攣等の中枢神経症状を起こす。

 
14: 2012/03/12(月)16:24 ID:Q2dGs/U3(6/12) AAS
<典型的HUSと非典型的HUS>
この両者は発症の背景は全く異なり、治療方針も異なるため、鑑別が必要である。

非典型的HUSは消化器症状を欠き、遺伝的な要因や再発を認めることがあり、組織学的には、
腎内細血管の閉塞を示す、いわゆる血管型を呈し、末期腎不全となる可能性が高い。

一方、O-157などの腸管出血性大腸菌感染症に続発する典型的HUSでは、腎内細血管の病変は見られず、
糸球体だけに病変を認める、いわゆる糸球体型であり、無尿期間が一ヶ月ほど続いても完治した例もあり、
基本的には、腎機能は正常にもどる。
15: 2012/03/12(月)16:25 ID:Q2dGs/U3(7/12) AAS
<小児腎臓病医の立場から見たHUSの治療法の要点>
1体液の補正
体重、血圧、心胸比(CTR)などを測定し、ボリュームオーバーロードに注意しつつ、
輸液による脱水の補正を行うとともに、フロセミドの大量静注による利尿を試みる。
この治療のみで、透析に至らず軽快する場合もある。

2透析基準
BUN > 100 mg/dl, Cr > 8 mg/dl, HCO3 < 12 meq/L, K > 7 meq/L、鬱血性心不全、 高血圧

以上のいずれかを認める場合などが対象となるが、検査データは上記の基準以下でも、乏尿、無尿が持続する場合や、痙攣、意識障害などの中枢神経症状を認めた場合には、躊躇せず透析導入する。

透析方法は、腹膜透析が安全であり、体重20キロ以下の場合、腹膜透析が絶対適応となる。

血液透析は脳圧を亢進させ、抗凝固剤を使用するため、出血傾向を助長し、中枢神経症状を助長する可能性がある。
省12
16: 2012/03/12(月)16:25 ID:Q2dGs/U3(8/12) AAS
<治療の経過>
神戸大学医学部では過去に29例の消化器症状を伴うHUSを経験し、幸いにも全例生存している。
29例中8例に中枢神経症状が出現し、その一例に重篤な後遺症(IQが60となった)を残したが、
典型的HUSは概して維持療法のみで治療可能であり、比較的予後良好な疾患と考えている。
後遺症の防止という側面も含めて、治療についての経過と指針を提示したい。
17: 2012/03/12(月)16:28 ID:Q2dGs/U3(9/12) AAS
(症例1)血性下痢と乏尿、傾眠傾向を示した五歳男児

家族歴既往歴なし

お祭りでソフトクリームを食べた。

翌日朝から軟便となり、二日目から激しい腹痛と血性下痢となり、翌日、近医にて輸液と止痢剤の投与を受ける。
三日目に傾眠傾向が現われ、入院・輸液受けるも排尿が無く、BUN Cr上昇、血小板減少、
溶血性貧血を認め、HUSの診断にて当院転送

入院時の現症は意識レベル傾眠、皮膚乾燥、出血斑なし、心肺正常、腹部平坦、拡張期血圧はやや高かった
省12
18: 2012/03/12(月)16:29 ID:Q2dGs/U3(10/12) AAS
(症例2)血性下痢に引き続き全身痙攣を示した四歳男児

(グラフ)

家族歴既往歴なし

感染経路不明
省12
19: 2012/03/12(月)16:31 ID:Q2dGs/U3(11/12) AAS
(症例3)浮腫・乏尿を示した二歳男児

家族歴既往歴なし

発熱、食思不振 嘔吐 軟便により、近医受診。しかし明瞭な血便はなし。
下痢がおさまって一週間近くたって水分摂取不良、顔色悪いため再受診。

BUN106 Cr3.9 Hb7.3 LDH7,300 Plt50,000のため入院後、当科転院。

意識レベルは正常だが、顔面浮腫を認め、血圧はやや高い。
省3
20: 2012/03/12(月)16:34 ID:Q2dGs/U3(12/12) AAS
<抗体検査について>
抗VT抗体と抗大腸菌LPS抗体の関係に関しては国立小児病院の竹田多恵先生に依頼して調査した。
消化器症状を示すHUSと大腸菌関連抗体の陽性率については、

20例中12例が 抗O-157LPS抗体陽性 他の7例で抗O-111LPS抗体陽性あるいは抗O165LPS抗体陽性。9割がベロ毒素陽性であった。

 

<参考文献>
 
吉矢邦彦 他.溶血性尿毒症症候群の臨床病理学的検討.日本小児 科学会雑誌 97:1240-1245, 1993.
吉矢邦彦 他.溶血性尿毒症症候群の病因と予防.日本小児腎臓病 学会雑誌 7:161-163,1994.
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