[過去ログ] MMT Modern Monetary Theory Part.155 (1002レス)
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(1): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/26(日)23:04 ID:qKW62Zyc0(2/2) AAS
マクロ経済としては、誰も借金を返していないし、返さなくてもいいんだってことが分からないと、新聞さんは何を言っても無駄でしょうね。

じっさい、世界中のどんな国の政府債務も民間経済の借金も、長期的にはどんどん増えていってるわけでしょ。

つまり、誰も借金を返してなんかいないという事でしょ。単に借り換えしているだけです。

じゃ、この借り換えができなくなればどうなるのか?あるいは、借金を全部返してしまったらどうなるのか?
そこを考えないと、新聞さんの言うことに、なんの説得力もないんですよね。
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(3): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)00:19 ID:0WvSEgEX0(1/15) AAS
アベノミクスは実質的に金融緩和のみ市場の通貨を増やしただけだ

いいえ、アベノミクスが増やした通貨は金融市場の通貨であって、財市場の通貨じゃないんですよ。
それどころか、民主党政権時代の消費造営法案に逆らえず、安倍政権は消費増税を敢行して、財市場から通貨を吸収してしまった。

財市場から通貨が無くなると、資金需要が減少する。

だからこそ、準備預金が急増しても財市場に通貨が行き渡らくなったというのが一般的な説なんですが、ところがMMTはその消費増税の影響を全く考えていない。

そこが、私がMMTに批判的な、最大の論拠になっています。
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(3): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)14:15 ID:0WvSEgEX0(2/15) AAS
>だからアベノミクスがやったのは、マネーストックの激増が政策の目的だった。そしてその結果は、これはMMT全員が、根本的に間違っていて、日銀内部でも、経済学の世界でもリフレ派の完全敗北という結論になっていた。

そこの部分は、新聞さんとMMTは、全く同じことを言ってるんですよ。
違うのはリフレ派で、彼らはもし2014年の消費増税がなければ、マネーストックが増加していた、と考えています。
考えるまでもなく、これは当たり前の認識で、マネーストックとは財市場の資金のことですよね。その財市場から資金を吸収してしまう消費税が増税されたら、量的金融緩和で財市場に流入したマネーストックが、消費税として消えてしまうわけで、それならマネーストックは増加しないか、したとしても極めて緩慢な増加にとどまるしかない。

じじつ、2014年の消費増税までは物価は上がってるんですよね。つまりマネーストックも増加していた。
むしろ、2回の消費増税にもかかわらず、なぜ1997年の消費増税のように深刻な不況にはならなかったのか?そこを考えなければいけないはずなんですよ。

この事実を何が何でも認めたくないので、MMTも新聞さんも消費増税を全く問題にしていないように見えますが、しかし、基本的に財政政策オンリーのMMTなら、やはり消費増税を問題視しなければならないはずです。

私が知る限り、2014年と2019年の消費増税を問題視しているMMTに近い論者は森永康平氏くらいしかいません。


省2
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(1): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)14:40 ID:0WvSEgEX0(3/15) AAS
>金融を引き締めようと利上げしたとしても利上げ分政府支出は増えるのでインフレ圧力となる。

それって、枝野幸男氏とまったく同じ見解ですよね。
苦笑。
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(1): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)14:45 ID:0WvSEgEX0(4/15) AAS
『政府はキーストローク、つまりバランシートへの電子的な記帳を行うことで支出する。そうするための能力に、技術的なあるいはオペレーション上の限界はない。キーボードのキーがある限り、政府がそれを叩きさえすれば、利払い資金が生み出されてバランスシートに書き込まれる』

そこは、一般的な、主流派と言われている経済学もMMTも別に認識に違いはないわけでしょう。
にもかかわらず、バーナンキ氏やクルーグマンといった主流派経済学を批判しているMMTって、いったい何なのか?

ちょっと、不可解すぎますよね。
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(1): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)14:53 ID:0WvSEgEX0(5/15) AAS
>バーナンキやクルグーマンをどのように批判しているのかをまず提示しないとな

個別に学者名を挙げて批判しているかどうかはともかく、「主流派」と訳の分からん名称で、経済学をMMTが批判しているのは間違いない事実でしょう。

バーナンキもクルーグマンもスティグリッツも、みんな金融政策の意義を大いに認めている人たちですよ。
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(1): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)15:02 ID:0WvSEgEX0(6/15) AAS
>枝野が言ってたのは利上げが経済成長要因となるMMTは利上げがインフレ要因となるこの二つは全く違うなのてわ全く同じ見解ではない

インフレが経済成長を意味していないとは私は思いませんが、ただ、利上げによる政府の利払いは、大半が銀行の準備預金を増加させるだけだろうと思いますし、また、それに伴う貸出金利の上昇は、確実に財市場から資金を奪うわけですよね。

インフレもデフレも、金融市場ではなく、あくまで財市場のインフレとデフレなんですよ。

利上げがなんでインフレ圧力なんでしょうか?
657: (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)15:02 ID:0WvSEgEX0(7/15) AAS
>枝野が言ってたのは利上げが経済成長要因となるMMTは利上げがインフレ要因となるこの二つは全く違うなのてわ全く同じ見解ではない

インフレが経済成長を意味していないとは私は思いませんが、ただ、利上げによる政府の利払いは、大半が銀行の準備預金を増加させるだけだろうと思いますし、また、それに伴う貸出金利の上昇は、確実に財市場から資金を奪うわけですよね。

インフレもデフレも、金融市場ではなく、あくまで財市場のインフレとデフレなんですよ。

利上げがなんでインフレ圧力なんでしょうか?
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(2): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)15:44 ID:0WvSEgEX0(8/15) AAS
>企業の資金調達コストを高めて価格に転嫁するから

これって何度も言っていることなんですが、ある商品の価格が上がると、手持ちの資金が増えていない限り、消費者は「買わない」あるいは「他の商品を買い控える」という2つの戦略、行動をとるわけです。これは、意識してなくても必ず消費者はそういう行動を採っているんです。

「買わない」という戦略をとった場合、一旦は値上げした商品はまた値下げしますし、「他の商品を買い控える」という戦略をとった場合は、その商品が値上がりした分、他の商品が値下げして、結果として物価は動きませんよね。
誰だって無い袖は振れないんですよ。

これって、現実の日本でも起こり始めている現象で、1・3月のGDPはマイナスでしたし、じじつ、スーパーなどではすでに値下げが始まっていると報じられています。

「個人消費不振で値下げの動き 血投げや減税効果の有無焦点に」で検索してください。
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(1): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)16:16 ID:0WvSEgEX0(9/15) AAS
>ある商品ではなく全商品が上がるのでは?利上げによる資金調達増は全企業が対象となる

仮にそうなった場合も、購入資金が増えない限り、消費者はすべての商品に対して、「買い控える」という戦略を採るだけのことでしょう。
とうぜん、これが物価の下押し圧力となって、結果物価はまた下がって元に戻ります。
現実に、今の日本でもそれが起きようとしていますよ。

また、売り手としても、商品は売れなきゃただのゴミですから、可能な限り値下げしてでも売ろうとしますよ。ゴミを抱え込むよりはそっちのほうがマシですから。

けっきょくは、消費者に資金が無くなれば物価の決定権は消費者・需要サイドにあると言えますし、物価は単に売り手が勝手につけた値札の数字ではなく、その決定には、消費者や需要が深くかかわっているということでしょうね。
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(1): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)16:19 ID:0WvSEgEX0(10/15) AAS
預金金利の上昇がなぜインフレ圧力なのか?逆じゃないんでしょうか?
そこはさっぱり分かりませんが・・・・。
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(2): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)16:45 ID:0WvSEgEX0(11/15) AAS
>資産効果

ほぉ、しかし、微々たる預金金利より、預金=退蔵される資金のほうが圧倒的に大きいわけでしょう。

「民間のどこかの黒字」というのも、金融市場と財市場をひとくくりにして民間と言っているんでしょうが、しかし、インフレもデフレも、あくまで財市場のインフレでありデフレですよね。

そこは区別して考えないとまずいんじゃないですか?
674: (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)17:07 ID:0WvSEgEX0(12/15) AAS
>企業も赤字になってまで作らないから買い控えの起きた商品は消えて値段が上がった商品が残るだけでは?

値段が上がった商品だけ残れば、購入資金が増えない限り、ますます消費者は買い控えるだけでしょう。

というか、企業が生産を止めてしまえば、失業率が上がり賃金の下押し圧力になりますよね。そうなると消費者はますます商品を買えなくなる。

消費者が商品を買えなくなれば、企業は生き残りをかけて、低コストの低額商品を販売しようとします。もちろんますます賃金は下がります。

これが、いわゆるデフレスパイラルでしょう。


省1
675: (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)17:16 ID:0WvSEgEX0(13/15) AAS
>退蔵される資金という時点であんまりわかってない気が…実際は貸出で生まれる預金のが遥かに多いです

ああ、なるほどね。
しかし預金金利の上昇はとうぜん貸出金利の上昇ですよね。その貸出金利が上昇すると、財市場の資金流入は減少しますよね。

金利上昇に伴う金利所得以上に、借入不足が発生し、財市場全体としては、より資金不足になるだけだと思いますよ。

どう考えてもそうでしょう。
681: (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)18:47 ID:0WvSEgEX0(14/15) AAS
>1度論点を整理しましょうか
利上げはインフレ圧力になりうるかは米国を見れば一目瞭然でしょうが

日本の国債発行残高といい、一例だけ取り上げてすべてそうだと言ってしまうのがMMTの特徴なんですかね?
あまりに、杜撰すぎる考え方だと思いますよ。

たしかに、米国のインフレは止まったとは言い難い状況ですが、しかし、そのインフレの原因の一つとして、コロナ時の金融緩和にあったことも事実でしょう。
事実、現在の米国の物価上昇が始まったのは、FRBの金融緩和が開始された2020年の3月から、その半年後くらいから始まっているんですよね。

また、現在の米国の就業者人口ですけど、近年で最低だったコロナ時の2020年から見ると、わずか4年の間に1400万人以上急増しています。
この影響も無視できないはずで、現状の米国の物価上昇を、金融政策の無力だと結論するには、あまりに無理がありすぎると思います。

むしろ、米国は金融緩和したにもかかわらず、MMTの予想とは逆に、なぜ物価が上昇し始めたのか?そこを考えるべきではないですか?
690
(2): (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/27(月)20:53 ID:0WvSEgEX0(15/15) AAS
>あと仮に国債金利で銀行の日銀当座預金預け金が増えても預金金利に反映されなかったとしても

ちょっと気になる点ですが、あなたは準備預金が増えると、預金金利が上がると思っているんでしょうか?
私の認識では逆に下がると思っていますけど。

>国債利払いでマネーストックが増えるので単に金融市場内の話に限定する方が無理があるね。

利子所得は日本の場合、GDPの約1%かそれ以下だと言われていますよね。
他方、企業などの民間投資のシャアは20%とも25%とも言われています。

全体の20〜25%のシェアを持つ民間投資の利上げによる減退が、1%のシェアしかない利子所得で代替できるとは、私には到底信じられないんですがね。


省4
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(2): (ワッチョイ 7724-kizQ [114.48.248.18]) 05/28(火)00:04 ID:0tKtS8820(1/8) AAS
>準備預金が増えると預金金利が上がると言うよりも、銀行から見て国債利子は
預け金(資産)/受取利息(収益)※預け金は日銀当座預金であり、その収益は通常は預金者への利子の増加になるということ。

通常の考え方ですと、準備預金の増加を受けて、銀行はポートフォリオを組み替えて、貸出金利を下げて、それに伴って預金金利も下げますよね。金利は連動していますから。
まったく異なる考え方をされてるようですが・・・。

>事実、今現在で国債金利は表面利率が0.8%まで上がっているが銀行金利は下がってない、逆に上がっている。

国債金利が上がれば通常はすべての金利が上がるでしょう。逆に上がってるじゃなく、当然のこととして上がってる、じゃないんでしょうか?

>利子所得はGDPの1%。銀行預金金利を1%にすれば1100兆円の預金総額で11兆円の利子が一年間でつき、1.8%となるし、勿論11兆円は複利で増えて行く(量的緩和をしなければ)。勿論、預金ではなく個人向け国債を買ってる人は1%よりも高い金利が入る。


省9
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(1): (ワッチョイ 7724-kizQ [114.48.248.18]) 05/28(火)04:52 ID:0tKtS8820(2/8) AAS
>でズレたことを言ってるのに気がつくこと。量的緩和のように単に銀行の資産を国債から日銀当座預金に変えただけじゃそりゃ金利は上がらんよ、利子がつく国債を利子が付かない、あるいは付利があったとしても国債金利よりは低い日銀当座預金に変えてるだけなので。

上がらんよじゃなく、上がるわけがない、ふつうは下がるが正解でしょう。
その先を考えてくださいよ。
金利がついて超安全な資産である国債を取り上げられた銀行が、ろくに金利もつかない準備預金だけを大量に保有しているとなると、当然銀行は積極的に貸し出そうとするので金利は下がると考えるべきでしょう。
とうぜん預金金利も普通なら下がりますよ。金利は連動していますので。

アベノミクスの買いオペではそれ以前からすでにゼロ金利状態でしたから、名目金利は下がりようがありませんでしたが、もちろん上がってなんかいませんし、上がるわけがないんですよ。
つまり、金利に対して買いオペは下降圧力だと考えるべきでしょう。

金利の低下では投資は生まれない、と言いたいのでしたら、その実証的なデータを示してもらえませんか?
逆に、金利で投資が生まれるという実証的なデータなら、日銀のグラフではっきり、2020年のゼロゼロ融資開始で一気にマネーストックが増加していることで確認できますよ。
はっきり、金利が下がる、あるいは無担保といった貸し手側の条件次第で、投資が増加すると言えますよね。


省2
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(1): (ワッチョイ 7724-kizQ [114.48.248.18]) 05/28(火)05:49 ID:0tKtS8820(3/8) AAS
>投資を増やすことは需要不足の解決策にはなり得ない。つまり、投資を増やすと、総需要が(乗数によって)増える以上に総供給(能力)が増える。

なるほどね。
好況もないが不況もない社会、それで管理経済?。まるでマルクスとおんなじことを言ってますね。
しかし、総供能力が総需要を上回れば、我々はより多くを消費するだけのことだと思いますよ。

たしかに戦前の日本人に比べたら、我々は圧倒的により多くを消費しているわけでしょう。

なんにしても、このレイの話は、きわめて大きな議論ですね。言ってみれば、社会のグランドデザインをあらかた書き直すような、すごく大きい、言ってみれば大風呂敷の話だと思います。
しかし、マルクスやルソーでも分かるように、この手の大風呂敷がうまく行った試しはないんですよ。
うまく行くどころか、いつも決まって悲惨な結果を生んだんですが、私はそのことを知ってますので、とうていこれに対して首肯は出来ません。
713: (ワッチョイ 7724-GD45 [114.48.248.18]) 05/28(火)07:15 ID:0tKtS8820(4/8) AAS
>ネオリベラル以外は全部共産主義に見える頭の悪いネオリベラリストの鑑よ
MMTerたちが目指しているのは修正資本主義の復権というのは分かりやすいと思うんだけどなあ

あの、私はネオリベラルじゃなく、単なるリベラルなんですけどね。
日本ではリベラル=サヨクという奇妙な定義になっていますけど、私の場合はサヨクではありません。ただのリベラルです。刑法論でも結果無価値説の信奉者ですよ。

それはともかく、マルクスだって一種の修正資本主義ですよ。
彼が言ってるのも、不況もなければ好況もない、みんな経済的に平等(結果、みんな平等に貧乏になった。それも数千万人の人間を殺したうえで)と、まるで、のっぺらぼうみたいな経済社会です。

ただ、不況や好況というのは、人間社会の自然ではないか、と私は思っていますので、この自然の抑圧はろくな結果を生まないと考えています。また、おそらくそれ抜きにしては資本主義経済は成長しないだろうとも思っています。まぁ、漠然とですが。

資本主義経済の最大の矛盾点は、全体としての政治目標は、全員が過去より豊かである社会を目指していながら、個人としては、ほぼ万人が他人より豊かであろうとしていることですよね。
この矛盾が好況や不況を発生させているのだろうと、私は、何となくですがそう思っております。


省2
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