真言宗の寺院墓地(全県)と、十住心論の全巻要約 (20レス)
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14: 06/12(水)19:19 ID:BBlk4xvo0(3/7) AAS
空海コレクション「十住心論」(ちくま学芸文庫)抜粋 02.愚童持斎心(ぐどうじさいしん) - 道徳の目覚め・儒教的境地3
・十善戒
「正法念処経(しょうぼうねんじょきょう)」巻二に言う。
――殺生と怨みとを離れて、慈しみを生ずれば、神々に守護される。死後、天界に生まれる。
――盗まず、「足る」を知って施せば、みな信頼する。死後、天界に生まれる。
――異性に対する邪まな行為を離れて、煩悩の心がなければ、自分の配偶者に満足し、もろもろの善きことを摂める。死後、天界に生まれる。
――嘘を離れたならば、すべての人は、みな信じる。死後、天界に生まれる。
――二枚舌を離れた者は、親しい人とも、疎い人とも関係が確かで、「怨みによって破られること」はない。死後、天界に生まれる。
――悪口を離れて、やさしい言葉で語れば、人はみな安らかである。死後、天界に生まれる。
――飾った言葉を離れた人は、正しい言葉を説くので、世の中で尊重される。わずかに、やわらかい言葉で説くと、他人に理解されやすい。死後、天界に生まれる。
――他人の財産を貪らず、心に願わなければ、現世に珠宝を得る。死後、天界に生まれる。
――怒りを離れた者は、人びとによって愛し念われ、「恐ろしい悪処(地獄)に関係をもつこと」もない。死後、天界に生まれる。
――邪まな見解を捨てた者は、すべての煩悩という、害をなすものから、みな、ことごとく離れる。死後、天界に生まれる。
――このような十善の、上と中と下の部類は、小国の王と転輪聖王(理想の帝王)と三乗との、いずれかになるものである。三乗とは、1.「教えを聞いて」さとる声聞(しょうもん)乗。2.「自分で」さとる縁覚(えんがく)乗。3.「他者をさとりに到らせる」よう努める菩薩乗。
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