週刊新潮＆週刊文春スレ PART19

週刊新潮＆週刊文春スレ PART19 (947ﾚｽ)
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932: 匿名希望さん [] 2025/08/17(日) 09:11:32.76

産経新聞日曜連載「花田紀凱の週刊誌ウォッチング」
１０８歳の証言「出征の朝、夫は4歳の娘、10カ月の息子を」　戦争特集が圧巻
https://www.sankei.com/article/20250817-WV2PEWQ7DFPLBHLRSEGIUVKDUY/

終戦80年、各誌、戦争特集をやっているが、圧巻は『週刊文春』（8月14・21日夏の特大号）。
「戦後80年を紡ぐ」37ページ。草笛光子さんら著名人7人の「戦争へ私の『遺言』」、普通の100歳以上老人たち6人の「百寿者が見たあの戦争」。
読みながら、何度も涙を拭った。
現役で今も薬剤師を続け、ギネス記録更新中の幡本圭左（けさ）さん（102）。終戦直後、まだ長野にいた頃のこと。
ある夜、親族を駅に迎えに行ったが予定の汽車に乗れなかったようで、一人で真っ暗な道を引き返すことになった。すると背後で気配がして、男性からこう声をかけられた。
＜「お嬢さん、日本はなぜ戦争に負けたと思いますか」
怖かったですが、私はとっさに「物資不足だと思います」と答えました。男性は続けてこう尋ねます。
「兵隊の力不足だったとは思いませんか」
私が「とんでもない。そうは思っていません」と話すと、男性は「本当にありがとうございます」と、私の横に来て、深々と頭を下げるのです。長野の飛行場で残務整理をしていた元兵隊さんでした。自分たちのせいで戦争に負けたのではないかと、苦しんでいたのでしょうね＞
もう一人。今年、世界最高齢の女性理容師としてギネスに記録された栃木の箱石シツイさん（108）。
＜（昭和19年7月、夫の二郎さんが）出征の朝、近所の皆さんが見送りに来てくれているのに、二郎さんはなかなか二階から降りてこない。様子を見に行くと、夫が四歳の娘、十カ月の息子を両手に抱きかかえ、泣いているんです。涙が鼻を伝って軍服にポタポタと零（こぼ）れ落ちていました。二郎さんは声を振り絞るように「子供たちを頼むね」と。今でも鮮明に思い出せます＞
戦死公報が届いたのは終戦から約8年たった春だった。
『週刊新潮』（8月14・21日夏季特大号）では「銀幕が映し出した戦争映画80年史」を。ベスト10に入っていないが、ぼくが推すのは関川秀雄監督「日本戦歿（せんぼつ）学生の手記　きけ、わだつみの声」と山本薩夫監督「真空地帯」だ。主演の木村功と利根はる恵が忘れ難い。(了)

http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/zassi/1743399130/932

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