【シューズ】登山靴スレ91【ハイキング/トレッキング】 (204レス)
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112: 底名無し沼さん (アウアウウー Sacf-P6+q) [] 09/22(月)11:54 ID:Gw9ybQD1a(1/7)
地球全体の平均気温について
地球全体の平均気温は、単一の場所の気温で判断するのではなく、地表、海洋、上空など、世界中の何千もの観測地点から得られたデータを統計的に処理して算出します。このデータには、地上気象観測所、海洋ブイ、人工衛星など、さまざまな情報源が含まれています。
気象庁やアメリカ航空宇宙局(NASA)、世界気象機関(WMO)などの国際的な機関が発表しているデータは、地球全体の平均気温が過去100年以上にわたって上昇傾向にあることを示しています。特定の地域や季節で気温が低くなることがあったとしても、それは長期的な地球全体の温暖化傾向を否定するものではありません。温暖化は、平均気温が上昇していることを意味しており、日々の天気や特定の地域の気候変動がなくなるわけではありません。
113: 底名無し沼さん (アウアウウー Sacf-P6+q) [sage] 09/22(月)11:55 ID:Gw9ybQD1a(2/7)
大気と海水の関係について
大気中の温室効果ガス増加による気温上昇は、主に地表からの放射熱が大気に閉じ込められることで起こります。この閉じ込められた熱は、大気から海面へと伝えられます。海水が温かい大気を冷やすという現象も局所的には起こりますが、それはあくまで熱交換の一部であり、大気から海洋へ熱が移行する全体の流れは変わらないため、海洋全体の温度は上昇します。
海洋は地表の7割を占め、熱容量が非常に大きいため、大気よりも多くの熱を蓄えることができます。これまで人為的に排出された温室効果ガスによる熱の約90%は海洋に吸収されています。この海洋の熱吸収がなければ、地表の気温はもっと上昇していたと考えられています。
114: 底名無し沼さん (アウアウウー Sacf-P6+q) [sage] 09/22(月)11:55 ID:Gw9ybQD1a(3/7)
水蒸気と湿度の関係について
水蒸気は、温室効果ガスの一つです。気温が上昇すると、水が蒸発しやすくなり、大気中の水蒸気量が増加します。増えた水蒸気は、さらに温室効果を高める働きをします。これを水蒸気フィードバックと呼びます。
このフィードバックは、大気中の水蒸気が無限に増え続けることを意味しません。水蒸気量が増加すると、やがて飽和点に達し、凝結して雲や雨となって地上に降ります。このため、地球全体の湿度が10000%になることはありません。しかし、気温の上昇によって大気が保持できる水蒸気量が増えるため、全体として水蒸気量が増加し、降水パターンの変化や極端な気象現象の増加につながることが指摘されています。
このように、地球温暖化は複雑なシステムの中で進行しており、特定の現象だけを切り取って議論することはできません。様々な要素が相互に影響し合って、地球全体の気候変動を引き起こしています。
115: 底名無し沼さん (アウアウウー Sacf-P6+q) [] 09/22(月)12:13 ID:Gw9ybQD1a(4/7)
太陽活動と気候変動
太陽活動は、地球に届くエネルギー量に影響を与えます。具体的には、黒点の数や太陽フレアの発生頻度など、太陽の活動周期によって変化します。これらの活動が活発な時期は、地球に届く太陽放射エネルギーが増加し、気温がわずかに上昇する傾向があります。逆に、活動が不活発な時期は、気温がわずかに低下します。
過去の気候変動を研究する際、科学者たちは太陽活動の変化も考慮に入れています。例えば、17世紀半ばから18世紀初頭にかけての「マウンダー極小期」は、太陽の黒点が非常に少なかった時期で、この時期は地球が寒冷な「小氷期」と重なっていました。しかし、現在の地球温暖化のペースは、過去の太陽活動の変動だけでは説明できません。
科学的な研究によると、過去100年間の太陽活動の変化は、地球の気温を0.1℃程度しか上昇させていないと推定されています。一方で、同じ期間の地球の平均気温の上昇は、すでに1℃を超えています。このことから、太陽活動は気候変動の一因ではあるものの、現在進行している急激な温暖化の主な原因ではないと考えられています。
気候変動を研究する科学者たちは、太陽活動についても当然考慮しており、多くの論文や報告書でその影響が分析されています。太陽活動が温暖化の主要因ではないという結論は、多くの科学者の間での共通認識となっています。
116: 底名無し沼さん (アウアウウー Sacf-P6+q) [sage] 09/22(月)12:14 ID:Gw9ybQD1a(5/7)
森林によるCO2吸収の証明
森林がCO2を吸収していることは、世界中の多くの科学者や研究機関によって、様々な手法を用いて証明されています。特定の個人や組織が単独で証明したわけではなく、長年にわたる観測と研究の積み重ねによるものです。
主な調査方法には、以下のものがあります。
• フラックス観測(Eddy Covariance Method): 森林の上空に設置された観測機器で、大気中のCO2濃度と風の動きを精密に測定し、森林と大気の間のCO2の交換量を直接的に把握します。
• 森林インベントリ(Forest Inventory): 森林の特定の区画で、木の成長量や炭素蓄積量を定期的に測定します。
• リモートセンシング(Remote Sensing): 航空機や人工衛星からのデータを用いて、森林のバイオマス量の変化を広範囲にわたって解析します。
「藪の中では生きている木より死んでしまった木の方が遙かに多い」というご印象は、競争の激しい自然林の一部ではあり得ることです。しかし、森林は全体として、光合成によってCO2を吸収し、その炭素を幹や葉に蓄積しています。枯れた木や落ち葉は分解される過程でCO2を放出しますが、健全な森林全体では、吸収されるCO2の量が放出されるCO2の量を上回っています。
森林のCO2吸収源としての役割は、植林だけでなく、既存の森林の持続可能な管理や保護によっても維持されています。
117: 底名無し沼さん (アウアウウー Sacf-P6+q) [sage] 09/22(月)12:16 ID:Gw9ybQD1a(6/7)
CO2濃度の上昇と海洋の役割
CO2は水に溶けやすい性質を持っていますが、海がすべてのCO2を吸収してくれるわけではありません。海洋は大気中のCO2の約30%を吸収していますが、この吸収には以下の問題が伴います。
• 海洋酸性化: CO2が海水に溶けると、化学反応によって水素イオンが増加し、海水のpHが低下します。これを海洋酸性化と呼びます。酸性化が進むと、サンゴや貝、一部のプランクトンなど、炭酸カルシウムの骨格や殻を持つ海洋生物が、その形成や維持が困難になります。これは海洋生態系の根幹を揺るがす問題であり、最終的には漁業資源にも悪影響を及ぼします。
• 吸収能力の限界: 海水が吸収できるCO2の量には物理的な限界があります。また、海水温が上昇すると、CO2の溶解度は低下するため、温暖化が進むと海洋のCO2吸収能力は弱まってしまいます。
**「バンバン炭酸ガスを出し海に吸収させれば植物プランクトンが豊かになり最終的に海が豊かになる」**という考えは、海洋酸性化という深刻な影響を無視しています。海洋酸性化は、植物プランクトンの一部にも悪影響を与えることが指摘されており、生態系全体を豊かにするどころか、逆に不安定化させる恐れがあります。
IPCCの信頼性について
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、独自の調査を行う組織ではなく、世界中の何千人もの科学者が発表した査読付き論文(専門家による審査を経た信頼性の高い論文)を評価・統合し、気候変動に関する科学的知見をまとめるための国際的な機関です。
IPCCの報告書は、複数の段階を経て厳密なレビュープロセスが行われます。
1. 執筆者による草稿作成: 世界中から選ばれた科学者たちが執筆を担当します。
2. 専門家レビュー: 何百人もの専門家が草稿をレビューし、意見や修正点を提出します。
3. 政府レビュー: 世界各国の政府が草稿をレビューし、承認します。
IPCCの報告書は、特定の個人や政治的な意図によって作られるものではなく、透明性の高いプロセスを経て、科学的なコンセンサス(専門家間の合意)を反映したものです。過去に、一部のグラフやデータ解釈に関して批判があったことは事実ですが、それらは厳密な検証と議論の対象となり、修正が行われています。IPCCの報告書は、その広範なレビュープロセスと透明性から、現在でも気候変動に関する最も信頼性の高い情報源の一つと広く認識されています。
118: 底名無し沼さん (アウアウウー Sacf-P6+q) [sage] 09/22(月)12:17 ID:Gw9ybQD1a(7/7)
地球の気候は、地質学的な時間スケールで常に変動しています。ご指摘の通り、地球の歴史全体で見ると、現在よりも温暖な時期は何度も存在しました。しかし、現在の温暖化は、過去の自然な変動とは異なる点があります。
地球の歴史と氷河期
地球の歴史を振り返ると、数千万年から数億年の単位で、非常に温暖な「温室地球」の時期と、大規模な氷床が存在する「氷室地球」の時期が繰り返されてきました。現在は、南極と北極に氷床が存在する**「氷室地球」の時代に当たります。その中で、数十万年周期で寒冷な氷河期と温暖な間氷期が繰り返されています。現在は、およそ1万年前に始まった比較的温暖な間氷期**に位置しています。
過去の気候変動は、主にミランコビッチ・サイクルと呼ばれる地球の軌道や地軸の傾きの変化、太陽活動、火山活動など、自然の要因によって引き起こされてきました。
現在の温暖化と過去の変動の違い
現在の温暖化は、過去の自然な変動とは以下の点で異なります。
1. 温暖化の速度: 過去の気候変動は、数千年から数万年かけてゆっくりと進行しました。しかし、現在は産業革命以降のわずか200年足らずで、平均気温が急速に上昇しています。この速度は、過去の自然な変動では見られないものです。
2. 温室効果ガスの濃度: 過去の気候変動では、気温の上昇が先に起こり、それに伴って大気中のCO2濃度が上昇しました。しかし、現在は人間活動によるCO2排出が先に増加し、その後を追うように気温が上昇しています。また、現在のCO2濃度は、過去80万年の間には見られなかった水準に達しています。
3. 原因: 現在の気温上昇は、ミランコビッチ・サイクルや太陽活動の変化だけでは説明できません。これらの自然要因の影響は、現在の急激な気温上昇に対して非常に小さいと考えられています。科学的な知見の多くは、この急速な温暖化の主因が、人間活動(化石燃料の燃焼、森林伐採など)によって放出された温室効果ガスにあることを示唆しています。
「アスファルトに囲まれて温暖化」というご指摘は、都市部でよく見られるヒートアイランド現象を指していると思われます。ヒートアイランド現象は、都市の気温を局地的に上昇させますが、これは地球全体の平均気温の上昇とは別の現象です。地球温暖化は、都市だけでなく、海洋や極地を含む地球全体で観測されています。
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