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純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)19 (1002レス)
純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)19 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1725190538/
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655: 132人目の素数さん [sage] 2025/03/25(火) 08:22:38.01 ID:z1RqH4j0 >>652 「正方行列なら正則行列(=逆行列がある)」 「完備距離空間(コーシー列が収束する)ならコンパクト(=任意の無限列は収束部分列を持つ)」 と(誤って)言い切ってしまえるID:AEEmcAjXが、「数理科学」2022年6月号特集の記事を (誤りなく)読めたとは思えない 特に以下の箇所が理解できたとは思えない ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (Haussdorf1914の議論では)有限と無限の概念は, 集合論の外に “既にそこにあるもの” として与えられていることになるが, 一方,集合論の内部では,集合の概念を用いて無限の定義をすることができる. 現代の集合論では,無限集合の存在を保証する公理 (無限公理) として, 集合 U で, ∅ ∈ U で, すべての a ∈ U に対し,a ∪ {a} ∈ U となるものが存在する という主張を採用する. ここで存在の保証された集合 U を一つとり,集合の族 F を, F := {W ⊆ U : ∅ ∈ W, すべての a ∈ W に対し, a ∪ {a} ∈ W } と定義して (これは (真のクラスではなく) 集合である), ω := ∩ F (1) とする. この集合は,ここでの構成法から, ω = {∅, {∅}, {∅, {∅}}, {∅, {∅}, {∅{∅}}}, ...} (2) となっている,と考えられる. 現代の集合論では,0 := ∅, 1 := {∅}, etc. として,この集合 ω を自然数の全体の集合と看倣すのだが, ハウスドルフの集合論では,これとは別に,自然数の集合 N = {0, 1, 2, ...} (3) が,“既にそこにあるもの”,として存在しているわけである. しかし,ここで,(2) での “...” と,(3) での“...” が同じ種類のものである, という保証はどこから出てくるのだろうか? これは,ハウスドルフの教科書でのようなナレーションで集合論を習う人が, 当然突き当たる素朴な疑問だろう. この学習者が初心者なら,ここで何らかの乖離が生じているのか, そうではなくて,そうではないことが,何らかの方法で証明できるのかは, 直ちには分らないはずである. ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1725190538/655
656: 132人目の素数さん [sage] 2025/03/25(火) 08:24:24.91 ID:z1RqH4j0 >>655の続き ID:AEEmcAjXには、なぜ以下が云えるのか、理解できたとは思えない ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 答を言ってしまうことにすれば,ここでは,実際に乖離が生じていて, (2) での “...” と,(3) での “...” が同じ種類のものである, ということは,(数学が矛盾していない限り) 証明できないし, これを仮定することもできない. つまり,この 2 つの “...” が同じ種類のものであることが 何等かの意味で (定式化できて) 証明できた,とすると, そのことから矛盾が証明できてしまうことが示せる. 言葉を変えると,ハウスドルフがここで考えている集合の世界は, それが,何らかの方法で妥当な公理系として定式化できたとすると, 矛盾する体系にしかなりえないのである. ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1725190538/656
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