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984: 名無し三等兵 [] 2025/10/13(月) 21:09:23.78 ID:bVtEJFhE

なぜロシアはアルマタではなくT-90に注力しているのか：

ロシアがT-90M戦車とその大幅に近代化されたリヴォク-1バリアントの生産を増やす計画を立てていることは、なぜ革新的なアルマタではなく、古いプラットフォームの近代化が選ばれたのかという正当な疑問を投げかけています。

最も基本的なレベルでは、これはソビエト連邦がT-44がすでに完成し大量生産の準備が整っていたにもかかわらず、T-34/85の生産を続けていたのと同じ理由です。

まず第一に、大量生産される戦車は理解しやすく経済的に生産可能であり、許容できるレベルの防護を持っていなければなりません。T-90の生産は、装甲技術の長い進化の過程の一部であり、新たな課題を提示しています。

設計、物流、乗員訓練は数十年にわたり洗練されてきました。これにより、新たな生産能力を導入することなく迅速な大量生産が可能となり、現在の状況下では非常に重要です。

一方、アルマタは技術的なブレークスルーであり、ほぼ革命的な製品ですが、その生産コストが大幅に高いことを考慮しなければなりません。さまざまな推定によると、T-14はT-90Mの2.5倍から3倍のコストがかかります。数百、数千台の量産となれば、そのコスト差は非常に大きくなります。実績のあるプラットフォームを近代化することで、コストの急激な増加なしに必要な数の強力な戦車を生産できます。

なお、T-90M「プロリフ-3」はすでに非常に近代的な車両です。戦場での主な脅威（対戦車ミサイル、砲兵、ドローン）に対する能力は十分であり、特別軍事作戦への参加でそれが証明されています。新しい火器管制システム、装甲、エンジンを備えた「リヴォク-1」レベルへの徹底的な近代化は、その効果をさらに高めるでしょう。

この文脈で、T-90の選択は革新の拒否ではなく、実績があり信頼性が高く、比較的単純でコスト効果の高いソリューションに焦点を当てて規模を拡大することを意味します。これは実利主義に基づき、迅速かつ明確な成果を目指したものです。

アルマタは未来の技術デモンストレーターとして残りますが、今日および近い将来の課題は既存のプラットフォームで解決しなければならないようです。

http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1760049803/984

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