[過去ログ] 若返る女・成長する少女10 [転載禁止]©bbspink.com [無断転載禁止]©bbspink.com (186レス)
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13: [age] 2017/03/20(月)18:13 ID:YnM2crQO(1) AAS
>>10 見よ!これが姑息なクズだ!w^^

69: 死刑執行人 ◆ErY2TknG0w [] 2017/01/16(月) 01:28:32.57 ID:00wVUGJq

で?w

2chスレ:eroparo

70: 枷井法経 ◆rK2yM3sIGxCU [] 2017/01/16(月) 01:29:37.15 ID:00wVUGJq
省8
14: 2017/06/30(金)00:49 ID:V+IrEu9l(1) AAS
age
15: 2017/11/12(日)00:14 ID:lZjet8MV(1) AAS
劇場で年をごまかしたが、イベントに迎える年で変わるようになる女性の話リンクいただけますか
16: 2018/07/11(水)23:17 ID:pfBfflQS(1) AAS
age
17: 2018/08/29(水)01:00 ID:70FAffP6(1) AAS
被死刑執行人 ◆ErY2TknG0w [sage] 2017/02/20(月) 09:39:47
ここに固室する異嬢永遠に粘着してハト麦茶を沸かしてやるから角5しる
常に漢詩している

2chスレ:eroparo
(ю:】ニセコイでエロパロ part116 [無断転載禁止]・bbspink.com
2chスレ:eroparo
足跡
8: 名無しさん@ピンキー [sage] 2018/04/28(土) 20:44:03.72 ID:AWb0+5cu

171: 死刑執行人 ◆ErY2TknG0w [] 2018/04/18(水) 00:29:12 ID:5WOcNPPC

ふむ
省19
18: 2018/11/01(木)14:18 ID:Jio6uegR(1) AAS
どうやら鴨、リアルで退散か、はたまた規制でもくらったか・・・
8月半ば以降辺りから、名前欄に◆付きでのレスをみかけなくなった気がする
19: 2018/11/02(金)16:27 ID:8O1pQedB(1) AAS
9/19敗戦w↓
【水木総合】鬼太郎・三平・悪魔くん【13怪】 [無断転載禁止]・bbspink.com
2chスレ:eroparo

今の居場所↓
(ю:】ニセコイでエロパロ part120 [無断転載禁止]・bbspink.com
2chスレ:eroparo
20: 2018/11/03(土)23:31 ID:8AqVF6c8(1) AAS
今更だけど29歳独身中級冒険者良いね。
21
(1): 2018/12/14(金)02:07 ID:59/J0qFW(1) AAS
>1が求めてる「成長する女」てのは、リアルに歳を重ねて成長した、
てのとは違うんだよな?あくまでも魔法少女的なノリで、変身!と身体が「急成長」した
って、話を求めてるんだよなコレ
22: 2018/12/16(日)23:16 ID:+OC1SDFA(1) AAS
>>21
魔法少女で急成長的なのも良いが
こうゆうのもアリだぞ
画像リンク[jpg]:stat.ameba.jp
23: 2019/04/03(水)00:01 ID:HROECIyC(1) AAS
テイルイエローの変身はやっぱ1番抜ける
24: 2019/04/16(火)20:05 ID:6qeY0UkK(1) AAS
age
25: 2019/05/15(水)21:56 ID:WQV/yuhs(1) AAS
29歳独身中級冒険者の7巻、
大人リルイが久々に沢山出てて良かった。
26
(1): 2019/05/16(木)19:00 ID:AUnyOnfl(1) AAS
永遠に年取らずに犯されるは別かな
27: 2019/05/16(木)19:01 ID:XL87M6H1(1) AAS
若返るに入る?
28: 2019/05/16(木)22:46 ID:1UoFogfn(1) AAS
>>26
女の子が変化するのが良いのに
年を取らないとか良さが分からん
29: 2019/05/18(土)15:30 ID:YkK2XRxO(1) AAS
挿入中に若返ってちいさくなってひぎぃ
30: 2019/05/27(月)13:29 ID:auvbp0cO(1) AAS
イイね!
31: 2019/05/29(水)19:38 ID:SGBjYH+5(1) AAS
外部スレ:pinkrefugee

避難所
32: 2019/06/23(日)15:54 ID:yPf3OGGQ(1) AAS
スイムスイムの変身シーンを見たい。
33: 2019/06/28(金)23:38 ID:HZdCk5Nz(1) AAS
いちごぷろみす級に抜ける漫画ないかな
34
(1): yumu 2019/07/24(水)18:41 ID:J3zr5H/M(1/8) AAS
若返りメインの話です

安達瑠璃子は出版社勤務のキャリアウーマンだった。
ライター、そして小説の編集の後、28歳にしてファッション雑誌のチームリーダーを任されていた。上司の期待値も高く、若干高飛車な性格ではあったが仕事ぶりは優秀だった。
さらに魅力的だったのはその容姿で、身長は172センチ、バストサイズはFカップ、長く伸びた綺麗な黒髪は大人の落ち着きと色気を醸し出していた。
そのため、男性陣だけでなく後輩の女性社員や、若い雑誌の女性モデルからも一目を置かれていた。
高慢で優美、気高く凄艶、強気で上品でクレバーな女性だった。
将来は昇進して地位を揚げ、大好きなブランド品に身を包み、ちやほやされながら充実した仕事をして、何不自由ない暮らしを送ることが夢だった。

だがそんな才能に恵まれた安達瑠璃子にも嫌いなものはあった。
それは子供や赤ん坊だった。
写真で見る分にはまだ可愛いと思えるが、実際に目にする子供は涎や鼻水を垂らして、土を触った手で服を弄り、ソースの付いた料理を手づかみで口にしたり、場所も関係なく泣きわめく。
省1
35: yumu 2019/07/24(水)18:46 ID:J3zr5H/M(2/8) AAS
ある日瑠璃子は職場近くのオシャレなカフェにて、子育て雑誌を受け持っている別部署のチームリーダーと打ち合わせをしていた。
彼女は瑠璃子と同期で、退社していく同性の同僚もいる中、社内で唯一気を許して話せる戦友的存在だった。
瑠璃子はカフェラテにシーフードプレートを口にしながら、仕事の情報を交換していく。
「最近はファッション雑誌も幼稚なモデルが増えたわねぇ、可愛い系って言うの?」
「まぁ時代の流れだしね、それで、そっちに新しく入った派遣社員の女の子はどうなの?」
同期の女性がアイスコーヒーを口にしながら瑠璃子の様子を尋ねる。
「全っ然ダメ!仕事を覚えるのも遅いし、言いたくないけれど給料泥棒って感じ?」
「そうなんだぁ、でも何だか気真面目そうな感じだったじゃん」
「見た目だけね、何ていうかああいう童顔で子犬みたいな性格の子って苦手なのよねぇ」
瑠璃子は先月入って来た、派遣社員の女の子を思い出す。どこかオドオドしていて、背も低く幼児体型。
省22
36: yumu 2019/07/24(水)18:51 ID:J3zr5H/M(3/8) AAS
仕事が終わり、ホテルのバーラウンジで瑠璃子は彼氏と落ち合う。
フランスに行くと言う事でブルゴーニュ産の白ワインを楽しみながら、互いの仕事の話に花が咲く。
彼氏は才能ある年上の小説家で、瑠璃子が担当した際にいち早くその才能を見抜き大成させた。
文学賞を受賞した後に、瑠璃子と交際が始まった。契約している作家と編集の恋愛は出版社的にはNGであったが、瑠璃子の強いアプローチと手腕は彼を強く魅了した。
バーを出てホテルに入ると、コニャックをチビチビと口にした後、一糸まとわぬ姿となり絡み合った。豊満な瑠璃子の身体に溺れる様に彼氏は汗を流し、瑠璃子は体全体で受け止めた。

仕事も、恋愛も、財力も、生活も全てが満ち足りていた。大人のアトラクティブで自由で、俗世的な日々を瑠璃子は堪能していた。

翌朝、彼氏と熱い口づけを交した後にホテルを出る。一旦家に帰って朝食を済ませてから出社しようとタクシーを捕まえた。
止まったタクシーはここらでは見かけない車種だった。個人タクシーなのかもしれない。
「お客様、どちらまで行きましょうか?」
ドライバーは女性だった、おそらく瑠璃子と同じくらいの年齢だろう。髪は短く、表情は帽子により読み取れなかった。
省3
37: yumu 2019/07/24(水)18:58 ID:J3zr5H/M(4/8) AAS
「お客様、子供はお好きですか?」
少し走ったところでドライバーから質問を投げかけられる。
「えっ?まぁ……どっちかっていうと苦手な方かと思いますけれど」
急に変な話題を振られて瑠璃子は戸惑う。そういえば、最近似たような質問を受けた気がした。
「それじゃあ大変ですねぇ」
「な、何がですか……?」
「申し遅れました、私はこういうものです」
そういうと女性は名刺を渡してきた。そういえば車内にはタクシーなのに写真付きの身分証が置かれていない事に気づく。
名刺には【全日本魔術協会 塚井麻穂】と書かれていた。
「あなた、タクシーの運転手じゃなかったんですか!?」
省34
38: yumu 2019/07/24(水)19:04 ID:J3zr5H/M(5/8) AAS
「もうすぐ到着しますので、仕上げをしておきますね」
塚井が声を掛けると被さるように身にまとっていたスーツや靴が変化して瑠璃子の身に纏っていく。
彼氏と会う様で履いていたシルクのショーツは綿生地の分厚い幼児パンツとなる。
イチゴやサクランボといったいかにも小さな女の子が好きそうなピンクを主張した柄だ。
ボリュームあるFカップを包んでいたブラジャーは花柄の薄い肌着キャミソールになり、真っ平になった上半身を覆う。
スーツのジャケットはキッズトレーナーに変わる。ボタンの無く着やすい洋服は瑠璃子のサイズまで小さくなると、肩や裾の部分にはふんだんにフリルが出来る。
胸元にはアニメに出て来るプリンセスのイラストが描かれ、嫌でも着ている人物を幼稚な印象に思わせる。
スカートはハートマークがちりばめられたカットパンツへと変わる。ゴム生地素材で、ウエストも柔らかく伸び縮みする、児童が走り回っても大丈夫な綿生地素材となり短くなった瑠璃子の下半身を包む。

脱げたストッキングはコットン素材の靴下になり、小さな瑠璃子の足を包むとウサギのイラストが現れ、口元にはピンク色の小さなリボンが施される。
自分へのボーナスと思って海外で買ったパンプスはテープで止めるタイプの子供用の靴に変わる。赤一色だったスムース素材は、子供が走っても痛くないゴム質で柔らかいスポンジ底へと変わり、赤い運動靴にはハートや星のマークがちりばめられる。
省8
39: yumu 2019/07/24(水)19:08 ID:J3zr5H/M(6/8) AAS
「お待たせ致しました、到着です」
タクシーが止まるのに合わせて瑠璃子の変化も終わる。
長身で魅力的なスタイルだった大人の女性はタクシーにいなかった。
開かなかったドアが自動で開きヨタヨタと出てきたのは、走ったら転んでしまいそうな足元のおぼつかない小さな幼女だった。
大きな頭につぶらな瞳、不安げな顔は今にも泣き出しそうだった。
小さくなった恐怖からか、アニメプリンセスの描かれたトレーナーの裾をギュッと掴むその姿は、怖がりで人見知りな女の子を彷彿とさせる。
「お代は結構ですよ、どうですか、小さな3歳児になった気分は?」
タクシーの外には塚井麻穂が降りて来て、しゃがんで瑠璃子の目線に合わせる。
瑠璃子よりも小さな体格だった塚井は、今ではしゃがまないと若返った瑠璃子の目線にならなかった。
「何よコレ!最悪っ!!3歳って何!?早く元に戻しなさいっ!!」
省28
40: yumu 2019/07/24(水)19:12 ID:J3zr5H/M(7/8) AAS
「それでは最後に、今日からここが職場の代わりに瑠璃子ちゃんが通うところですよぉ?」
塚井が瑠璃子の背中を押して、手で指示した先には保育園の門があった。
小さくなった瑠璃子にとってはまるで競技場の様に大きな施設に感じられた。
「ほら、何て言うところだか分かりますか?」
瑠璃子は入口に掛かれている文字を読み上げる。
ももいろ保育園って……なんで私が保育園なんかに行かなくちゃいけないのよ!?
と叫んだつもりだったが。
「えっとぉ……んっと、なんてぇよむにょ?」
口から出てきたのは、困った様に質問を投げ返す情けない口調だった。
気づけば、また親指が口の中に入れられており、おかげで上手く喋れずにだらしない言葉使いになってしまう。口の横からは涎が垂れてきている。
省23
41: yumu 2019/07/24(水)19:13 ID:J3zr5H/M(8/8) AAS
続きは明日投稿予定
42: yumu 2019/07/25(木)15:38 ID:WW1NuMXn(1/10) AAS
本当はこんな事をしている場合ではない、時計を見ると時間は既に9時半を回っていた。
いつもであれば出版社に出社している時間だ。先ずは外部に連絡をしなければいけない。
だが、携帯の入っていたバッグは水筒になってしまい、大人だった時の痕跡はどこにも残っていない。
それならば、園内にある電話を借りて助けを求めるしかないと瑠璃子は考え込んでいた。
記憶力の良い瑠璃子は出版社の番号から彼氏の携帯番号まで暗記している。
警察でも何処でも良い、保育園から電話が掛かれば、きっと不審に思い調査してくれる、そしていくら魔法が掛かっているからといっても、様々な手段で伝えればきっと自分が大人だった安達瑠璃子だと信じてもらえるはずだと、思い立ってスグ行動に移した。
はずだった。
「えっとぉ、もしもしぃー、るりこはねぇ……ひよこぐみなのぉ!」
幼稚化の魔法が掛けられている瑠璃子は、ヒヨコ組を出る事も無出来ず積み木のおもちゃを手にすると電話に見立てておままごとの様に会話を始めてしまった。
違う、違う、こんなごっこ遊びに興じている場合じゃないのに……こんな幼稚な行為を辞めて、電話を借りに行かなくちゃ。
省4
43: yumu 2019/07/25(木)15:46 ID:WW1NuMXn(2/10) AAS
「はぁーい、それでは朝の挨拶をはじめまーす!」
結局ゆかり先生が皆に声を掛けるまで遊びから抜け出せなかった瑠璃子はぐったりとしていた。
幼稚化魔法の影響は行動全体には反映していない、例えば手を上げたり、返事をしたりする時は自分の思い通りの行動が出来る。ただ大人としての振る舞いが出来ないのだ。
「それでは、朝のお歌をうたいましょう!」
ゆかり先生がピアノを弾くと、ひよこ組の園児が立ち上がる。もちろん瑠璃子もしたくはないが身体が反射的に周りの幼児と同じように動いてしまう。
周りを見渡せば、同じくらいの背格好をした幼児たちが落ち着きなく動き回っている。ある男の子はヘラヘラと笑い、ある女の子は恥ずかしそうにモジモジとしている。
大人びた自分とは真逆の全体から滲み出る幼児特有の雰囲気にため息が漏れる、だが今やこんな幼児たちと同じ存在なのかと思うと情けなくなり、同時にこんな存在にさせた塚井麻穂に対し殺意が湧いてくる。
気が付くと瑠璃子自身も親指を根元まで咥えながら、身体をゆらゆらと動かしてしまっている事に気づき、慌てて親指を抜いて姿勢を正す。
気を抜けば幼稚化の効力で恥ずかしい幼児としての行動をしてしまう自分が悔しかった。

大人であれば、振り付け付きの童謡など恥ずかしくて、やったとしても小声になってしまうだろう。
省11
44: yumu 2019/07/25(木)15:56 ID:WW1NuMXn(3/10) AAS
朝のご挨拶が終わっても教室内は相変わらずやかましく、耳障りな子供の声が響き渡り瑠璃子をイラつかせていた。
3歳児といえば声のボリュームを調整する事も無く、大きな声で叫びまわるのが普通だ。お喋りをするのが楽しくなってきている時期だ。
しかし、瑠璃子にはそんな事は関係なく、冷静になりたいが騒々しく皆落ち着きが無い。
しかも自分自身も喋ろうとすると、他の子と変わらず大声で舌の回らない幼児言葉で話してしまうというのに嫌気がさしていた。
そんな中、先ず瑠璃子が行ったことは筆談だった。
喋ろうとしても、幼児特有の支離滅裂な話し方、口調になってしまう中。小さな手で不器用になってはいるが文字は書けそうだった。
3歳児が文字を書き、大人とコミュニケーションと取って助けを求めれば、いくら何でも保育士も不審に感じてくれるはずだ。
早速瑠璃子はお絵かきコーナーから画用紙とクレヨンを持って来ると、文字を連ねた。
『私の本当の姿は出版社に勤める28歳の会社員です、信じられないかもしれませんが塚井麻穂という女性によってこの様な身体にされて、保育園に連れて来られました。
お願いします、警察か出版社に連絡を取って下さい』
省13
45: yumu 2019/07/25(木)16:04 ID:WW1NuMXn(4/10) AAS
他にも色々とこの状況を打破しようと動き回った。
魔法に掛けられたとして、ここの園児という立場に認識されているのであれば、保育園内には自分が通っている痕跡が無いはずだと思ったが
実際は何故か自分のロッカーがあり、身に覚えのない工作道具や遠足に行った時の写真があったりと、年少のヒヨコ組に通う安達瑠璃子ちゃんという存在は確かな証拠として存在していた。

さらに小さな体格では保育士たちの目を掻い潜って保育園から抜け出せるはずもなく、それどころか幼稚化の魔法により、気づけば3歳児たちと一緒に遊んでしまうのだ。
瑠璃子の意識ではこんなガキたちと一緒に遊ぶなんて嫌だし屈辱的だと感じていても、気持ちとは裏腹に顔は締まりのない笑顔になり、呂律の回らない口調となり、おぼつかない足取りでヒヨコ組の皆とボール遊びや粘土遊びに興じてしまうのだ。
Fカップのボリュームあるバストも、細く長い足も、男性たちを虜にし続けて来た魔性の微笑みも失った今の瑠璃子では色仕掛けなんて出来るはずが無く、むしろ下着や胸元が見えるのさえ気にせず、恥ずかしげもなく動き回ってしまう。
瑠璃子自身制御の効かないこの身体はまるで催眠術にでも掛かってしまった様に幼稚で痴態な行動を繰り返すのであった。
46: yumu 2019/07/25(木)16:13 ID:WW1NuMXn(5/10) AAS
気付けば正午を迎えようとしていた。
ももいろ保育園はお弁当ではなく給食システムの様で、皆でテーブルを囲むと配膳されたプレートが先生達によって運ばれる。
瑠璃子自身も空腹を覚えていた。改めてお腹をさするとポッコリと丸く突き出たお腹がそこにはあり、今朝までの縊れたウエストラインが消滅している事に再度ショックを覚える。
プレートの上には焼うどんに、小さなオムレツ、カボチャの煮物にお味噌汁、そして半分に切られたバナナが盛り付けられていた。
お子様ランチのような恥ずかしい昼食を想定していた瑠璃子からしては、思っていたよりも質素で少量の昼食に安堵していた。
いつもで有ればご飯を食べる時は長い髪をひとまとめにしていたが、魔法によりおかっぱ頭にされていた事に気づき改めて自分の身体が若返ったのだと実感して悲しくなった。
「いただきまーす!」
音を立ててうどんを啜る音、口の周りをオムレツのケチャップで汚している子、お味噌汁飲もうとして胸元にこぼしている子、口に物が入っているのに喋っている子。
昼食の光景全てが瑠璃子にとって不快でしかなかった、いつもであれば優雅に人気のフレンチやオーガニックカフェ、休日であれば彼氏と昼間にワインでも飲みかわしているところだ。
だがこの状況では仕方なしと覚悟を決めて、お箸を手に取って口に運ぶことにした。
省14
47: yumu 2019/07/25(木)16:23 ID:WW1NuMXn(6/10) AAS
僅かな量ではあったが、小さくなった身体には十分だったようで、空になったプレートを片付け終わると若干の倦怠感に襲われる。
結局のところ半日の間、大人で有る事の証明も、塚井の消息も、職場に連絡する事も出来なかった。
「はーい、それじゃあ、お昼寝の準備をするのでー、おトイレ行きたい子は行ってきちゃってねぇー」
ゆかり先生の声が再度教室に響く。そういえば保育園はお昼寝なんてあるのかと瑠璃子はぼんやりと考えていた。
社会人の立場からしたら、遊んで昼食を食べてお昼寝をするなんてこんな贅沢な事は無かった。しかしそれは若返っていなければの話である。
もしこのまま戻らなければ……瑠璃子はこれから先の悪い未来を思い浮かんで背筋を凍らせた。
このまま幼稚化魔法に掛かったまま保育園に通い、小学校に通い、中学生をやり直す。考えただけで顔が引きつる。
「るりこちゃん、いっしょにおトイレいこう!」
瑠璃子が立ち尽くしているところを見て、朝に一緒に遊んだゆいなちゃんが手を引っ張ってトイレに連れて行く。

えっ何ココ!?思わず瑠璃子は心の中で呟く。
省19
48: yumu 2019/07/25(木)16:31 ID:WW1NuMXn(7/10) AAS
「はぁーい、それじゃあおやすみなさーい」
カーテンのしまった体育館の様なところにはマットのような布団が広がっており、それぞれが用意したタオルケットを敷いた場所で児童たちは横になる。
眠くない子もいるようで、電気を薄暗くした後にゆかり先生は童話を優しい声で読みだした。
瑠璃子も言われるがままタオルケットの中に潜り込んだ。給食以降の自分の幼稚な行動を思い出してげんなりとしていたが、お昼寝の時間であれば安心だった。
横に寝ているだけならば、幼稚も何も関係が無い。むしろこの時間を使って改めてこの現状をしっかりと確認する必要があった。

幼稚化の魔法はどこまで影響力があるのか?出版社の仕事はチームリーダーの自分抜きで大丈夫なのか?
塚井麻穂の正体は?全日本魔術協会とは何なのか?元に戻る手立てはその協会にあるのか?
せめてスマホがあればネットで調べられるのにと瑠璃子は悔しがる。
塚井麻穂を殺せば魔法は解けるのか?そもそも何で私がここの保育園に通わなくてはいけないのか、何か理由はあるのか?
それから依頼人とは誰なのか?私に恨みがあるのであれば殺せば良い、つまり殺せない理由があったのか?それはこの保育園と関係があるのか?
省26
49: yumu 2019/07/25(木)16:52 ID:WW1NuMXn(8/10) AAS
「あら、代わりの下着ってこれしかないんですか?」
「ハイ、調度今はこれしかなくて……洗濯しちゃったばっかりで」
保育園内にある医務室のようなところに瑠璃子は連れて来られていた。
大人が使用する部屋に入り、今の自分の小ささに思わずたじろぐ。
椅子も机も全てが大きく、自分一人ではとうてい座れそうにない、ドアの取っ手だって今の自分では背伸びをしてやっとだ。
「瑠璃子ちゃん、着ていたのは保育園でお洗濯するから、代わりにこの服を着てもらっていい?」
ゆかり先生が取り出したのは、黒のハーフパンツだった。それ自体は問題では無かったが、下着を見て瑠璃子は固まる。
「いやぁっ!」
自分の感情通りの声が出る、ゆかり先生が持っていたのは女児用の紙おむつだった。
ピンク色のモコモコの吸収剤が備わった独特のシルエット。おむつの正面にはクマのキャラクターが笑っていた。
省26
50: yumu 2019/07/25(木)17:04 ID:WW1NuMXn(9/10) AAS
瑠璃子のイライラはマックスに近かった、ただでさえ嫌いな子供たちに囲まれ、自分より年下の保育士にお昼寝の失態を片付けられた挙句紙おむつまで履かされたのだ。
これ以上の屈辱は無かった、本来であればこんな嫌なことがあった時は仕事終わりにスポーツジムで汗を流した後に、クラブにでも行ってお酒を飲んでストレスを発散したいところだった。
しかし、今はボール遊びで汗を流し、クマのキャラクターが描かれた水筒の麦茶を飲む。
上着のトレーナーは涎やソースを拭いたせいで湿った汚れがこびりついており、下半身はおねしょにより汚したため借り物のハーフパンツ、下着は紙おむつ、大人びていた瑠璃子の雰囲気とは真逆だった。
さらに言えば、遊びや食事、会話をとっても他の3歳児よりも幼いというのがさらに屈辱的だった。
例えば、先生が「みんな右手を上げて―」と言われた際、他の子が右手を上げている中、瑠璃子の身体は右と左が分からずに迷っている素振りをしてしまう。
先生が三角形を「これは何て言う形かなぁー」と質問すれば瑠璃子は「たんたくけー!」と答えてしまい、隣の女の子から「ちがうよー、さんかくけいだよー」と指摘されてしまう。
語彙力も、滑舌も、3歳児というよりは、言葉を覚えたばかりの赤ん坊の様な言い方に瑠璃子自身耐えられないでいた。
何もしないでいようと思っていても、遊んでいる光景が目に入ると勝手に近寄って行ってしまう。
話さないでいようと思っていても、誰かが近くにいると自分から喋ってしまう。それに気づけば親指をチュウチュウと咥えるおしゃぶりの癖が出てきてしまう。
省22
51
(1): yumu 2019/07/25(木)17:15 ID:WW1NuMXn(10/10) AAS
長くなってきたので渋にまとめました。続きを読まれる方は下記からどうぞ。
外部リンク[php]:www.pixiv.net
52: 2019/08/13(火)03:42 ID:ITmP9XNB(1) AAS
ふたりはプリキュア的なスーパーヒロインで
お互いの年齢を入れ替えたりして戦うヒロインなんてのはどうでしょう?

ブラック 15歳
ホワイト 15歳

ブラック→23歳の身体
ホワイト→8歳の身体

こんな感じで
53
(1): 2019/08/19(月)05:55 ID:GZlAlQJD(1) AAS
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
54: 2019/09/04(水)22:52 ID:lKZAMnUs(1) AAS
>>53
ブラックレディじゃないのか
55: yumu 2020/06/11(木)17:15 ID:EsU5FfP8(1) AAS
幼女にさせるのは
傲慢で子供と女性を見下している恨みを買っている若手の男性社長か
モデル並みのスタイルを誇る、頭は良いが性格の悪いエリート女性か
どちらにすべきか……。
56: 2020/06/25(木)01:51 ID:25jkNo0m(1) AAS
前者のはTS幼女化ということですかね?
個人的にはすごく好みなのだけど、スレの趣旨的には後者の方がふさわしい気がします
57: 2020/06/30(火)22:58 ID:RtQSwHiG(1) AAS
つぐももの8巻良いね
58: 2020/08/24(月)18:15 ID:FAD0WfzZ(1/2) AAS
日本一FBのレディナイトを主役にした、オリジナルで考えてたくそ長〜い妄想SSで
少女時代から成長して、一人前の女傭兵になってく話とか考えてた事はあったな…

あらすじだけ簡単に書けば、お化け島で死にかけたが奇跡的に助かった少女が、
自分かばった母を殺した犯人として、一人のファィターを復讐の為に追いかけて旅をする話

ネタバレしちゃうと事実は逆。庇った(娘に襲いかかった)母は既にゾンビ化済み。
ファイターは急いで少女の目の前でトドメを刺しただけ。誤解はあえて放置して、させた。
いまだに島は死地。ならばと、誤解の怒りでも少女に宿らせ、生存の可能性を僅かでも上げる為に…
59: 2020/08/24(月)20:07 ID:FAD0WfzZ(2/2) AAS
あ。ファントムの頭文字はPだwまたやっちまったい
60: 2021/02/22(月)16:43 ID:xQfeMOMz(1) AAS
>>34>>51
久々にこっちのスレ覗きに来たら良いSSに出会えた
61
(1): 2021/04/18(日)10:31 ID:veaT+H7U(1) AAS
まほいくのスイムスイムがエロい体で好きだけど
2次創作とか全然無いんだよね
62: 2021/04/19(月)22:46 ID:PQAF0ujo(1) AAS
>>61
JS1→巨乳JKのAP良いよな
もし服はそのまま体だけ変身したら…とか妄想したりもする
63
(1): 2021/05/01(土)03:55 ID:3qRM0KnZ(1) AAS
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
64: 2021/05/02(日)00:46 ID:n1++HWre(1) AAS
>>63
kwsk
65: yumu 2021/05/26(水)13:25 ID:hlakWqZ/(1) AAS
pixivで年齢退行祭り2021夏なるものが8月に開催するみたい。
自分もネタ引っ張り出すかも。
いや、今書いている話を若返り用に書き換えればいいのか。
66: yumu 2021/06/04(金)15:25 ID:2G3hYwea(1/16) AAS
 今日は久しぶりに羽田さんちの桃花ちゃんがやってくる。
 羽田さんっていうのは、ママの学生時代からの親友で桃花ちゃんっていうのは娘さん。何年か前に来たときはヨチヨチ歩きが始まったばかりの時期で、愛くるしい表情だったしとっても可愛らしかった。
 今はたぶん四歳くらいになっているはずだけど、久しぶりに会う羽田さんと桃花ちゃんが来るのを楽しみにしていた。

「美緒、あなたまたそんな恰好で……」
 ママが私の着ている服に文句を言ってくるけど、いつもの事だ。
 私が着ているのは大好きなバンドであるヴァン・ムスーのライブTシャツだ。ちょっと派手かもしれないけれど、野外フェスに参加した時に購入したお気に入りの一着だ。
「あなたも、大人っぽい体になってきているんだから、そろそろ身だしなみを……」
「ハイハイ、次から気を付けまーす」
 私の名前は黒木美緒、今年で高校一年生になる。それなりの進学校にも通っているし、水泳部では一年生にしてレギュラーに選ばれている。
 ママの言う通り、高校生になってから身長は160cm代に突入したし、バストサイズもCカップになった。
省1
67: yumu 2021/06/04(金)15:30 ID:2G3hYwea(2/16) AAS
ピンポーン
 そうこうしているうちに、インターホンが鳴った。ママが出ると羽田さんと桃花ちゃんが我が家にやってきたみたい。
「おじゃましまーす」
 ドアを開けると、眼鏡をかけた長身で細身の羽田さんが笑顔で挨拶をする。羽田さんはアプリの開発会社に勤めていて結構偉い人みたいで、外見はいかにもシステムが得意そうな理系タイプ。
「おじゃまぁしまぁーしゅ」
「桃花ちゃん、かわいいぃ!」
 羽田さんの後ろから出てきた桃花ちゃんの可愛さに私は思わずときめいてしまう。
 まん丸のほっぺに、髪は左右に二つ結びで、おでこもキュートだし、洋服はアニメプリンセスのイラストが描かれたフリフリのワンピース、リボンもついているし、よく見れば靴下もポシェットもアニメプリンセス柄で統一されていた。
 以前あった時はまだ赤ちゃんだったのに、今はオシャレに目覚めた幼稚園児って感じで思わず頬ずりしたくなる。
「久しぶりね、羽田も桃花ちゃんもいらっしゃい」
省3
68: yumu 2021/06/04(金)15:46 ID:2G3hYwea(3/16) AAS
 家に上がってもらうと、羽田さんからお土産の焼き菓子をもらう。ここのってテレビで紹介されている有名店の奴だ!
「アラアラありがとう、ここの洋菓子高かったでしょう」
「気にしないでください、それに手ぶらじゃ悪いですし」
「お茶を入れるから座って待っていてね」
 ママがお茶を入れている間、私は桃花ちゃんに夢中だった。
「桃花ちゃんは何歳ですかぁ?」
「えっとねぇ、もうすぐね、よんさいになるのぉ」
 あぁーもう喋り方も可愛すぎる、クリクリのつぶらな瞳も、小さな口もまるで天使のようだ。
「桃花が入園した幼稚園も美緒ちゃんが通っている付属のところなのよ?」
「えぇー!知らなかったです、制服可愛いんですよね!」
省10
69: yumu 2021/06/04(金)15:58 ID:2G3hYwea(4/16) AAS
「ホラ、着ている服もバンバン何とかっていう変なミュージシャンにはまっちゃうし、身体はどんどん大きくなるし」
「だからヴァン・ムスーだって!」
「美緒ちゃんくらいの年なら好きな事が増える時期よね、殆ど大人みたいなものだし、なんたって美人さんだもん」
 羽田さんが色々と褒めてくれるので少し照れ臭くなる。
「うちの美緒なんて、年少さんになったのになかなか昼間のおむつも卒業できないし、心配毎ばっかりよぉ」
「あぁーっ!ママ!いわないでっ!!」
 未だおむつを履いているのが恥ずかしかったのか、桃花ちゃんが顔を赤くして怒る。そんな顔も可愛らしい。
「ホラ、おむつ何て卒業するのは個人差があるし、美緒だって小学生になってもおねしょしていたんだから」
「ちょっ、一年生の時に一回だけ失敗しただけじゃない!」
 私が慌てて注釈を加えると、ママと羽田さんはコロコロと笑いあい、それからしばらく談笑が続いた。
省11
70: yumu 2021/06/04(金)16:14 ID:2G3hYwea(5/16) AAS
 私の部屋はあまり広くないし、大好きなヴァン・ムスーのポスターとか貼ってあったけど、後は比較的勉強に必要なものと化粧品や雑誌ぐらいしか置いていなかった。
ただ、今日は桃花ちゃんと遊ぼうとアニメプリンセスの着せ替え人形セットを用意していたのだ。
「ほら、桃花ちゃん、これで遊ぼうか?」
「あっ!あそぶぅっ!」
 本当にアニメプリンセスが大好きみたいで、早速着せ替え人形セットに興味を持ってくれたみたいで、パッケージを開けて遊びだす。

 それから三十分ほどだろうか、桃花ちゃんは夢中でアニメプリンセス着せ替え人形セットで遊んでいて、私はおままごと的な感覚で一緒に遊んであげていた。
 すると、桃花ちゃんは思い出したように、持っていたポシェットからキッズ用のスマホを取り出す。
「あれ、桃花ちゃんもう携帯電話持っているの?」
「うん、えっとねぇ、でもぉ、アプリだけしかできないのぉ」
 なるほど、流石アプリ会社で働いている母親なだけあって、娘にもアプリゲームを触らせている様だった。
省24
71: yumu 2021/06/04(金)16:27 ID:2G3hYwea(6/16) AAS
「んっ……」
 目がチカチカしていたけれど、ようやく視界が戻ってきた……けど何か違和感があった。
 手に持っているスマホが……大きいように感じる。先ほどまで片手で持っていたのに、今では両手で持たなければいけないほど大きくなっている。
「…………あれっ!?」
 いや、スマホが大きくなった訳ではない!自分の手がとても小さくなっていることに気が付いて思わずスマホを落としてしまうが、それどころではない。
「…………あれっ……うっ、うそっ、嘘でしょっ!?」
 小さな手の平、顔を触ると柔らかい頬っぺたの感触、髪はいつの間にか二つ結びにされている。さっきまでライブTシャツを着ていたはずなのに、アニメプリンセスが描かれたフリフリのワンピースに身を包んでいる。
 それに……体が……とても小さい、胸にはブラなどしておらず肌着だけで、手を当てても膨らむ気配すらないまっ平な感触。水泳で鍛えられたしなやかな肉体美も、大人の身体へと成長していたボリュームも消え失せていた。
 これじゃあ、まるで…………。
「桃花ちゃんの身体じゃないっ!」
省30
72: 2021/06/04(金)16:42 ID:2G3hYwea(7/16) AAS
「いい加減にして!早く元に戻らないと!」
 私が怒鳴ったことで驚いたのか、桃花ちゃんは私を床に下す。怯えた瞳は、身体は大人になったが精神はまだ幼い桃花ちゃんのままだという事が分かる。

「さっきから大声出してどうしたのぉー?」
 ノック音の後に、私の部屋のドアが開き、ママと羽田さんが様子を見に来た。
お酒を飲んでいたからか二人とも若干顔が赤くなっていたけれど、これはチャンスだ。嘘のような話だけど事情を説明して元に戻らないと……。
「あ、あの、ママ、こんな身体だけど私は美緒なの!」
「えっ……うん、いつもの美緒じゃない、それよりも桃花ちゃんに怒鳴っていなかった?」
「ごめんなさいねぇ、こんなに体が大きくても未だ四歳だから、美緒ちゃん小柄だから大変だったでしょ?」
 えっ……えっ……ど、どう言う事?
「あのね、ママぁ、さっきね、アプリでね、しゃしんとったのぉ」
省22
73: yumu 2021/06/04(金)17:08 ID:2G3hYwea(8/16) AAS
 確かに、小さいころから成長が遅くて……中学生になっても小学生にすら見られなくて……身長は108cmしかないけど、110cmってサバよんでいるし、洋服はいつも子供服しか着られないし、初潮も来なくて胸だってぺったんこのままで……。
「ち、違うっ!」
 私は思わず頭を振って記憶を否定する。何故か今までの事を思い出そうとすると、この幼い体で生活してきた経験が呼び起こされる。
「それにしても桃花ちゃんは、成長が早くて泳ぎも上手いんでしょ?」
「そうそう、スイミングに通ったばかりなのに上達も早くて、今は高校の水泳部の人たちと一緒に自由形の練習をしているんだから、とても四歳には思われなくて……」
 羽田さんが心配そうな表情を浮かべる。だがそれは違っている。
「違います、それは私の身体で、泳ぎが上手いのも私です!」
「コラ!美緒はまだスイミングのアヒルクラスでしょーちょっとは桃花ちゃんを見習いなさいよ」
 ママに叱られて私は口ごもる。だが、そんなのは事実じゃない!
 確かに私はスイミングのアヒルクラスで……水に顔をつけたり、水の底のおもちゃを取ったりは出来るけど……アームヘルパーをつけてのバタ足が出来なくて……溺れそうで怖くなって合格できなくて。
省25
74: yumu 2021/06/04(金)17:28 ID:2G3hYwea(9/16) AAS
 それに小さな体だからか、どこか落ち着かない。ムズムズとするような、下腹部が圧迫されるような……何だっけこの感覚?
 チョロッ……
「っっっ!?」
 私は秘部から漏れ出す暖かい液体の感覚に思わず前かがみになる。そうよ、何で気づかなかったんだろう、この感覚って尿意じゃない!
 それに……こんなチビりそうなほど限界になるまで気づけなかったなんて……これってもしかして、おむつが卒業できない桃花ちゃんの身体だから!?
「どうしたの美緒、さっきから変よ?」
「えっ、う、うん……だ、大丈夫だから先に行っていて」
「そう?」
 私はもじもじと、太ももをすり合わせながら、部屋から出ていくように促す。
 尿意の感覚に気づけず、少しだけ漏らしちゃったなんて言えるはずが無かった。とりあえず三人を先に行かせて、さっさとトイレを済ませてしまおう。
省36
75: yumu 2021/06/04(金)17:35 ID:2G3hYwea(10/16) AAS
 その後の事はよく覚えていない、食事をしても味覚も変わっていてワサビとか辛いものは食べれなくなっているし、お気に入りだった洋服は全て四歳児が着るような可愛らしい……けど高校生の私が着るにはあまりにも幼稚なデザインのものに変わっていたし。
 スマホの写真やアルバム、中学の卒業写真を見ても、どれも私が幼い体のまま過ごしていたという内容に改変されていた。
逆に桃花ちゃんは生まれてから凄いスピードで成長して三歳にして中学生くらいの体格、幼稚園に入園するときはまるで高校の入学式みたいだったという内容に変わっていた。
 結局元に戻れないまま、羽田さんと桃花ちゃんは帰ることになり、私は本当に小さな幼児のように二人に帰らないでと必死で食い止めた。
 だけど結局ママに我がまま言わないのと叱られて、高校生なのに四歳児の身体のまま取り残されてしまった。
76: yumu 2021/06/04(金)17:50 ID:2G3hYwea(11/16) AAS
 ピピピピピピピピ
 耳元で、スマホから電子音が響き渡る。
あれから一週間。
 私は朝日の光を浴びながら、スマホのアラームを止める。
ぐっすり眠った気持ち良さとは別に、何かを出し切ったようなスッキリとした感覚を覚えると、じっとりとお尻部分まで濡れた紙おむつの不快感が目覚めていくのと同時に伝わってくる。
 ハートが散りばめられたピンク色の布団から抜け出すと、下半身を包むおねしょの不快感に身を震わせる。
それは気持ち悪さと、今日もこの体で生活しなくてはいけないという怒りの震えだった。

 スマホアプリの「StyleChange」で身体が入れ替わり、私と桃花ちゃんの環境も知らない間に色々と変化していた。
 家にある椅子はチャイルドチェアになっていたし、洋服も下着も全て四歳児の女の子が着るようなもの、それは当たり前だけど幼いデザインのものばかりで、桃花ちゃんの好みそのままでアニメプリンセスが描かれたものが多かった。
 家には私が過ごしやすいように子供用の踏み台がいたるところに置かれているし、お箸も歯ブラシも靴も下着も全てが、覚えのない四歳の身体に適したものに変化していた。
省16
77: yumu 2021/06/04(金)18:03 ID:2G3hYwea(12/16) AAS
 以前までは自転車で通学をしていたけれど、今はママに送り迎えをしてもらっている。車には知らない間に私が座る様にチャイルドシートが備えられていた。
 学校での扱いは以前のものとはガラリと変わってしまっていた。
席はクラスの一番後ろで、普通の机と椅子では座れるわけが無いので、私専用のチャイルドチェアが置かれている。テーブルと一体化しているもので、座ったその姿は食事をする赤ちゃんのように見えるだろう。

 もちろんクラス全員、私はもともと幼児の様な小さい体で合ったと認識しているし、私に対する対応も変化している。
「おはよー美緒、今日も可愛いねぇ」
「美緒ちゃーん、新しく出たアニメプリンセスゲーム知っている?」
「美緒に合いそうな洋服を作ったから後で試着してみてよぉ」
 私のクラスでの立ち位置も文武両道の優等生というポジションから、見た目は幼女の秀才というクラスのマスコット的な立場に変わっていた。
 それに趣味や嗜好も桃花ちゃんのものを引き継いでしまっているみたいで、アニメプリンセスが大好きなのはもちろん、ドラマは見ても興味がわかなくなり、幼児向けの教育番組を自然と見るようになった。
 そのため、同じ高校一年生のクラスメイトとは勉強以外の話が合わなくなってしまった。
省3
78: yumu 2021/06/04(金)18:15 ID:2G3hYwea(13/16) AAS
「あぅっ……」
 尿意の感覚が鈍くなっているため気づけかずに授業が始まってしまい、しばらくした後尿意が少し強まる、何分かは頑張って我慢するのだが、チャイルドチェアから降りれずにそのまま耐えきれず紙おむつの中に生暖かい液体が溢れ出す。
 四歳の未熟な身体では高校の長い授業の時間に耐えうるだけの膀胱は備わっていないし、そもそもがお漏らししやすい体質になってしまっているので抗う術を持っていなかった。
 ベットリと濡れた下腹部の気色悪さに耐えながら、授業を終えると着替えの入っている袋を持って女子トイレに入る。
 高校のトイレは今の私には巨大すぎる、トイレの便座に座れば落っこちてしまいそうだし、蛇口や鏡は頭の上だ。
 個室に入り、何とか鍵をかけて新しい紙おむつに履きなおす。制服の時はまだ良い方で、体育の授業は高校生が着る紺色の体操着ではなく、赤い園児用の運動着で、身体のシルエットが出やすいため、腰回りが不自然に膨らんだ姿はあまりにも情けなさすぎた。
 きっとクラスのみんなも私がおむつの世話になっていることなどとっくに知っているのだろうが、暗黙の了解として誰もからかう人はいなかった。
 トイレから出ると、私のはるか頭上で同じクラスの女の子がメイクを治していた。以前までは私もああやってオシャレに精を出していたのかと思うと寂しくなる。
 私の存在気付いた女の子は、気を使ってなのか、抱っこをして私の手を洗わせてくれた。

 授業が全て終わり、帰りは学校の駐車場にママの車が止まっているので、合図をして開けてもらう。
省21
79: yumu 2021/06/04(金)18:27 ID:2G3hYwea(14/16) AAS
 このままだとアヒルクラスを合格するのはまだ先みたいで、今日何十回目かの溜息を吐きながら着替えを終えると、スマホにはママからお迎えが少し遅れると連絡が入っていた。

 紙おむつを履いて特別に用意された幼稚園の制服に身を包む。アニメプリンセスの靴を履いて外に出ると日が暮れる寸前だった。
「あ、おねえちゃん……」
 今の私の事をお姉ちゃんと呼ぶ人は限られる。
「あ、桃花ちゃん……」
 そこには、私の身体になった泣きそうな表情の桃花ちゃんが立っていた。

 自販機でジュースを買ってあげると、見学室でしばらく話すことにした。と言っても、私は背が低いのでお金を入れて購入ボタンを押したのは桃花ちゃんだけど。
「桃花ちゃんも大変?」
「うん……あのね、みんな、ももかとはあそんでくれないの」
 確かに、高校生の身体を持った桃花ちゃんでは手加減をしないとボール遊びも鬼ごっこも務まらないだろう。全力で遊びたい年頃なのに、皆と同じように遊べないのは辛いと同情する。
省30
80: yumu 2021/06/04(金)18:33 ID:2G3hYwea(15/16) AAS
 それからさらに一か月後
「桃花ちゃん!ちょっと待ってぇ!」
「おねえちゃん!こっちこっちぃ!」
 私たち二人は近所に新しく出来た大型のショッピングモールに来ていた。
 桃花ちゃんは私が選んだ飛び切りのオシャレコーデで、暑くなってきたこの時期に合わせてお気に入りのサマーセーターに足が長く見えるフレアスカート、足元はこの間買ったばかりのダッドシューズ。
全体的に少し大人びているけれど、160cmを超えている桃花ちゃんにはピッタリだった。顔はすっぴんだったので、さっき私が軽くメイクをしてあげた。
 一方私は、桃花ちゃんが選んだピンク色のショートサロペットにシャツは袖にフリルが施されてアニメプリンセスが描かれているもの。水玉のタイツは足首にリボンが付いた可愛らしいもので、靴もパープルのアニメプリセスモデル。
 少し髪が伸びてきたからか、ヘアスタイルは二つ結びからお団子ヘアになっている。桃花ちゃんとは反対に、メイクした顔は桃花ちゃんコーデと不釣り合いだったので落としている。

 そう、元に戻る方法が分かってから私たちは定期的に体を入れ替えて遊んでいた。
「あっおねえちゃん、これほしいなぁ!」
省18
81
(1): yumu 2021/06/04(金)18:39 ID:2G3hYwea(16/16) AAS
 キッズ用のお手洗いは小さい児童用のトイレや低く設置されて手洗い場があり、紙おむつの交換代もある。
 立たせて履き替えさせるタイプのおむつ交換代に靴を脱いで上がると、桃花ちゃんがバッグから新しい紙おむつを取り出してくれる。
「あっ、これじゃあ下半身丸出しになっちゃうね」
 私が思わず呟く。
ワンピースやスカートならともかく、オーバーオールの様なサロペットは脱ぐと下半身は紙おむつとタイツだけになってしまい、他人が見ればおむつを汚してしまった事が一目で分かってしまう。
「はい、おねえちゃん、あしあげてぇ」
 桃花ちゃんは自分の身体とはいえ、おむつ交換に慣れてきたようで、手際が良くなっている。
「桃花ちゃん、ごめんね」
 濡れた紙おむつを脱ぎお尻を拭いてもらいながら私は桃花ちゃんに何となく謝った。
「えっ、どうしてぇ?」
省19
82: 2021/06/11(金)02:51 ID:Q9h7A7aP(1) AAS
>>81
すばらしい!
83: 2021/09/07(火)15:08 ID:F5P34JUr(1/2) AAS
920 :名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 18:33:24.15 ID:WuQQ/aM9
「ふ〜、満足満足♪」
「皆さん、ご協力感謝します」

  一仕事終えた姉妹の周りでは、先ほど助けた男の人たちが幸せそうな表情で倒れていま
した。

「さて、そろそろ来るかな〜 ……んっ!」
「あ、うんっ……! き、来ましたね……」

  唐突に艶っぽい息を漏らすマリモとルイーニ。 それを合図として、彼女達の体は徐々に
変化を始めました。

「あ、う、んん……」
省12
84
(1): 2021/09/07(火)15:08 ID:F5P34JUr(2/2) AAS
921 :名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 18:34:12.47 ID:WuQQ/aM9

  二人は取り込んだ精気の量に応じて、体型と能力が大きく変わるのです。 本来の姿
がどちらなのかはちょっと判りません。

「ふぅ…… よ〜し、これならクュッパなんか敵じゃないわ!」
「姉さん、油断は禁物よ」

  こうして持てる力を全て発揮できる様になったマリモとルイーニは、颯爽とクュッパ軍
団との戦いに赴くのでした。

  しかし……
省15
85: 2022/02/28(月)01:03 ID:6Bdulvv3(1) AAS
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
86: 2022/03/02(水)19:03 ID:WUv7P/sZ(1) AAS
とりあえずこっちでいいのかな
避難所で名前が出てた「D・Dバスター」、前から名前は知ってたから
この機会に国会図書館から取り寄せてみたけど残念ながら膨乳はするけど胸以外には変化はないからAPモノではなかった
全3話で3話とも結構丁寧に膨乳描写があるから膨乳も好きな人は試しに取り寄せてみてもいいかもしれない

ある程度詳細がわかってれば有料だけど絶版でも国会図書館の遠隔複写サービスでネットから本の複写取り寄せられるからおすすめ
肝心なAP・ARに該当しそうな作品の情報を持ってないからなんともだけど・・・
87: 2022/03/02(水)19:36 ID:g6cxOT2R(1) AAS
国会図書館でヒミツのわんタッチの単行本未収録分読んだわ
88
(1): 2022/03/17(木)23:08 ID:i4DD1lcr(1/2) AAS
神童セフィリアの下剋上プログラム 48話後編
外部リンク:gammaplus.takeshobo.co.jp

敵として現れたルローラが魔力切れでAR
89: 2022/03/17(木)23:13 ID:i4DD1lcr(2/2) AAS
>>88
スマン、正しくは28話後編だった
90: 2022/04/04(月)00:35 ID:g27dpO+H(1/2) AAS
Twitterのアカウントを探しているんだけど、
おっさん?お兄さんがロリになったかコスプレしてるかなんだけど、たまに大人のお姉さんになるアカウントを探してます。わかる人いたら教えて下さい。
91: 2022/04/04(月)00:36 ID:g27dpO+H(2/2) AAS
VTuberとかじゃなくて
92: 2022/04/07(木)14:01 ID:d+ZfKEj3(1) AAS
外部リンク:www.pixiv.net
男の子がTS薬で大人女性に急成長オナニー
変化描写細かくていいね。
93: 2022/04/29(金)22:09 ID:vB3kmzNn(1) AAS
age
94: 2022/04/30(土)21:07 ID:w4vPnESz(1) AAS
statchangeさんツイ垢消した?
95: 悪星 2022/05/11(水)19:18 ID:jyXVXjA3(1) AAS
>>84
面白かったです!
96: 2022/05/14(土)02:00 ID:Ukcp1ePP(1) AAS
外部リンク:www.deviantart.com
97
(1): 2022/05/15(日)11:35 ID:dJGMbeYs(1) AAS
画像リンク[png]:toy.bandai.co.jp
98: 2022/05/20(金)23:09 ID:PY9ZfcdC(1) AAS
>>97
?の部分が気になるな
99: 2022/05/28(土)07:19 ID:zewzo3To(1) AAS
プリキュアになりそう
100: 2022/06/14(火)11:43 ID:/hsVnKVh(1) AAS
短期間のコールドスリープをすると当事者視点では周りがAPしたように見えるってのが好きなんだけどスレ住民には刺さらないかな
過去スレの創作ではひとつだけあった
101: 2022/06/15(水)00:26 ID:Pced+uJY(1/2) AAS
エロゲメーカーのLose解散しちゃうのか
ものべのは良いAPモノだった
102: 2022/06/15(水)00:31 ID:Pced+uJY(2/2) AAS
あ、1年前に出てた情報なのね(さっきDLSiteからメール来て初めて知った)
103
(1): 2022/07/06(水)22:52 ID:qUMqomJN(1) AAS
スパイファミリーのアーニャとダミアンのカップリングをなぜかAPさせたイラストが流行中
これを期にAPARの魅力をもっと開拓してほしいわ
104: 2022/07/07(木)17:45 ID:8mIbcxXq(1) AAS
>>103
そうゆう10年後に立派に成長しましたみたいなのは、あまり興味が無い。
急成長したせいで、胸が大きくなったりして戸惑うみたいなのを見たいんだよ。
105: 2022/07/07(木)17:52 ID:M3MzZRzG(1) AAS
成長ifは好きだけどAPとは別物よね
106: 2022/07/14(木)00:31 ID:v5uaC6pA(1) AAS
もう終わっちゃったけど、おはスタでやってた「おにぱん!」で
打出の小づちでAP変身あり、母親世代が主人公’s世代にAR変身ありました
107
(1): 2022/07/25(月)18:27 ID:onkEzQZC(1) AAS
dlsiteでサークルフェアリーフラワーさんがロリの女の子が大人のエルフに慣れる設定の同人ゲーム出してるな
巨乳と貧乳も変えれてそれ用のセリフも変わるからかなりおすすめ
108
(1): 2022/07/31(日)02:55 ID:2ktibUAU(1) AAS
>>107
瞳の色は同じだけど髪の色が違うせいで別キャラっぽく見える
マニアックすぎる他の要素がエグくて急成長や若返り目当てでお薦めはできないね
109: 2022/08/06(土)00:52 ID:9DdvKa4J(1) AAS
>>108
はやて→リインフォース
のように過程がモーションで見えるならそれでもいいだろうけど
立ち絵スッと入れ替えて「同一人物ですよ」だと認識するの難しいよな
ましてや声もないんだと同キャストの演じ分けとかもないだろうし
110: 2022/08/13(土)01:19 ID:37LdnTwv(1) AAS
ずっと探してる本があるんだけど
魔法少女変身モノのアンソロの作品かな
繭みたいなモノに包まれた少女が変身して敵を倒す話だけど
ある時、敵の策で繭の中に邪悪なエネルギーを混ぜられて
少女が邪悪な心を持つ巨乳の大人に変身して兄に夜這いするんだけど、
兄はけしからん乳だとかちょっと生えてるとかで、悪堕ち急成長した妹を攻めまくって
妹はなんか元に戻るって話 名前が全然思い出せない
111
(1): 2022/08/14(日)07:06 ID:NNyjIOdG(1) AAS
作者:藤渕タカヒサ 
せいしょうじょ すぺるマジック
112: 2022/08/14(日)13:26 ID:QxYxoOJn(1) AAS
>>111 ありがとうございました これです スッキリしました
「すぺるマジック」ってタイトルだけだと全然引っかからくて苦労した記憶がありましたね
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