大西武文(平成退屈男)のねずみ講にご注意 (541レス)
上下前次1-新
459: 2015/06/29(月)00:01 ID:2hYqI5xE0(1) AAS
「サインしてくださーい!」
物凄い大声で叫ぶ。スタッフが止めていたが、亮は気になって、傍のスタッフに、「誰だ?」と聞くと、
「ああ、あれは、オリンピックの射撃で金メダルを取った、川崎という自衛官ですよ。まだ二十歳です」
亮はまた見てから、
「呼んでやれよ」
そういうと、その川崎は、スタッフに案内されて、亮のところまで来た。
「神谷さん! 光栄です! お会いできて!」
物凄く嬉しそうに話す。亮も立って、
「いえいえ、こちらこそ。金メダルを取ったそうで」
「ええ」と、川崎は、胸からメダルを取り出した。
「これです。神谷さんに、見せたくて。ぜひ、ここにサインしてください!」
「え? メダルに?」
「はい! ぜひ、ここに!」
と、ポケットからマジックを取り出した。亮は、
「本当に、いいの?」
「はい、ぜひ、ここに!」
あまりに真剣なので、書かないと返って失礼だし、まあ、マジックならシンナーで消せるから、と思って、メダルにサインした。
「ありがとう! やったぜ!」
大喜びしている。
「川崎さんは、射撃の名手なんだね」
「はい、世界一ですよ」
「へーえ、どのくらいの距離なら、狙えるの?」
「一二〇〇メートルです」
「せん・・・! そりゃすごい!」
「ははは・・・訓練ですよ。朝も射撃、昼も射撃、夜も射撃」
「夜? 夜でも狙えるの?」
「当然ですよ。戦争は、夜が多いんです」
「ふーむ。これは、脱帽です」と、お辞儀した。
「僕、神谷さんの大ファンなんですよ。もし女だったら、プロポーズしてたな!」
「あはは・・・こりゃいい。あはははは・・・」
「へへへ・・・」
二人で大笑いしていた。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 82 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.005s