背理法と対偶って違うの? (117レス)
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81: 132人目の素数さん [sage] 2024/12/01(日) 09:32:35.32 ID:akzgVyU5(1/2) AAS
全くの蛇足ですが

1)>>76 数研出版 数研通信 3号
 背理法の定義について 塩見浩三 愛媛県西条高等学校
 より『背理法の中に対偶法も含めているのがほとんどの
 教科書,参考書の書き方である.上の数研出版の教
 科書の説明も同じである.』
 と記されている
2)しかしながら、>>77に記したように
 ・命題 p→q ベン図ではP ⊂ Q
 ・対偶 q^- → p^- ベン図では Q^c ⊂ P^c (P^c 、Q^c は補集合を表す)
 ・背理法 qの否定(q^-) & p → 矛盾(あり得ない) ベン図では P∩Q^c=Φ(空集合)
 とすべき
3)『√2が無理数であることの証明の背理法の構造
 命題 p→q に当て嵌めすると
 p:√2は、x^2=2となる 正の実数
 q:x=√2 は 無理数』
 『対偶 q^- → p^-
 の背理法で
 q^-(x=√2 は 有理数) かつ p(√2は、x^2=2となる 正の実数) →矛盾(あり得ない)
 を導くことが閃く
(これは、元の命題の背理法 ”qの否定(q^-) & p”と同じであることを注意しておく)』
 『そうやって、q^- :x=√2 は 有理数
 から、x=a/b (既約分数)とおけて
 あとは、ご存知の通り →矛盾(あり得ない) が導ければ
 背理法証明の完成です』
4)さて、証明論として
 a)直接法:p→q ベン図ではP ⊂ Q
 b)間接法の対偶法 q^- → p^- ベン図では Q^c ⊂ P^c (P^c 、Q^c は補集合を表す)
 c)間接法の背理法 qの否定(q^-) & p → 矛盾(あり得ない) ベン図では P∩Q^c=Φ(空集合)
 となるが
 学部レベルの簡単な定理では、このa)〜c) が当てはまる場合が多い
 しかし、難しい定理 あるいは xx予想 と呼ばれる命題は、こういう単純パターンに乗らないものがある
 例えば、”√2が無理数であることの証明”で、循環する無限連分数で表現できることを使える(下記)
(なお、ja.wikipedia 2の平方根もご参照)

(参考)
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E5%88%86%E6%95%B0
連分数
様々な数の連分数展開
下線部はそれぞれの循環節。
2の平方根
(√2は、循環する無限連分数)

つづく
82: 132人目の素数さん [sage] 2024/12/01(日) 09:33:16.54 ID:akzgVyU5(2/2) AAS
つづき

ja.wikipedia.org/wiki/2%E3%81%AE%E5%B9%B3%E6%96%B9%E6%A0%B9
2の平方根
無理数であることの証明
有理根定理を用いた方法 (有理根定理 ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E7%90%86%E6%A0%B9%E5%AE%9A%E7%90%86)
√2 の有理数体 Q上の既約多項式 P(x) = x^2 − 2 を用いる。P(x) は有理根をもつと仮定する
それを x = p/q(p, q を互いに素な整数)と表すと、有理根定理より、p は定数項 −2 の約数、q は最高次係数 1 の約数である。
ゆえに P(x) の根 √2 は整数または無理数である
2 は平方数でないから、√2 は整数ではない。ゆえに、√2 は無理数である。■
(注:これ、『P(x) は有理根をもつと仮定する』としているので、背理法の一種ですよ)
この証明は √2 に限らず一般化して、平方数でない自然数の平方根の無理性を示すことにも使える。

背理法
背理法(無限降下法)を用いた証明を以下に示す。
略す

素因数分解の一意性を用いた方法
略す
背理法を使わない方法
背理法を用いずに証明することができる
ただし、その構想には、背理法による証明過程における、矛盾の発生した点から論理を始めるという点で、直観的ではなく、きわめて形式的である。
(注:背理法被害者の証明法)
略す
(引用終り)
以上
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