[過去ログ] IUTを読むための用語集資料集スレ (1002レス)
上下前次1-新
抽出解除 レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
リロード規制です。10分ほどで解除するので、他のブラウザへ避難してください。
531(2): 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 2020/09/10(木) 22:46:47.47 ID:5cvoq+AD(2/5) AAS
>>530 追加
下記 川平 友規”12 ベアス埋め込み”
”タ空間が複素 3g - 3 次元空間の有界領域内に埋め込めること(ベアス埋め込み)”
ここ、>>530の藤原 耕二では、Rで6g - 6次元ユークリッド空間として書かれています
(参考)
http://www.math.titech.ac.jp/~kawahira/courses/11S-tokuron2.pdf
複素解析特論I(つづき)
タイヒミュラー空間と複素力学系への応用
川平 友規
平成 24 年 9 月 21 日
9.5 タイヒミュラー空間の定義
いよいよ,「リーマン面 S のタイヒミュラー空間」を定義する.とりあえず,形式的に定義を済ま
せてしまおう.
S とそのアトラス A を固定する.つぎに,別のリーマン面 R で,S からの向きを保つ擬等角写像
f : S → R が存在するようなもの全体を考える.もう少し形式的に,そのような f と R のペアとし
て (R, f) の形のもの全体を考えるのである.この写像 f をマーキング (marking) と呼び,(R, f) を
マークされたリーマン面 (marked Riemann surface) と呼ぶ.
その全体の集合に,次の同値関係を考えよう:
定義(タイヒミュラー同値). (R1, f1)^T
(R2, f2):←⇒ f2 ◯ f-11: R1 → R2 とホモトピックな等角同相写像 h : R1 → R2 が存在する.
このとき,同値類の集合
T(S) = {(R, f)}/^T
を S のタイヒミュラー空間 (Teichm¨uller space) と呼ぶ.
このように定義を与えられても,大概の人にとっては意味不明であろう.
たとえば,次のような疑問点が生じる:
・ なぜ擬等角写像の同値類なのか?同相写像や C∞ じゃだめなのか?
・ なぜホモトピーによる同値類を考えるのか?
・ そもそも,等角同相写像が存在するということが,なぜ分類の基準とされるのか?
・ 現時点では,T(S) はただの「商集合」である.これがいかにして「空間」となるのか?すなわち位相は?
これらの疑問に,納得できる答を(われわれなりに)与えていこう.
つづく
532(1): 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 2020/09/10(木) 22:47:13.11 ID:5cvoq+AD(3/5) AAS
>>531
つづき
10 タイヒミュラー空間とモジュライ空間
今回の目標は次の 2 点である:
・ モジュライ空間を定義し,タイヒミュラー空間との関係を明らかにすること.
・ これらの空間の具体例として,トーラスのタ空間とモ空間について概説すること.
タイヒミュラー空間論の源流は「リーマンのモジュライの問題」にあるらしい.
よくわからない定義に出くわしたとき,
・ 無批判的に記憶して,その先はすべて論理で処理する人
・ その意味を自分なりに咀嚼し終わるまで,立ち止まって考えつづける人
のふたつのタイプの人がいる.ただしこれらは極端な例であって,ほとんどの人は両者の中間であ
る.
10.2 モジュラー群,あるいは写像類群
では同一のリーマン面にかんするタ空間の元 [R, f1] と [R, f2] において,マーキングの違いは何
を意味するのであろうか?それは「服の着方の違い」ではあろうが,もうすこし数学的に記述してみ
よう.
10.3 アトラスの分類とタイヒミュラー空間
10.4 トーラスのタイヒミュラー空間
タ空間の具体例として,トーラスのそれが上半平面
H := {x + yi ∈ C : y > 0}
と同一視できることについて概説しよう.15
トーラスのモジュライ空間. トーラスの場合,例外的にモジュライ空間を記述するほうが格段にやさしい:
つづく
534: 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 2020/09/10(木) 22:52:32.99 ID:5cvoq+AD(5/5) AAS
>>531 補足
http://www.math.titech.ac.jp/~kawahira/courses.html
川平 友規
http://www.math.titech.ac.jp/~kawahira/courses/11S-tokuron.html
複素解析特論 I (2011年度前期・火3・理1-453,川平 友規)
シラバスおよび講義ノートはこちらです:
http://www.math.titech.ac.jp/~kawahira/courses/11S-tokuron.pdf
(第1〜6回) /
http://www.math.titech.ac.jp/~kawahira/courses/11S-tokuron2.pdf
(第7回〜第13回)
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.037s