[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む77 (1002レス)
上下前次1-新
抽出解除 レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
リロード規制です。10分ほどで解除するので、他のブラウザへ避難してください。
164(5): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2019/09/14(土) 22:34:20.92 ID:QdZ5TU5n(13/19) AAS
>>163
つづき
https://www.sci.shizuoka.ac.jp/~math/yorioka/ss2019/ 数学基礎論サマースクール 選択公理と連続体仮説
https://www.sci.shizuoka.ac.jp/~math/yorioka/ss2019/sakai0.pdf
公理的集合論の基礎 酒井 拓史 神戸大学 2019 年 数学基礎論サマースクール
(抜粋)
P3
公理的集合論の枠組み
公理的集合論は述語論理の枠組みのもとで展開される.
・集合論の言語L∈: 非論理記号は二項関係記号∈ のみ
・集合論の公理系: ZF やZFC など
・公理的集合論の考察対象:
遺伝的集合の集まりとそれら間の要素関係(∈-関係)
● 遺伝的集合: 要素もそのまた要素もすべて集合である集合
例: Φ,{Φ},{Φ, {Φ, {Φ}}}
● 変数記号は遺伝的集合を指し,量化子のスコープは遺伝的集合全体.
● 自然数・実数・関数・位相空間など,数学諸概念が遺伝的集合を用いて表現
(コード)され,様々な数学が公理的集合論の枠組みの中で展開される.
● 遺伝的集合を単に集合と呼ぶ.
P17
整礎的関係
R を集合X 上の二項関係とする.
基礎公理により,すべての集合X に対して,
∈| X := {?x; y? ∈ X × X | x ∈ y}
はX 上の整礎的な二項関係.
(引用終り)
以上
165(2): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2019/09/14(土) 22:37:46.37 ID:QdZ5TU5n(14/19) AAS
>>164 文字化け訂正
∈| X := {?x; y? ∈ X × X | x ∈ y}
↓
∈| X := {(x; y?)∈ X × X | x ∈ y}
なお
(再度強調:「基礎公理により,すべての集合X に対して」ですよ(^^; )
整礎的関係
R を集合X 上の二項関係とする.
基礎公理により,すべての集合X に対して,
∈| X := {(x; y?)∈ X × X | x ∈ y}
はX 上の整礎的な二項関係.
(引用終り)
167: 132人目の素数さん [sage] 2019/09/14(土) 22:40:56.83 ID:VYIPOabR(23/30) AAS
>>163-165
いくら書いても
{}∈{{{}}}
なんて正当化できませんから
残念!!!
188(9): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2019/09/15(日) 07:31:30.80 ID:NNU+uf1a(3/16) AAS
さて
>>182
>XとYは集合として異なります
ええ、>>181で「4)袋X≠袋Y です(素朴集合論として)」と自分でも書いていますよ
理解できないようなので、もう少し例を増やします(>>181の”・・・”は省きます)
1)素朴集合の元(要素)として
・大工道具セットの箱A(ノコギリ、金槌、ドライバー)
・釣り道具セットの箱B(釣り竿、釣り針、釣り糸)
・ケースに入れたノコギリ={ノコギリ} (一元集合とする(ノコギリはよく使うため))
・大工道具セットの箱C(金槌、ドライバーのみ)(ノコギリを出した)
2)4例
・集合X={A,B} (セットで入っている)
・集合Y={ノコギリ,金槌,ドライバー,釣り竿,釣り針,釣り糸} (バラバラに入っている)
・集合Z={A,C,{ノコギリ}} ({ノコギリ} (一元集合)として入っている)
・集合Z’={A,C,ノコギリ} (ノコギリが元として入っている)
3)ここで、X≠Y≠Z≠Z’です(念のため)
4)ノコギリに注目すると
・ノコギリ∈Y かつ ノコギリ∈Z’
・ノコギリ∈{ノコギリ}⊂Z
5)もしノコギリが集合だと考えると
・ノコギリ⊂{ノコギリ}⊂Z (包含関係)
よって
・ノコギリ⊂Z
つまり、ノコギリはZに包含されているのです
ノコギリは、集合ではなく元だったので
・ノコギリ∈Z
6)まあ、上記5)で言いたいことは
・⊂と∈とは、よく似ているってこと
・⊂と∈との違いは、∈は集合の元(要素)に適用されるが、⊂は広く集合の元(要素)以外にも適用されること
・ところが、公理的集合論では、元(要素)もまた集合なので、⊂と∈との敷居は素朴集合論より低いのです
・上記4)の「ノコギリ∈Z」のように考える方が、正解なのです
勿論、X≠Y≠Z≠Z’です
・こう考えないと、>>164の 酒井拓史 神戸大
「整礎的関係 Rを集合X 上の二項関係 基礎公理により,すべての集合X に対して,
∈| X := {(x, y) ∈ X × X | x ∈ y} はX 上の整礎的な二項関係」
は理解できないでしょう (特に”すべての集合X に対して”に対し、{{{{}}}}が反例になるが、それはおかしい(>>163-164ご参照))
以上
193(9): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2019/09/15(日) 08:12:51.73 ID:NNU+uf1a(5/16) AAS
>>188 追加
(引用開始)
・⊂と∈とは、よく似ているってこと
・⊂と∈との違いは、∈は集合の元(要素)に適用されるが、⊂は広く集合の元(要素)以外にも適用されること
・ところが、公理的集合論では、元(要素)もまた集合なので、⊂と∈との敷居は素朴集合論より低いのです
・上記5)の「ノコギリ∈Z」のように考える方が、正解なのです
(引用終り)
別の例を挙げよう(最初は素朴集合論ベースとして)
1)自然数の集合N、偶数の集合N2、奇数の集合Nodd
2)集合N’={N2,Nodd} (偶数の集合と奇数の集合とを入れた集合)
明らかに
N = N2∪Nodd ≠ N’
3)ですが、集合N’とNは似ています
例えば、s={2,4,6}という集合は、NとN’両方に含まれます(部分集合)
4)ですが、s’={2,3,5}は、Nには含まれますが、N’に含まれない
(∵ s’は偶数と奇数の混合で、偶数の集合と奇数の集合と、どちらにも含まれないので推移律不成立)
5)では、一元集合ではどうか?
{2}は、NとN’両方に含まれます(両方の部分集合)
{2}⊂N & {2}⊂N’
6)さて、2(元として)ならどうか?
明らかに、2∈N
しかし、2 not∈N’なのでしょうか?
{2}⊂Nであるにも関わらず
7)素朴集合論では、些末なことなので、この程度のことはどうでも良い
というか、適当で良い
しかし、公理的集合論では、適当ではすまないのです
2 ∈N’と考えるのが、一番すっきりしている
2 ∈N2 かつ N2 ∈N’で、∈の推移律により、2 ∈N’と考えるべき
(∵ >>164の 酒井拓史 神戸大の通り(>>188)
「基礎公理により,すべての集合X に対して・・、∈は・・整礎的な二項関係」)
QED
204(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2019/09/15(日) 10:31:19.50 ID:NNU+uf1a(11/16) AAS
>>200
>集合論ではない(「集合」と「属する」という「無定義用語」によって、公理系を記述していない。あくまで「圏論」流に、「対象Aから対象Bへの射」という「無定義用語」しか本質的に使っていない。
”「集合」と「属する」という「無定義用語」によって”か
なるほど
「属する」(∈)は、「無定義用語」(未定義用語)だったか
確かに、公理を記述するとき、どうしても、「無定義用語」(未定義用語)は避けられない
それは、少ない方がいいのだが
公理的集合論では、「属する」(∈)は、「無定義用語」(未定義用語)だとすると
あとは、それをどう解釈し運用するかだな
そこを書いているのが、下記 >>164 酒井 拓史 神戸大学 だな(^^
https://www.sci.shizuoka.ac.jp/~math/yorioka/ss2019/sakai0.pdf
P17
整礎的関係
R を集合X 上の二項関係とする.
基礎公理により,すべての集合X に対して,
∈| X := {(x; y) ∈ X × X | x ∈ y}
はX 上の整礎的な二項関係.
(引用終り)
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.077s