[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む63 (1002レス)
前次1-
抽出解除 レス栞

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
212
(2): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/04/06(土) 08:20:02.34 ID:l1lbk3Qf(5/25) AAS
>>203 補足

下記より
”まず 70 年代に二つの書があげられる。
大熊正『圏論(カテゴリー)』1979 年
竹内外史『層・圏・トポス』1978 年
大熊正の本は槙書店の数学選書の一冊であったが今日手に入らない。
竹内外史の名高い本は現在もプリント
を重ねる。これらに先立って圏を主題とする単行本はない。
圏論の教科書としては大熊正の本が最初と言えようか。
著者は序で日本は圏論に冷淡だと嘆いていた。今日の状況を見たら何と言うだろう。”

”服部昭『現代代数学』1968 年 「圏とホモロジー」の章あり”か
”アウディー『圏論』前原和壽訳  2015 年 9 月”ね
http://mathsoc.jp/section/algebra/
日本数学会 代数学分科会 ホームページ
http://mathsoc.jp/section/algebra/algsymp_past/algsymp18.html
第63回 代数学シンポジウム (pdfファイルはこちらです)2018年9月
http://mathsoc.jp/section/algebra/algsymp_past/algsymp18_files/houkokusyu/06-Tambara.pdf
9月4日(火)
(*)9:45-10:45 丹原 大介(弘前大学 理工学研究科)
「hom関手の群による商について」 (pdf file)
(抜粋)
1 日本語書籍に見る圏論
近年,圏論を標題に掲げた邦書の出版が相次いでいる。新しい方からあげると
前原和壽『圏論入門』2018 年 8 月
清水勇二『圏と加群』2018 年 3 月
中岡宏行『圏論の技法』2015 年 12 月
圏論の歩き方委員会編『圏論の歩き方』2015 年 9 月
他に翻訳も出ている。
レンスター『ベーシック圏論』土岡俊介訳  2017 年 1 月
アウディー『圏論』前原和壽訳  2015 年 9 月
この活況を引き起こしている要因を筆者は知らない。

すでに圏が広く使われていた 80 年代,90 年代には見られなかった現象である。
ここでは時代を遡って,圏論が一般に広まる前に日本において圏を扱った書物がどのように出版されてきたか辿ってみたい。

つづく
213
(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/04/06(土) 08:20:31.35 ID:l1lbk3Qf(6/25) AAS
>>212

つづき

まず 70 年代に二つの書があげられる。
大熊正『圏論(カテゴリー)』1979 年
竹内外史『層・圏・トポス』1978 年
大熊正の本は槙書店の数学選書の一冊であったが今日手に入らない。
竹内外史の名高い本は現在もプリント
を重ねる。これらに先立って圏を主題とする単行本はない。
圏論の教科書としては大熊正の本が最初と言えようか。
著者は序で日本は圏論に冷淡だと嘆いていた。今日の状況を見たら何と言うだろう。

雑誌に目を移すと,「現代数学」にカテゴリーの記事が見られる。
倉田令二郎,カテゴリーを学ぶ,現代数学 1977 年〜1978 年
森毅,集合のカテゴリー,現代数学 1971 年
また「数学セミナー」臨時増刊号の『数学 100 の発見』1972 年において 100 番目の発見として「カテゴリー・ファンクター」の項があり,その執筆者は井関清志である。

60 年代に移り,圏が扱われている数学書を拾ってみよう。
服部昭『現代代数学』1968 年 「圏とホモロジー」の章あり
日本数学会編『岩波数学辞典第2版』1968 年 「圏と関手」の項目あり
永田雅宜『抽象代数への入門』1967 年 「圏と関手」の章あり
小松醇郎・中岡稔・菅原正博『位相幾何学 I』1967 年 「圏」の語あり
河田敬義・大口邦雄『位相幾何学』1967 年 「圏」の語あり
松村英之『集合論入門』1966 年 「圏と関手」の章あり
彌永昌吉・小平邦彦『現代数学概説 I』1961 年 「Category と functor」の節あり
『岩波数学辞典』の初版は 1954 年であるが,そこにカテゴリーもホモロジー代数も見られない。
学会誌「数学」の 米田信夫,Universality について I , II , 数学 1961 年,1962 年
を見ると,category の訳語として「対象系」が使われている。

つづく
216
(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/04/06(土) 08:34:50.56 ID:l1lbk3Qf(9/25) AAS
>>212
>”アウディー『圏論』前原和壽訳  2015 年 9 月”ね

余談だが
これ買ったけど、読み手のこちらのレベルが低いのもあるだろうが、よく分らなかった
まあ,大体訳本は、原書と平行して嫁と言われるよね(^^
(数式の誤植とかが結構あると言われる)
Coxガロア本も、最初訳本を買ったのだが、結局原著も買った(^^
(Awodeyの旧版ならPDFが落ちていたね。過去スレに上げたけど。まあ、自分でネット検索すれば、見つかるかもね)
https://www.amazon.co.jp/dp/432011115X
圏論 原著第2版 単行本 ? 2015/9/19 共立出版
スティーブ アウディ (著), Steve Awodey (原著), 前原 和寿 (翻訳)
(抜粋)
カスタマーレビュー
新訂版序文の人 類太郎
5つ星のうち2.0日本語訳がひどい
2018年11月3日

FT
5つ星のうち1.0並の読者には無理
2015年11月10日

この調子でやっていくときりがないので、これくらいでやめておくが、本文に入っても、はっきり言って、翻訳の質は大体この程度である。
(引用終り)
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.271s*