[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む49 (658レス)
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(7): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2018/01/05(金) 00:05:05.01 ID:miqaDy4s(1/12) AAS
>>145 主義に反するが、おっちゃんのために、PDFから証明をアスキー化して、全文を貼るよ(^^
(文字化けと誤記はご容赦。読みにくいだろうが、そう思ったら右のURLのPDFを嫁め。(^^ https://www.axfc.net/u/3870548?key=Lipschitz 「定理1.7 (422 に書いた定理)」の証明 )

<422 に書いた定理の証明>
定義1.1 一般に, g : R → R とx ∈ R に対して,
lim sup y→x g(y) := inf δ>0 sup 0<|y−x|<δ g(y)
と定義される.
定義1.2 (X,O) は位相空間とする. S ⊆ X は, 高々可算無限個の閉集合Fi ⊆ X が存在して,
・ 各Fiは内点を持たない,
・ S ⊆∪i Fi
が成り立っているとする. このとき,「S は内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できる」と書
くことにする.
定理1.3 (X, d) は空でない完備距離空間とする. 高々可算無限個のFi ⊆ X は,
・ 各Fiは閉集合,
・ X ⊆∪i Fi
を満たすとする. このとき, あるi に対して, Fiは内点を持つ. 証明はベールのカテゴリ定理から即
座に出る.
系1.4 高々可算無限個のFi ⊆ R は,
・ 各Fiは閉集合,
・ R ⊆∪i Fi
を満たすとする. このとき, あるi に対して, Fiは内点を持つ. 証明は前定理からすぐに従う.
補題1.5 f : R → R とx ∈ R は
lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞
を満たすとする. このとき, ある正整数N,M >= 1 に対して
∀y, z ∈ R [x − 1/M < y < x < z < x +1/M → |f(z) − f(y)| <= N(z − y)]が成り立つ.

つづく
179
(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2018/01/05(金) 00:05:36.46 ID:miqaDy4s(2/12) AAS
>>178 つづき

証明
仮定により,
lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< N
を満たす正整数N が取れる.
lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|= inf δ>0 sup 0<|y−x|<δ |(f(y) − f(x))/(y − x)|
に注意して,
inf δ>0 sup 0<|y−x|<δ |(f(y) − f(x))/(y − x)|< N
ということになるので, あるδ > 0 に対して
sup 0<|y−x|<δ |(f(y) − f(x))/(y − x)|< N
である. 以下, δ > 1/M を満たす正整数M を1 つ取っておく. このとき,
∀y ∈ R [ |y − x| < 1/M → |f(y) − f(x)| <= N|y − x|] ・・・(1)
が成り立つことを示す. |y − x| < 1/M を満たすy ∈ R を任意に取る. もしy = x ならば, 明らか
に|f(y) − f(x)| <= N|y − x| が成り立つ. 以下では, y ≠ x としてよい. よって,
0 < |y − x| < 1/M < δ
となるので, δの定義から,
|(f(y) − f(x))/(y − x)|< N
となる. 特に, |f(y) − f(x)| <= N|y − x| となる. 以上より, (1) が成り立つ. 以上の準備のもとで,
題意を示す. y, z ∈ R であって
x − 1/M < y < x < z < x +1/M
を満たすものを任意に取る. このとき, (1) により
|f(z) − f(y)| <= |f(z) − f(x)| + |f(x) − f(y)| <= N|z − x| + N|x − y| = N(z − y)
が成り立つ(絶対値が外れてN(z − y) になっているのは, y < x < z から出る). よって, 題意が成
り立つ.

つづく
288
(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2018/01/09(火) 07:12:23.59 ID:Xw3gWI4S(1/8) AAS
>>278
どうも。スレ主です。
レスありがとう

>Xはある空でない集合として固定されてなければならないはず

うーんと、下記で
・定義1.2 (X,O) は、「S は内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できる」の定義のために使った
・定理1.7で、”もしR−Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できるならば”とあるので、X=R、位相Oは通常のアルキメデス距離から決まる位相と解せられる
・この後、”証明 仮定から, 高々可算無限個の閉集合Ai ⊆ Rが存在して, 各Aiは内点を持たず, しかもR−Bf ⊆∪i Aiが成り立つ (1) ”としている
・なので、この証明中では、”X=R、位相Oは通常のアルキメデス距離から決まる位相”で、完結していると思いますが。

(引用)
(>>178)
定義1.2 (X,O) は位相空間とする. S ⊆ X は, 高々可算無限個の閉集合Fi ⊆ X が存在して,
・ 各Fiは内点を持たない,
・ S ⊆∪i Fi
が成り立っているとする. このとき,「S は内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できる」と書
くことにする.

(>>180)
定理1.7 (422 に書いた定理)
f : R → R とする.
Bf :={x ∈ R | lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞ }
と置く: もしR−Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できるならば、 f はある開区間の
上でリプシッツ連続である.

(>>181)
証明
仮定から, 高々可算無限個の閉集合Ai ⊆ Rが存在して, 各Aiは内点を持たず, しかもR−Bf ⊆∪i Aiが成り立つ (1)
(引用終り)

以上
298
(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2018/01/09(火) 10:10:47.09 ID:zTuDuk+z(3/6) AAS
>>291
>>・定義1.2 (X,O) は、「S は内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できる」の定義のために使った
>定義になっていないと思われる。「もしかするとこういうSを含むXがあるかもよ」と言っている以上の意味を持たない。

いやいや
そもそも、定義とは?
まあ、平たく言えば、繰り返し使われる概念を、ある言葉や記号に置き換えて
表現を簡素にするために、用いられるもの
とでもしますか?

で、
>>178より)
定義1.2 (X,O) は位相空間とする. S ⊆ X は, 高々可算無限個の閉集合Fi ⊆ X が存在して,
・ 各Fiは内点を持たない,
・ S ⊆∪i Fi
が成り立っているとする. このとき,「S は内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できる」と書
くことにする.
(引用終わり)

”「S は内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できる」と書くことにする”で
直前4行の表現を、一言にまとめたわけだ

<逐条解説>
(いまの問題では)
X=R,
O:通常の距離空間の位相
閉集合:閉区間(内点を持つ)又は1点(内点を持たない)
高々可算和:1個から加算無限までの和


1点a:1点(内点を持たない)で被覆できる
Q(有理数):Q = ∪p ∈Q {p} ・・・(1)(詳細>>184の通り)
(終わり)

「もしかするとこういうSを含むXがあるかもよ」でなく・・、
「こういうSがあって、それを定義して、以下”xyz・・”と表現することにして、証明を簡潔にしますよ」ということでしょう
342
(3): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2018/01/10(水) 11:59:38.46 ID:vsfEZQC9(4/17) AAS
>>341 つづき

>>180より)
”定理1.7 (422 に書いた定理)
f : R → R とする.
Bf :={x ∈ R | lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞ }
と置く: もしR−Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できるならば、 f はある開区間の
上でリプシッツ連続である.”

上記との対応は、Q:R−Bf 、R \ Q:Bf だ
(余談だが、ついでに言うと、>>178の通り (X,O) → (X,d) → (R,d)ってことでしょう )

で、ある開区間(a, b)があって
いまR−BfがQのように、R中に稠密分散しているとする

(a, b)内のQ:R−Bfと 、R \ Q:Bf(無理数)とも、両者”内部も外部もΦ(空)で、境界と閉包はRそのものになる”

R \ Q:Bf(無理数)の部分集合であるリュービル数も、同様に”内部も外部もΦ(空)で、境界と閉包はRそのものになる”(まあ、リュービル数自信R中で稠密で、ルベーグ測度0は知られている)

で、集合としてのリュービル数も、開集合でも閉集合でもないし
非可算集合になるから、1点からなる閉集合では被覆できないことになる

なので、>>313のような”Modifications of Thomae’s function”で、特に急速減少関数では、Qとリュービル数の集合とのみが、” not differentiable”になる
が、ある開区間(a, b)が生じるわけでは、決してない

以上
364
(2): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2018/01/10(水) 20:36:23.95 ID:xixJS48Q(5/11) AAS
>>363
いやいや、彼「ぷふ」さんも、例の「定理1.7 (422 に書いた定理)」(>>178)の証明を書いた方も、明らかに私スレ主より、レベル上だわ(^^
私ら、不勉強の、単なるアホバカですからね

但し、この「定理1.7 (422 に書いた定理)」については、Ruler FunctionとかModifications of Thomae’s functionとかの論文を、曲がりなりにも読み込んでいたので、”定理の結論と読み込んだ論文の結論とが合わない”ということが分った
そこが大きな違いです
371
(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2018/01/10(水) 23:05:18.90 ID:xixJS48Q(11/11) AAS
>>342 補足
>(余談だが、ついでに言うと、>>178の通り (X,O) → (X,d) → (R,d)ってことでしょう )

ここらは、細かいけど、大学の先生の書いたテキスト(教科書)では、きちんと(位相空間について)明示されていることが殆どだね(^^
なので、試験(院試)などを考えて、きちんと書くクセを付けた方が良いだろうね

試験の採点では、重要な試験ほど、採点が厳格かつ客観的になり、好意に斟酌してもらえる余地が減るから
(きちんと書いてないと減点対象かも。専門の論文では、スペース(字数制限)の関係で”分るだろう・・”と流している場合も無くはないが)
398
(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2018/01/11(木) 17:09:38.73 ID:clSPRjXH(11/11) AAS
そもそも、おっちゃん、元のPDF読んだか?
>>178より 文字化けと誤記はご容赦。読みにくいだろうが、そう思ったら右のURLのPDFを嫁め。(^^ https://www.axfc.net/u/3870548?key=Lipschitz 「定理1.7 (422 に書いた定理)」の証明)

あのアスキーコピペだけで、内容を理解するのはムリ!(^^
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