[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む48 (625レス)
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288(2): 132人目の素数さん [sage] 2017/12/19(火) 18:00:09.79 ID:bELCiM4Y(3/5) AAS
(>>287の続き)
[第3段]:正の実数εと実数aとに対して、連結な距離空間 R から誘導される通常の位相について、
閉区間 [a−ε, a+ε] を完全集合とする。無理数 c_1∈(S_1)∩(S_2) を任意に取る。
任意の正の実数εに対して、連結距離空間 R から誘導された通常の位相について、連結距離空間 R の点aの R の
ε-近傍の閉包 [a−ε, a+ε] 上に R の有理点は稠密に存在し、aは [a−ε, a+ε] の孤立点ではない。
従って、A=d/2 となって |f(a)−f(b)|≧ε>d=2A となることに着目し、三角不等式に注意すると、
任意に、すべての正整数nについて条件 |c_1−x_{1,n}|<M を満たし、かつ或る正整数 m'_1 に対して x_{1, m'_1}=a であり、
すべての n≠m'_1 なる正整数nに対して x_{1,n}≠b となるようなIの点列 { x_{1,n} } が取れる。
そして、正の単調減少列 { ε_{1,n} }、及び或る非負実数 μ_1 がそれぞれ定まって、{ ε_{1,n} } は μ_1 に収束し、
このとき任意の正整数nに対して μ_1≦|f(c_1)−f(x_{1,n})|<ε_{1,n}<A となる。
同様に、正の実数εと実数bとに対して、連結な距離空間 R から誘導される通常の位相について、
閉区間 [b−ε, b+ε] を完全集合とする。無理数 c_2∈(S_1)∩(S_2) を任意に取る。
任意の正の実数εに対して、連結距離空間 R から誘導された通常の位相について、連結距離空間 R の点b の R の
ε-近傍の閉包 [b−ε, b+ε] 上に R の有理点は稠密に存在し、bは [b−ε, b+ε] の孤立点ではない。
従って同様に、任意に、すべての正整数nについて条件 |c_2−x_{2,n}|<M を満たし、かつ或る正整数 m'_2 に対して x_{2, m'_2}=b であり、
すべての n≠m'_2 なる正整数nに対して x_{2,n}≠a となるようなIの点列 { x_{2,n} } が取れる。
そして、正の単調減少列 { ε_{2,n} }、及び或る非負実数 μ_2 がそれぞれ定まって、{ ε_{2,n} } は μ_2 に収束し、
このとき任意の正整数nに対して μ_2≦|f(c_2)−f(x_{2,n})|<ε_{2,n}<A となる。
289(2): 132人目の素数さん [sage] 2017/12/19(火) 18:01:56.15 ID:bELCiM4Y(4/5) AAS
(>>288の続き)
[第4段]:故に c_1=c_2 として点 c∈(S_1)∩(S_2) を任意に取れば、任意に、すべての正整数nについて条件 |c−x_{1,n}|<M を満たし、
かつ或る正整数 m_1 に対して x_{1, m_1}=a であり、すべての n≠m_1 なる正整数nに対して x_{1,n}≠b となるような
Iの点列 { x_{1,n} } が取れる。このとき更に、任意に、すべての正整数nについて条件 |c−x_{2,n}|<M を満たし、
かつ或る正整数 m_2 に対して x_{2, m_2}=b であり、すべての n≠m_2 なる正整数nに対して x_{2,n}≠a となるような
Iの点列 { x_{2,n} } が取れる。そして、各 i=1,2 に対して正の単調減少列 { ε_{i,n} }、及び或る非負実数 μ_i がそれぞれ定まって、
{ ε_{i,n} } は μ_i に収束し、このとき任意の正整数nに対して μ_i≦|f(c)−f(x_{i,n})|<ε_{i,n}<A となる。
[第5段]:i=1,n=m_1 とすると、x_{1,m_1}=a から |c−a|<M であって、|f(c)−f(a)|<A=d/2。
同様に、i=2,n=m_2 とすると、x_{2,m_2}=b から |c−b|<M であって、|f(c)−f(b)|<A=d/2。
従って、三角不等式から、|a−b|≦|a−c|+|c−b|<M+M=2M、|f(a)−f(b)|≦|f(a)−f(c)|+|f(c)−f(b)|<d/2+d/2=d。
d/2 に対して定まる正の実数 δ(d/2) を δ(d/2)=2M とおけば、|a−b|<δ(d/2) であって |f(a)−f(b)|<d<ε、
故に、εに対して定まる正の実数 δ(ε) を δ(ε)=δ(d/2) とおけば、|a−b|<δ(ε) であって |f(a)−f(b)|<ε。
しかし、これは |f(a)−f(b)|≧ε であったことに反し矛盾する。背理法が適用出来るから、
連結な距離空間 R から誘導される通常の位相について、高々1個の正の実数εに対し、高々2個のIの異なる有理点 a,b に対して
それぞれ定まって得られるような、連結距離空間 R 上の閉区間 [a−ε, a+ε]、[b−ε, b+ε] を完全集合とすると、
開区間Iで定義されたすべてのIの有理点で不連続、すべてのIの無理点で微分可能となる実関数 f(x) は存在しないことになる。
302: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2017/12/19(火) 21:58:31.56 ID:sQLguKoZ(3/7) AAS
>>286-290
おっちゃん、どうも、スレ主です。
いつも、熱心な証明ありがとう(^^
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