[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む48 (625レス)
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(6): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2017/12/18(月) 08:00:38.68 ID:nRvm/kYL(2/8) AAS
>>206
自己解決しました

1.(>>97より)
”定理1.7 (422 に書いた定理)
f : R → R とする.
Bf :={x ∈ R | lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞ }
と置く: もしR−Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できるならば、 f はある開区間の
上でリプシッツ連続である.
(以下証明の文言から)
よって、 f は(a, b) 上でリプシッツ連続である.”
2.さて、結論から言えば、”R−Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できる”がおかしいと思う
3.それを説明するために、まず階段函数を考える
  x<0でf(x)=0, 0=<xでf(x)=1である階段函数で、X=0で不連続で不連続点は0で、不連続点は1点であり、”内点を持たない閉集合被覆できる”
  一方、X=0を、リプシッツ連続という視点でみると、X=0を挟んで左右平等なので、x<0から見てもリプシッツ”不”連続
4.次に、x<0でf(x)=0、x=0でf(x)=1、0<xでf(x)=0 という函数を考える。
  (これは、いま問題にしている変形トマエ関数の不連続点の簡単なモデルでもある)
  階段函数同様、X=0で不連続で不連続点は0で、不連続点は1点であり、”内点を持たない閉集合被覆できる”
  しかし、上記3と同様の議論で、X=0を挟んで左右平等なので、x<0と0<xと、双方から見てもリプシッツ”不”連続
  (この場合、x<0から見たときは正勾配で、0<xから見たときは負勾配で、リプシッツ”不”連続になる)
  この場合、リプシッツ”不”連続点は、内点を持たない閉集合では、被覆できないことは明らか(X=0なる内点を持つべし)
5.このような、広がりを持たないけれども、内点を持つ集合の例として、カントール集合がある
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E9%9B%86%E5%90%88 カントール集合
  (カントール集合は、ルベーグ測度は 0 でありながら、濃度は実数に等しい集合(連続体濃度の非可算集合)として有名な例である[18]。)

つづく
221
(2): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2017/12/18(月) 08:03:15.23 ID:nRvm/kYL(3/8) AAS
>>220 つづき

6.それで、リプシッツ”不”連続点が、カントール集合のような、内点を持つ集合(開集合か閉集合かを問わず)で、かつルベーグ測度は 0 なる集合で被覆できる点であるとするならば、”R−Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できる”とした仮定の置き方がおかしい
7.もっと言えば、上記の定理でいうリプシッツ”不”連続点は、必ず内点を持つなら、仮定の”内点を持たない閉集合被覆できる”が言えなくなる
  その場合、論理的には真(仮定が成り立たないときの命題は常に真)だが、現実の函数(変形トマエ関数のような)については、なにも語っていないことになる

以上
222
(1): 132人目の素数さん [sage] 2017/12/18(月) 11:58:56.37 ID:K+J68Na/(1) AAS
>>220
おっちゃんです。
>1.(>>97より)
>”定理1.7 (422 に書いた定理)
>f : R → R とする.
>Bf :={x ∈ R | lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞ }
>と置く: もしR−Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できるならば、 f はある開区間の
>上でリプシッツ連続である.
>(以下証明の文言から)
>よって、 f は(a, b) 上でリプシッツ連続である.”
>2.さて、結論から言えば、”R−Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できる”がおかしいと思う
私はここに投下された pdf を読んでいないので何ともいえず、スレ主はその pdf の内容について
いっているのだろうが、2の「""」の中の文は仮定だから問題ない(であろう)。
224
(1): 132人目の素数さん [sage] 2017/12/18(月) 16:06:30.26 ID:inCE+Hfv(1/7) AAS
>>220
ぜんぜん自己解決してない。論理が滅茶苦茶。
おそらくスレ主は、「内点」がどういう概念なのか全く理解していない。
なので、先に「内点」の定義から始める。位相空間で定義するのが一般的だが、
スレ主のレベルの低さに合わせて、距離空間でのみ定義する。

定義:(開球の定義)
(X, d) を距離空間とする。x∈X を中心とする半径 r の開球を B_r(x) と書くことにする。
すなわち、B_r(x):={ y∈X|d(x,y)<r } である。

定義:(内点の定義)
(X, d) を距離空間とする。A⊂X とする。点 x∈A が集合 A の内点であるとは、B_r(x)⊂A なる r>0 が
存在するときを言う。特に X=R の場合を考えると、集合 A⊂R と x∈A について、

「点 x∈A が集合 A の内点であるのは、x∈(a,b)⊂A なる開区間 (a,b) が存在するとき、かつそのときに限る」

ことが確認できる(距離空間に関する初等的な演習問題である)。

補足:
上記の定義により、「内点」という概念は集合 A とセットで定義される概念であることが分かる。
つまり、集合 A を指定せずに「内点」とだけ書いても意味が定まらない。
必ず、「集合 A の内点」という形で、集合 A とセットで用いられる。
従って、同一の点 x が、ある集合 A においては内点になり、別の集合 B においては内点にならないという事態が
容易に起こる。たとえば、点 0 ∈ R は集合 { y∈R|−1<y<1 } の内点であるが、しかし集合 {0} の内点ではない。
225
(1): 132人目の素数さん [sage] 2017/12/18(月) 16:08:33.40 ID:inCE+Hfv(2/7) AAS
以上の準備のもとで、>>220-221 の間違いを指摘する。
どの間違いも、「内点」に対する勘違いが原因であると思われる。

>>220
>5.このような、広がりを持たないけれども、内点を持つ集合の例として、カントール集合がある
>(カントール集合は、ルベーグ測度は 0 でありながら、濃度は実数に等しい集合(連続体濃度の非可算集合)として有名な例である[18]。)

大間違い。カントール集合は内点を持たない。以下、カントール集合のことを S と書くことにする。
もし S が内点を持つなら、S の内点の1つを x とすれば、x∈(a,b) ⊂ S なる a,b が取れるので、
S のルベーグ測度は少なくとも (b−a) 以上となり、S の測度が 0 という事実に矛盾してしまう。
よって、S は内点を持たない。

>>221
>6.それで、リプシッツ”不”連続点が、カントール集合のような、内点を持つ集合(開集合か閉集合かを問わず)で、
>かつルベーグ測度は 0 なる集合で被覆できる点であるとするなら

大間違い。「内点を持つ集合で、かつルベーグ測度は 0 なる集合」は存在しない。理由は上と同じ。

[続く]
226
(1): 132人目の素数さん [sage] 2017/12/18(月) 16:10:43.11 ID:inCE+Hfv(3/7) AAS
[続き]

>>220
>4.次に、x<0でf(x)=0、x=0でf(x)=1、0<xでf(x)=0 という函数を考える。
>(中略)
>この場合、リプシッツ”不”連続点は、内点を持たない閉集合では、被覆できないことは明らか(X=0なる内点を持つべし)

「X=0なる内点を持つべし」という書き方では、意味が定まらない。
x=0 がどんな集合において内点になるのかを、スレ主は明確に書いていない。
おそらくは、R−Bf という集合の内点を考えているのだろうが、今回の f の場合、R−Bf = {0} となるので、

「 x=0 は集合 R−Bf の内点ではない 」

ということが分かり、「X=0なる内点を持つべし」というスレ主の発言は間違っていることになる。

[続く]
247
(1): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2017/12/18(月) 23:31:20.48 ID:nRvm/kYL(8/8) AAS
>>226-228

えーと、>>220で4項の前に書いた、3項(下記)をスルーした?
”3.それを説明するために、まず階段函数を考える
  x<0でf(x)=0, 0=<xでf(x)=1である階段函数で、X=0で不連続で不連続点は0で、不連続点は1点であり、”内点を持たない閉集合被覆できる”
  一方、X=0を、リプシッツ連続という視点でみると、X=0を挟んで左右平等なので、x<0から見てもリプシッツ”不”連続”

このリプシッツ”不”連続は、1点で被覆できるのか? 少なくとも、左右2点が、リプシッツ”不”連続ではないのか?
もし、異なる2点がリプシッツ”不”連続で、その2点間もリプシッツ”不”連続が言えるなら、内点を持つよ

そもそも、”R−Bf は内点を持たない閉集合で被覆できる”の証明は、どこかの標準テキストにあるのか?
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