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現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む48 (625レス)
現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む48 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1513201859/
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450: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2017/12/23(土) 13:23:13.58 ID:lrnu6EUA ¥さんのダチの山上 滋先生より下記 http://sss.sci.ibaraki.ac.jp/teaching/integral/integral2007.pdf ルベーグ積分速講 山上 滋 Ibaraki University 2007 年 5 月 23 日 (抜粋) とうとうやって来ました「ルベーグ積分」。避けていたわけではないのですが、できればあまりしたくない というのが本音でした。こういった類の授業を積極的に担当したいと思う人は、きっと良心的な先生なので しょう。不良教師の一人としては、「教えて身につくものでなし」という繰言をつぶやくだけです。ただささ やかな救いは、以前から、そういった状況に立ち至った場合に試してみたいと思っていたアイデアがあったこ とでしょうか。 いわゆるルベーグ積分の構成をPeano-Jordan-Borel 路線の流れのなかでLebesgue が達成したように、 「測度」の概念自体はとても素朴な感じがします。できるだけ沢山の図形に面積を付与したいということなの で。技術的なレベルの違いはあっても、Archimedes の昔からあった発想の自然な延長線上にあるわけで、あ る意味正統な方法でもあったと言えるでしょう。 一方で、積分なるものは、Gallilei, Pascal, Torricelli, Fermat 等の錚々たる達人の手を経てNewton・ Leibniz によって最初の集大成がなされました。その後も、微積分の発展に伴って概念の精密化への要求が高 まり、Cauchy によって、今ある微積分の内容がほぼ確立しました。もちろん、その中には、和の極限として の積分の定義も含まれています。 さて、測度(面積・体積)と積分ですが、「にわとりと卵」の例えにも似て、お互いが他を規定するといっ た表裏一体の関係にあります。面積を計算しようと思ったら積分に訴えるのが常道ですし、一方、積分は、対 象となる関数のグラフの与える図形の面積とみなせるわけで、どちらがより本質的であるとは一概に言えま せん。 つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1513201859/450
451: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2017/12/23(土) 13:23:46.44 ID:lrnu6EUA >>450 つづき 現在広く行われているルベーグ積分の導入方法は、測度論から入り積分の諸性質に至るという、測度優先論 が多数派を占めているようです。これは、ひとつには、現代確率論が、測度論を基礎に据えることで長足の進 歩を遂げた、という事情が反映していることに理由があるのでしょう。実際、世にある積分論の教科書は、確 率論の専門家の手になるものが多いように思われます。 翻って、もうひとつの方向性である「積分から測度」ですが、これも実は、ルベーグ積分論の比較的初期の 段階でDaniell 等によって確立されています。この方法の特色は、積分の諸定理に至る道程をかなり短縮でき る点にあります。「積分の計算・評価が効率的かつ安全にできれば、測度論はあってもなくても良い」といっ た利用者には、福音となり得るものでしょう。そこまで功利的にならなくても、関数主体の方法は、測度を導 入する上でも教育的に優れた点があるように思っておりました。この「積分から測度へ」というスローガンの 下、用意したのが以下の講義ノートです。学生の皆さんには、モルモットになって貰うようで、申し訳ない気 もしますが、しばらくお付き合いください。 参考書をいくつか挙げておきます。 つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1513201859/451
454: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2017/12/23(土) 13:28:47.48 ID:lrnu6EUA >>450 >http://sss.sci.ibaraki.ac.jp/teaching/integral/integral2007.pdf >ルベーグ積分速講 山上 滋 Ibaraki University 2007 年 5 月 23 日 ここには、デイニ微分が出てこないようだ(^^ http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1513201859/454
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