[過去ログ] 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む14 [転載禁止]©2ch.net (562レス)
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(3): 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/07/11(土) 21:39:00.32 ID:FKo26YYw(31/32) AAS
>>111
柏原伝説

http://phasetr.com/2013/08/08/%E3%80%8E%E5%A4%A9%E6%89%8D%E6%95%B0%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%8C%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%AE%E3%80%8F%E3%81%A8%E3%81%8B%E3%81%84%E3%81%86%E5%9C%B0%E7%8D%84%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E8%A8%98/
『天才数学者がどうの』とかいう地獄のような記事を見た数学者の反応を記録する
抜粋
@ken_m123 タオでなくても、堀川穎二さんの「俺は日本で一番頭がいいと思ったら上がいた。柏原正樹だ」程度のネタで十分だと思います。 が、堀川さん早く亡くなられましたからね。#今回は実名にする

柏原先生, 小平先生と飯高先生とか何かその辺の対談みたいなやつで, 「レポートで何か凄まじいの出してきた学生がいたが, その学生が柏原君だった. 」,
「あまりに凄いから柏原君に優を出すのは当然として, その他の学生を優にするわけにはいかないから他の学生の成績下げちゃった」みたいな話があったように記憶している.

柏原先生, その他にも修論がいまだに引用されるとか何とかで本当にやばい.
135
(1): 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/07/11(土) 21:56:05.28 ID:FKo26YYw(32/32) AAS
>>134
>柏原先生, その他にも修論がいまだに引用される

その話、「佐藤幹夫の数学」P17 柏原先生の話で
D加群についての論文で、鉛筆で書かれた手書きのやつだとか
それを、わざわざ英訳して出版した人がいるという

検索すると下記がヒット 引用元 199
http://archive.numdam.org/ARCHIVE/MSMF/MSMF_1995_2_63_/MSMF_1995_2_63__R1_0/MSMF_1995_2_63__R1_0.pdf
MASAKI KASHIWARA
Algebraic study of systems of partial differential equations.
(Master’s thesis, Tokyo University, December 1970.
Translated by Andrea D’Agnolo and Pierre Schneiders.
With a foreword by Pierre Schapira)
Memoires de la S. M. F. 2eserie, tome 63 (1995), p.-XIV+1-72.
<http://www.numdam.org/item?id=MSMF_1995_2_63__R1_0>
138
(2): 132人目の素数さん [sage] 2015/07/12(日) 05:58:57.82 ID:RltdaVf0(1) AAS
>>114-115
まあ、書いたのはおっちゃんですよ。そもそも、微分積分には出発点となる
デデキントの公理や平均値の定理とか、幾つかの同値な命題が理論展開の中で
出て来るようになっていて、微分積分の現代的なテキストを書く構想が無謀だったと。
その途中で集合論を基礎にして代数とかが厳密化されて行ったと。そういうこと。
位相の部分を見るとよく分かる。ここでフィルターとかは出て来る。
>>133について、ドリーニュは、語学的弊害が少なく幼いときからフランス語でブルバキを読める
環境にあって、当時はまだ全巻出版されてなく、不可能ではないでしょう。
ただ、14歳で「読みこなしていた」だと「全部読んで理解していた」ことになるが、
本当かはどうかまでは分からない。何しろブルバキは抽象論が主体なのでね。

>>134-135は本当。
論文は、言語は日本語、ノートに鉛筆でもよい訳ね。
まあ、当時は主なボールペンのインクは水性だったようだし、そりゃそうでしょう。
普通、ボールペンや万年筆は、「鉛筆」ではなく「ペン」というでしょう。 
鉛筆でダメだとすると、戦時中の人は何で論文書いたのか? という問いが生じる。
論文は言語は日本語、ノートに鉛筆、これ書き易い。複雑な式や図はフリーハンドに尽きる。
昔は日本語のジャーナルもあった。私もそうしようとは思っているのだが、
ただ、書いたノートを誰に送ればいいのかが分からない。
159: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/07/12(日) 15:04:56.00 ID:si4MyG9v(21/21) AAS
>>134 ついで
堀川穎二
http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20101025/1288006574
hiroyukikojimaの日記 2010-10-25 読者に優しい数学書を書く技術
抜粋
ここ数日、堀川 穎二『複素関数論の要諦』日本評論社を読みふけっている。そして、めちゃくちゃ感動している。数学書でこんなに興奮するのは久々のことだ。

複素関数論の要諦 堀川穎二 日本評論社 2003/03

 本書は、堀川先生が東大の数学科進学の決まった2年生に行った講義を忠実に収録している。
その忠実さったらすごくて、演習問題も、期末テストも、それについてのコメントも、成績の分布も、成績評価基準も、追試の点数と人数も、学生から採ったアンケート結果までも、なんでもかんでも掲載されている。

 最も感動したのは、解説の方針について書いてある「使用上の注意」の部分。少し長いけど、引用しよう。

「数学の論文は、数式の部分も含めて、文章として読めるように書かなければいけません」と小平邦彦先生によく言われたので、なるべく、日本語として自然に読める文章を心がけた。
そのために、正確さが犠牲にされた部分が少しはあるかもしれない。
内容の配置も、頭で理解していく流れに沿った順序になるように努力した。いずれ、そうでなくとも読めるようになることが必要であるが、初学者はそういった、本質的でないところでつまづく可能性が高いのでその点に配慮したのである。
数学の文章は、''読めば分かる''のではなく、''分かっているから読める''という側面がある。著者が何を言おうとしているのかが分かる文章を読むことによって、''分かる''ための技術を身につけないと''読める''ようにはならない。

「数学の文章は、''読めば分かる''のではなく、''分かっているから読める''という側面がある」とはけだけ名言だと思う。
ぼくは常々、数学書を書く数学者はなんであんなに無機的な書き方ができるんだろう、なんでもっと読者が分かる工夫をしないんだろう、といぶかっていたのだけど、最近その理由に思い当たった。
以下略
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