[過去ログ] 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む13 [転載禁止]©2ch.net (654レス)
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243
(4): 132人目の素数さん [sage] 2015/04/30(木) 14:47:55.29 ID:PyBj3q1M(1/6) AAS
>>241
大体こんな感じ。

環同型写像f:R→Rを一価の実関数として扱う。fのQへの制限をgとする。
と、任意のx∈Qに対してf(x)=xであり、g(x)=xである。
点a∈Qを任意に取る。ε>0を任意に取る。εに対して定まる実数δ(ε)>0をδ(ε)=εとすれば、
g(a)=aから、確かに|x−a|<δ(ε)のとき|g(x)−g(a)|<εとなる。
ε>0は任意だから、gは点a∈Qで連続である。点a∈Qは任意だから、g:Q→Qは連続である。
よって、f:R→RはQにおいて連続である。ここに、fは環同型写像だから、
任意のx、y∈Rに対してf(x+y)=f(x)+f(y)であり、f(0)=0なることに注意する。
244
(7): 132人目の素数さん [sage] 2015/04/30(木) 14:51:50.12 ID:PyBj3q1M(2/6) AAS
>>241
(>>243の続き)
[第1段]:任意のx∈Rに対してf(x)=x・f(1)なることを示す。
(1)、x>0のときf(x)=x・f(1)なることを示す。
[小1段]:f(x)、x>0が連続であることを示す。
yを実変数とする。点x∈(0,∞)を任意に取る。点ε∈(0,+∞)を任意に取る。
{b_k}をεに収束する任意の単調増加な正の有理数列とする。自然数k=1,2,…を任意に取る。
と、0<b_k<εであり、任意のy∈Qに対してf(y)=yだから、有理数の稠密性から
b_k>0に対して或る(b_k)(h)∈Qが存在して。b_k>|f(x+(b_k)(h))|、x+(b_k)(h)∈Rとなる。
{b'_j}を各j=1,2,…に対してb_k>|f(x+b'_j)|、x+b'_j∈Rを両方共に満たし
かつ0に収束するような任意の単調減少な正の有理数列とする。
自然数j=1,2,…を任意に取る。すると、y_j=x+b'_jとすれば、y_j∈Rであり、b_k>|f(y_j)|である。
点a∈Qを任意に取って、b_kに対して定まる実数δ(b_k)>0がδ(b_k)>max(b_k,|y_j|)を満たすとする。
すると、|y_j|<δ(b_k)であり、|f(x+a)−f(a−b'_j)|=|f(x+b'_j)|=|f(y_j)|<b_k。
よって、y_jをy−y_jで置き換えれば、|y−y_j|<δ(b_k)のとき、|f(y−y_j)|=|f(y)−f(y_j)|<b_kとなる。
自然数j=1,2,…は任意だから、j→+∞として考えれば、y_j=x+b'_j→x+0であり、
よって、|y−x|<δ(b_k)のとき、|f(y)−f(x)|<b_kとなる。
自然数k=1,2,…は任意だから、j→+∞として考えれば、b_k→ε−0。
よって、或る自然数N(ε)が存在して、k>N(ε)なる自然数kを任意に1つ選んで、ε>b_kに対して
定まる実数δ(ε)>0を=δ(b_k)とすれば、|y−x|<δ(ε)のとき、|f(y)−f(x)|<εとなる。
点ε∈(0,+∞)は任意だから、εを(0,+∞)上で走らせれば、任意のε>0に対してfは点xで連続である。
点x∈(0,+∞)は任意だから、xを(0,+∞)上で走らせれば、f(x)は任意の点x∈(0,+∞)で連続である。
245
(3): 132人目の素数さん [sage] 2015/04/30(木) 14:53:34.96 ID:PyBj3q1M(3/6) AAS
>>241
(>>244の続き)
[小2段]:x>0のときf(x)=x・f(1)なることを示す。点x∈(0,∞)を任意に取る。
{a_k}をxに収束する正の有理数列とする。2つの自然数m、n>0を任意に取る。
と、f(n)=f(1+…+1)(1はn個)=n・f(1)。また、1=m・(1/m)から同様に、
f(1)=m・f(1/m)であり、f(1/m)=f(1)/m。よって、f(n/m)=n・f(1/m)=n・(f(1)/m)=(n/m)・f(1)。
自然数m、n>0は任意だから、m、n>0を同時に走らせれば、各k=1,2,…に対してf(a_k)=a_k・f(1)。
よって、k→+∞とすれば、a_k→xであって、f(x)=x・f(1)を得る。
点x∈(0,∞)は任意だから、x>0のときf(x)=x・f(1)である。     ((1)終)
(2)、x<0のときf(x)=x・f(1)なることを示す。
任意のx∈Rに対してf(x+(−x))=f(x)+f(−x)=0であり、f(−x)=−f(x)だから、(1)と同様に考えればよい。
(1)、(2)から、確かに任意のx∈Rに対してf(x)=x・f(1)である。
つまり、c=f(1)とおけば、任意のx∈Rに対してf(x)=cx。
[第2段]:cを求めて、任意のx∈Rに対してf(x)=xなることを示す。
ここで、f:R→Rは環同型写像だから、1=1・1から、f(1)=(f(1))^2。また、f(1)=c。
従って、c=c^2から、c=0またはc=1。c=0とすると、f(x)=0であり、
定値関数fは逆関数を持たないから、f:R→Rは環同型写像ではないことになって矛盾。
一方、c=1とすると、f(x)=xであり、fは逆関数を持ち、f:R→Rは確かに環同型写像となり、
満たすべき条件をすべて満たす。故に、c=1であり、fはf(x)=xと一意に定まる。
246
(2): 132人目の素数さん [sage] 2015/04/30(木) 15:02:44.04 ID:PyBj3q1M(4/6) AAS
>>241
>>244
>自然数k=1,2,…は任意だから、j→+∞として考えれば、b_k→ε−0。
の「j→+∞」は「k→+∞」と訂正。
248
(3): 132人目の素数さん [sage] 2015/04/30(木) 15:45:42.68 ID:PyBj3q1M(5/6) AAS
>>241
>>244
>{b_k}をεに収束する任意の単調増加な正の有理数列とする。
の「単調増加な正の有理数列」は「実数列」と訂正。あと、
>b_k>0に対して或る(b_k)(h)∈Qが存在して。b_k>|f(x+(b_k)(h))|、x+(b_k)(h)∈Rとなる。
>{b'_j}を各j=1,2,…に対してb_k>|f(x+b'_j)|、x+b'_j∈Rを両方共に満たし
>かつ0に収束するような任意の単調減少な正の有理数列とする。
の部分の「或る(b_k)(h)∈Q」は「或る(b_k)(h)∈R」、「有理数列」は「実数列」と訂正。
249
(2): 132人目の素数さん [sage] 2015/04/30(木) 15:52:48.84 ID:PyBj3q1M(6/6) AAS
>>241
いや、>>248(>>244)の上の部分の
>{b_k}をεに収束する任意の単調増加な正の有理数列とする。
では、「有理数列」を「実数列」と訂正。
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