[過去ログ] 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む13 [転載禁止]©2ch.net (654レス)
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357
(3): 132人目の素数さん [sage] 2015/05/07(木) 08:49:56.37 ID:1uRQ/Opw(1/11) AAS
>>356
>>330-334の証明の訂正出来た。
環同型写像f:R→Rを一価は実関数である。任意の点x∈Qに対してf(x)=xである。
[第1段]:任意のx∈Rに対してf(x)=x・f(1)なることを示す。
(1)、x>0のときf(x)=x・f(1)なることを示す。点x∈(0,+∞)を任意に取る。
{a_k}をxに収束する正の有理数列とする。2つの自然数m、n>0を任意に取る。
すると、f(n)=f(1+…+1)(1はn個)=n・f(1)。また、1=m・(1/m)から同様に、f(1)=m・f(1/m)であり、f(1/m)=f(1)/m。
よって、f(n/m)=n・f(1/m)=n・(f(1)/m)=(n/m)・f(1)。
自然数m、n>0は任意だから、m、n>0を同時に走らせれば、各k=1,2,…に対してf(a_k)=a_k・f(1)。
よって、k→+∞とすれば、a_k→xであって、f(x)=x・f(1)を得る。
点x∈(0,+∞)は任意だから、x>0のときf(x)=x・f(1)である。 ((1)終)
(2)、x<0のときf(x)=x・f(1)なることを示す。
任意のx∈Rに対してf(x+(−x))=f(x)+f(−x)=0であり、f(−x)=−f(x)だから、(1)と同様に考えればよい。
(1)、(2)から、確かに任意のx∈Rに対してf(x)=x・f(1)である。つまり、c=f(1)とおけば、任意のx∈Rに対してf(x)=cx。
358
(4): 132人目の素数さん [sage] 2015/05/07(木) 08:51:26.47 ID:1uRQ/Opw(2/11) AAS
>>356
(>>357の続き)
[第2段]:cを求めて、任意のx∈Rに対してf(x)=xなることを示す。
ここで、n≧2なる自然数nを任意に取る。f:R→Rは環同型写像だから、
1=1^nから、f(1)=(f(1))^n。また、f(1)=c∈R。従って、c=c^nを得る。
ここで、nについて場合分けをする。
Case1):nが3以上の奇数のとき。n−1は2以上の偶数なることに注意すると、
c=c^nの実根はc=0またはc=±1であって、これら3つに限る。
ここで、cが取り得る値c=0、c=±1が条件を満たすか否かを調べる。
Case1-1):c=0とする。f(x)=0であり、f:R→Rは環同型写像だから実関数f(x)=0は逆関数を持つ。
これは、定値関数fは逆関数を持たないことに反し矛盾する。よって、c≠0。
Case1-2):次にc=−1とする。すると、f(x)=−xである。よって、f(1)=−1。
f:R→Rは環同型写像だから、m≧2なる偶数mを任意に取ると、(f(1))^m=f(1)が成り立ち、
よって(f(1))^m=1から、1=−1が成り立つことになるが、これは1≠−1に反し矛盾する。よって、c≠−1。
Case1-3):一方、c=1とする。すると、f(x)=xであり、fは逆関数を持ち、f:R→Rは
確かに環同型写像となり、満たすべき条件をすべて満たす。故に、c=1であり、fはf(x)=xと求まる。
Case1-1〜Case1-3から、nが3以上の奇数のとき、c=1でありfはf(x)=xと求まる。
Case2):nが正の偶数のとき。n−1は正の奇数なることに注意すると、
c=c^nの実根はc=0またはc=1であって、これら2つに限る。
ここで、cが取り得る値c=0、c=1が条件を満たすか否かを調べる。
Case2-1):c=0とする。Case1-1と同様に考えると、c≠0。
Case2-2):c=1とする。Case1-3と同様に考えると、f:R→Rは
満たすべき条件を満たし、c=1であり、fはf(x)=xと求まる。
Case2-1、Case2-2から、nが正の偶数のとき、c=1でありfはf(x)=xと求まる。
Case1、2から、c=1であり、fはf(x)=xと一意に求まる。
n≧2なる自然数nは任意だから、自然数変数nを条件n≧2の下で走らせて考えれば、fはf(x)=xと一意に定まる。
359: 132人目の素数さん [sage] 2015/05/07(木) 08:53:08.06 ID:1uRQ/Opw(3/11) AAS
>>356
(>>358の続き)
[第3段]:実関数f(x)=xがワイルドな自己同型写像でないことを示す。
実関数f(x)=xについて、fは恒等関数I_Rに等しく、任意のx∈Rに対してx=x±i・0だから、
fの複素共役はf自身になって、fはワイルドな自己同型ではない。
[第4段]:>16についての話の意味で、Rのワイルドな自己同型写像は存在しないことを示す。
任意のx∈Qに対してf(x)=xなる環同型写像f:R→Rは一意にf(x)=xと定まる
から、Rのワイルドな自己同型写像は存在しない。
360: 132人目の素数さん [sage] 2015/05/07(木) 09:19:26.53 ID:1uRQ/Opw(4/11) AAS
>>356
>>125>>127の方が証明としては簡単だな。
本来f(x+y)=f(x)+f(y) x、y∈Rは任意 なる関数f:R→Rは1点で連続ならf(x)=x・f(1)となるんだが、
選択公理というかハメル基底の存在を認めるとf(x+y)=f(x)+f(y) x、y∈Rは任意 なる方程式について
無限個の解fが存在し、かつf(x)=x x∈Qは任意 なる条件のために、上の手法というか命題が使えなくなるのな。
ハメル基底の定義から、必ず或る有理数はハメル基底に属すんだが。
361: 132人目の素数さん [sage] 2015/05/07(木) 09:24:47.33 ID:1uRQ/Opw(5/11) AAS
>>356
>>357の最初の文「環同型写像f:R→Rを一価は実関数である。」は「環同型写像f:R→Rは一価の実関数である。」と訂正。
363
(4): 132人目の素数さん [sage] 2015/05/07(木) 09:41:22.29 ID:1uRQ/Opw(6/11) AAS
>>356
>>362
じゃあ、今度からは任意のx∈Rに対してf(x)=x・f(1)なることの証明だけ出来次第書く。
>>358は問題ないから省略。
364
(1): 132人目の素数さん [sage] 2015/05/07(木) 09:56:39.55 ID:1uRQ/Opw(7/11) AAS
>>356
>>362
いや、>>363のようなことをすること自体ムリだから、>>125>>127と同様に

実数体Rは通常の加減乗の演算について環であり、関数f(x)=xについてf:R→Rは環同型写像で、
確かにfは体Qの体R上の自己同型であってf∈AutQ(R)であり、AutQ(R)≠φ。
今、f∈AutQ(R)を任意に取る。fは体Rの部分環Rの同型写像だから、
点x∈[0,+∞)を任意に取りx=u^2とすれば、f(x)=f(u^2)=(f(u))^2≧0。
よって、x≦yなる2点x、y∈Rを任意に取ってy=x+z、z∈Rとすれば、f(y)≧f(y)−f(z)=f(y−z)=f(x)。
ここで点x∈Rを再度任意に取る。ε>0を任意に取る。すると、有理数の稠密性から、
両方共に或るr、s∈Qが存在して、r<x<s、0<s−r<ε。ここで、任意のx∈Qに対してf(x)=xであって、
r=f(r)≦f(x)≦f(s)=sだから、−ε<−s+r≦f(x)−s≦f(x)−x≦s−x≦s−r<ε、
よって、0≦|f(x)−x|<ε。ε>0は任意だから、ε>0を走らせてε→+0とすれば、
f(x)=xを得る。点x∈Rは任意だから、任意のx∈Rに対してf(x)=x。

で終了。
365
(3): 132人目の素数さん [sage] 2015/05/07(木) 14:30:54.62 ID:1uRQ/Opw(8/11) AAS
>>356
>>363の方法で出来たので書く。今度はxを有理数変数とかせずに
最初から実変数としているから>>347のような問題はないとは思う。
尚、>>358以降は内容的に殆ど同じこと書くだけだから省略。

環同型写像f:R→Rは一価の実関数である。任意のx∈Qに対してf(x)=xである。
[第1段]:直線R上の或る点x∈Qで実関数f(x)が連続なることを示す。
矛盾に導くため、直線R上の如何なる点x∈Qにおいてもfが不連続であったとする。
点a_1∈Qを任意に取る。すると或るε_1>0が存在して任意のδ_1>0に対して
|x−a_1|<δ_1であって|f(x)−f(a_1)|>ε_1となる。
点a_2∈Qを任意に取る。すると或るε_2>ε_1が存在して任意のδ_1>δ_2>0なるδ_2に対して
|x−a_2|<δ_2であって|f(x)−f(a_2)|>ε_2となる。
以下同様に帰納的に考えると、各k∈N\{0}に対して、次の2つの条件
(1)、点a_k∈Qを任意に取ると或るε_k>0が存在して任意のδ_k>0に対して
|x−a_k|<δ_kであって|f(x)−f(a_k)|>ε_kとなる。
(2)、点a_{k+1}∈Qを任意に取ると或るε_{k+1}>ε_kが存在して
任意のδ_k>δ_{k+1}>0なるδ_{k+2}に対して
|x−a_{k+1}|<δ_{k+1}であって|f(x)−f(a_{k+1})|>ε_{k+1}となる。
を両方共に満たすような3つの実数列{a_k}、{ε_k}、{δ_k}が存在する。
ここに、{ε_k}は上に有界な単調増加列であり、{δ_k}は下に有界な正の単調減少列である。
よって、或るN≧2なる自然数Nが存在して、n≧Nのとき
|x−a_n|<δ_nであって|f(x)−f(a_n)|>ε_nであり、δ_n<ε_nとなる。
{δ_k}は下に有界な正の単調減少列であり、その下限Mに収束するから、
或るN'≧2なる自然数N'が存在して、n≧N'のとき|x−a_n|<M<|f(x)−f(a_n)|となる。
ここで、n≧N'なる任意の自然数nに対してa_n、ε_n、δ_nは何れも定義されるから、
{δ_k}の下限Mは=0である。従って、或る自然数nが存在して、|x−a_n|≦M=0からx=a_nであり、
故に、|f(x)−f(a_n)|=0となる。しかし、これは|f(x)−f(a_n)|>ε_n>0なることに反し矛盾する。
故に、直線R上の或る点x∈Qで実関数f(x)は連続である。
ここに、fは環同型写像だから、任意のx、y∈Rに対してf(x+y)=f(x)+f(y)であり、f(0)=0なることに注意する。
366
(2): 132人目の素数さん [sage] 2015/05/07(木) 14:33:05.13 ID:1uRQ/Opw(9/11) AAS
>>356
(>>365の続き)
[第2段]:任意のx∈Rに対してf(x)=x・f(1)なることを示す。
(1)、x>0のときf(x)=x・f(1)なることを示す。
[小1段]:f(x)、x>0が連続であることを示す。点ε>0を任意に取る。
すると、有理数の稠密性から0<b<εなる有理数bが存在する。a>0なる有理直線Q上の点aでf(x)が連続とする。
hをa>h>0なる実変数とする。すると、x+h=x+a−(a−h)であり、f(x+h)=f(x+a)−f(a−h)である。
X=x+a、Y=a−hとおく。すると、X−Y=x+hであり、XはX>aなる実変数であって、
Yはa、hに対して定まるようなa>Y>0なる実変数である。実関数f(x)、x>0が点aで連続なることに着目すると、
実関数f(X)、X>aについてX→a+0のときf(X)→f(a)であり、実関数f(Y)、a>Y>0について
Y→a-0のときf(Y)→f(a)であって、2つの実関数f(X)、X>a、f(Y)、a>Y>0は両方共に点aで連続であるから、
bに対して或る正の実数δ(b)が定まって、|X−a|<δ(b)/2のとき|f(X)−f(a)|<b/2であり、
|Y−a|<δ(b)/2のとき|f(Y)−f(a)|<b/2である。ここで、|X−a|<δ(b)/2なる点X、|Y−a|<δ(b)/2なる点Yを
両方共に任意に取る。すると、X−a、a−Y<δ(b)/2から0<X−Y<δ(b)となる。また、|f(X)−f(a)|<b/2、
|f(Y)−f(a)|<b/2が両方共に成り立ち、Y=|f(X)−f(a)|+|f(Y)−f(a)|とおくと、Y<bであり、
3角不等式からY≧|f(X)−f(Y)|だから、|f(X)−f(Y)|<b。よって、|X−Y|<δ(b)、|f(X)−f(Y)|<b
が両方共に成り立つ。|X−a|<δ(b)/2なる点X、|Y−a|<δ(b)/2なる点Yは両方共に任意だから、
Xを条件|X−a|<δ(b)/2の下で、Yを条件|Y−a|<δ(b)/2の下で、両方共に同時に走らせれば、
|X−Y|<δ(b)のとき|f(X)−f(Y)|<bとなる。εに対して定まる正の実数δ(ε)を=δ(b)とすれば、
ε>bから、|X−Y|<δ(ε)のとき|f(X)−f(Y)|<εとなる。よって、実関数f(X)、X>aの(0,+∞)への
拡大f(X)、X>0、実関数f(Y)、a>Y>0の(0,+∞)への拡大f(Y)、Y>0について、
|X−Y|<δ(ε)のとき|f(X)−f(Y)|<εである。点ε>0は任意であるから、
εを条件ε>0の下で走らせれば、実関数f(x)、x>0は連続である。
367
(1): 132人目の素数さん [sage] 2015/05/07(木) 14:35:13.24 ID:1uRQ/Opw(10/11) AAS
>>356
(>>366の続き)
[小2段]:x>0のときf(x)=x・f(1)なることを示す。点x∈(0,+∞)を任意に取る。
{a_k}をxに収束する正の有理数列とする。2つの自然数m、n>0を任意に取る。
すると、f(n)=f(1+…+1)(1はn個)=n・f(1)。また、1=m・(1/m)から同様に、f(1)=m・f(1/m)であり、
f(1/m)=f(1)/m。よって、f(n/m)=n・f(1/m)=n・(f(1)/m)=(n/m)・f(1)。
自然数m、n>0は任意だから、m、n>0を同時に走らせれば、各k=1,2,…に対してf(a_k)=a_k・f(1)。
よって、k→+∞とすれば、a_k→xであって、f(x)=x・f(1)を得る。
点x∈(0,+∞)は任意だから、x>0のときf(x)=x・f(1)である。 ((1)終)
(2)、x<0のときf(x)=x・f(1)なることを示す。
任意のx∈Rに対してf(x+(−x))=f(x)+f(−x)=0であり、f(−x)=−f(x)だから、(1)と同様に考えればよい。
(1)、(2)から、確かに任意のx∈Rに対してf(x)=x・f(1)である。
つまり、c=f(1)とおけば、任意のx∈Rに対してf(x)=cx。
368
(1): 132人目の素数さん [sage] 2015/05/07(木) 14:57:20.44 ID:1uRQ/Opw(11/11) AAS
>>356
>>365の第1段は次のようにウマく訂正して読んで。「点x∈Rが存在する」を書き忘れちゃったところがある。
>|x−a_1|<δ_1であって|f(x)−f(a_1)|>ε_1となる「点x∈Rが存在する」。
>|x−a_2|<δ_2であって|f(x)−f(a_2)|>ε_2となる「点x∈Rが存在する」。
>|x−a_k|<δ_kであって|f(x)−f(a_k)|>ε_kとなる「点x∈Rが存在する」。
>|x−a_{k+1}|<δ_{k+1}であって|f(x)−f(a_{k+1})|>ε_{k+1}となる「点x∈Rが存在する」。
>|x−a_n|<δ_nであって|f(x)−f(a_n)|>ε_nであり、δ_n<ε_nとなる「点x∈Rが存在する」。
>或るN'≧2なる自然数N'が存在して、n≧N'のとき|x−a_n|<M<|f(x)−f(a_n)|となる「点x∈Rが存在する」。
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